方位取りに導かれた聖地の奇跡! 伊豆・白濱神社に「天空の鳥居」が出現!/叶ここ

文・写真=叶ここ

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    伊豆七島の神々を迎える白濱神社の空に、輝く鳥居が出現した! 地上の聖地に呼応して、天空に神々の世界へ通じる門が開いたのか!?

    方位取りが導いた古代の聖地

     空に鳥居が浮かんでいる!?
     スマートフォンの写真フォルダに2枚、撮った覚えのない写真が紛れていた。フォルダの写真の前後にあったのは、海辺で撮影した風景。記憶を辿れば確かに2枚だけ、カメラを見ずに空に向かってシャッターを切ったことを思い出した。

     その日の太陽は画面越しにも見られないほどの強い光で、太陽のだいたいの位置を想定してシャッターを切った。画像をよく見てもらえば、太陽らしき白い丸い光が鳥居の右端に映っているのが確認できると思う。
     筆者は確かに空の写真を撮ったのだ。晴天だったので、写真のような薄暗い空ではなかったのだが、鳥居の映ったこの2枚の写真だけはなぜか薄暗く靄もやがかかって写っている。
     これはトリミングをしていない元写真である。太陽に向けて撮影しただけで、写真の中央に、そこにはない鳥居が出現するとは……。
     また、前後の写真にはGPSの位置情報が記録されていたが、この2枚の写真だけ日時しか記録されていなかった。その日その時間に撮ったのは間違いないのだが……。

    古文書の「三宅記」が伝わる白濱神社にて、大明神岩に立つ鳥居で祈る筆者。ここは伊豆七島の神々を迎える場所で、写真右手方向に大島が見える。

     撮影日を詳しく振り返れば、2017年8月某日のこと。
     占い師で魔女でもある筆者はその日、方位取り(開運や祈願成就を目的とした中国式の術)の実践のため、伊豆半島へと向かった。東京から南西方向。半かけて三島から伊豆半島を半周し、下田にある伊
    古奈比咩命神社(通称:白濱神社)にたどり着いた。
     この伊古奈比咩命神社は、伊勢諸島開拓からの古い歴史がある。伊古奈比咩神社に鎮座する「火達山」は、祭祀遺跡として下田市の史跡に指定されている古代遺跡であり、そこに祀られるのは伊豆諸島開拓神の三嶋神の后神であるという。古代遺跡の上に神社が祀られているという土地なのである。

     この写真は、その場所で撮影されたものだ。

    下田の白濱神社にて、太陽に向かって撮影した写真に巨大な鳥居が写っていた。

    神秘的な発光現象も

     筆者は古代の信仰や自然崇拝の土地に縁があり、魔女というものも、アニミズム(自然崇拝)と深い関連がある。父方の日本の名前の方は諏訪神族に由来する。常に川や湖や海のそばにわれわれ一族は住み着いていた。

     不思議なことは次の日も続いた。
     方位取りの目的で、伊豆から箱根九頭竜神社の本宮へ向かった。その日は占い師仲間と箱根湯本で合流することになっていたのだが、電車のダイヤが乱れて空き時間ができたため、ネット検索で見つけた箱根神社・箱根九頭龍神社の分社の滝、玉簾ノ滝に向かうことにした。
     その滝でご挨拶と祈りを始めると、なんと、ここで、私の体が白く発光しはじめた。また、その後に向かった九頭竜神社では深く濃い濃霧が発生し、赤い鳥居が金色に写るという現象も起きている。神秘写真のオンパレードである。

    翌日、箱根九頭龍神社の分社の滝、玉簾ノ滝にて祈る筆者。白く発光しているようだ。
    九頭竜神社では赤い鳥居が金色に光って撮影された。

     今回伺ったのはすべて水の神。海、滝、湖とそれぞれではあるが、初日に伺った下田から、九頭竜神社のある芦ノ湖は真北というのも、何か縁を感じるものがある。
     天空に現れた鳥居は、筆者が訪れた地上の聖地に呼応するものだったのだろうか?
     筆者は、神社や古代遺跡は水脈や鉱脈、断層が関連していると感じている。天空に出現した鳥居は、その関係を紐解くための手がかりを示しているのかもしれない。

    叶ここ

    スペイン人魔術師の祖父、フィリピン人祈祷師の祖母を持つ魔女占い師。ナチュラル・マジックを得意とし、人生を豊かに生きるための方法のひとつとして魔法の世界を伝えている。著書に『魔女が教えるマイルームインテリア風水』(光文社)がある。

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