手のひらを8区分して適性を深掘り!/秋山眞人の「サイキック開運手相術」 第3回

文=秋山眞人

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    日本を代表するサイキックのひとりで、10代から手相学を学んだという秋山眞人さん。古今の文献を精読し、国内外の成功者や著名人の手相を観察しながら、開運に役立つ手相術を練りあげました。最終回となる第3回では、手のひらを8区分して、そこに表れたサインを読み取る方法を伝授していただきます。

    手のひらに表れる白色の紋に注目を!

     第1回と第2回で述べたように、手のひらの気色を読むことは、「何々線」と名づけられたシワを読むこと以上に重要です。とくに、星(白星)・月・花の形をした白色の紋が特定の場所に出てきた場合は、その部位に関連する才能が、強く前面に表れることを意味します。
     白色の紋を見つけるには、手を開いて机の上などに上向きに置き、しばらく力を抜いた状態にしてください。すると、白い部分が表れます。見える形に合わせて、それぞれ星(白星)・月・花と呼びます(下図参照)。
     そして、手のひらは易でいう八卦(坎・艮・震・巽・離・坤・兌・乾)に区分され、どのエリアに白色の紋が出るかで、その人の才能がわかります(下図参照)。
     ふたつのエリアに現れた場合は両方の才能があります。また、神央に現れた場合は、世の中を牛耳るような天下人をサポートする運命の持ち主です。
    
     以下、八卦に対応する8つのエリアに、白色の紋が現れた場合の意味について紹介します。
    
    ◆坎
    【キーワード】心の掘り下げ、心理学、奥行き、インスピレーション、達成へのこだわり
    【向く職業】カウンセラー、セラピスト、職人、専門家、霊能者、水にかかわる仕事
    この場所に白色の紋が出ている人は、興味を持った分野を深掘りすると達人になれます。見えない世界、潜在能力や潜在意識などへの関心も高く、インスピレーションを得て発明や発見にいたることもあります。
    開運のポイントは、コミュニケーション力を高めること。自分の専門性や理解力、物事を掘り下げる力を周囲の人にうまく伝えられましょう。
    
    ◆艮
    【キーワード】歴史、時間、継続力、計画、不動のもの、伝統
    【向く職業】歴史家、作家、伝統継承者、公務員、オペレーター、あまり動かない仕事全般
    この場所に白色の紋が出ている人は、ひとつのことを継続的にコツコツと学び、自分のものにする才覚があります。また、時間やチャンスを味方につけられる人ともいえます。
    開運のポイントは、好き嫌いのみで行動せず、さまざまなタイプの人と交流すること。自然と物事の中心になり、運が開かれ、財を成すでしょう。
    
    ◆震
    【キーワード】エネルギー、音楽、植物、森林、木製の家具
    【向く職業】イベントなどのコーディネーター、流通業関連、IT関連、木に関する業務、大手商社、音楽関連、農業関連
    この場所に白色の紋が出ている人は、人を集めることが得意です。ある種のムードメーカーとなって、周囲の人を楽しませたり動かしたりすることで運気が発展し、能力が向上します。
    逆にいえば、どういう集団に囲まれるかによって能力が左右されますので、よい人たちの中にいることが重要です。
    また、長方形の乗り物と相性がよいので、車、電車、トラックなどを用いる流通業で才能を発揮するでしょう。
    
    ◆巽
    【キーワード】旅、書道、布、風、流行、変化
    【向く職業】自由度の高い営業職、旅行関連、書道家、布を扱う仕事、流行を追う仕事
    この場所に白色の紋が出ている人は、基本的に自由を求めます。自由を追求しながら経済的にも確かな暮らしをすることで運気が伸びていきます。
    キャラクターでいうと、フーテンの寅さんやアラジンでしょうか。1か所に落ちつくのを嫌い、危なっかしい印象ですが、冒険することでうまくいき、周囲をほっこりさせる人です。
    
    ◆離
    【キーワード】炎、情熱、霊的、美しく聞かざる、化粧、文章、映画のスクリーン
    【向く職業】メイクアップアーティスト、映画監督、芸術家、政治家、タレント、デザイナー、火に関連する仕事
    この場所に白色の紋が出ている人は、ファッションや仕草など、外に見える部分を美しく飾ることで運気が発展します。また、そうすることで周囲に強いインパクトを与えるでしょう。
    気をつけたいのは、「自分の顔に泥を塗られた」など、外に向けた部分でトラブルが発生すると、人間関係が感情的にこじれる点です。感情を穏やかに保ちながら人と接するよう心がけ、お洒落にも配慮すると吉です。
    
    ◆坤
    【キーワード】大地、土、母性、愛情、育成、受容、癒し
    【向く職業】陶芸家、教育者、カウンセラー、セラピスト、医師、薬剤師、不動産業、建築業
     この場所に白色の紋が出ている人は、大地、母性、土などと縁が深く、受容力、学習能力、何かを受け取る力や、慈しみ育てる力があります。芸術的なセンスにも恵まれていますが、それ以上に、人の話を聞いたり、人を癒したり、体をリラックスさせるような仕事に向いています。愛情をある種の武器にするのが得意で、人のケアやおもてなしに才能を発揮します。
    
    ◆兌
    【キーワード】お金、経済、蓄財、金属、水、湖、口、食
    【向く職業】銀行員、貴金属関連、声を使う仕事、お笑いタレント、弁護士、営業職、薬剤師
    この場所に白色の紋が出ている人は、お金や経済そのものとの縁が深い傾向にあります。
    また、「兌」は落ちついた静かな水を意味するシンボルなので、湖のそばに住んだり、湖を訪れたりすると運気がアップします。ほか、貴金属にかかわる仕事やキラキラと明るく光る物を扱う仕事にもツキがあります。
    口がキーワードなので、食に関することや言葉を使う仕事に適性があります。
    
    ◆乾
    【キーワード】リーダーシップ、セルフプロデュース、宇宙
    【向く職業】IT関連、銀行員、高級ブランド関連、医師、天文学者、管理職、アスリート
    この場所に白色の紋が出ている人は、集団を率いて成功する運の持ち主です。何事においても率先して前へ出るとよいでしょう。また、新たな運命を切り開く才覚があるので、先端産業で能力を発揮できます。心身が強靭なのでアスリートにも向いています。
    
     以上で手相学のレクチャーを終わります。日々の生活に役立てていただければ幸いです。
    
    (ムー2022年9月号より)

    秋山眞人

    国際気能法研究所所長。1974年に超能力少年としてメディアに登場。日本における精神世界、能力開発の第一人者。各国の王族、政治家、研究者と交流し、国際的なネットワークをもつ。企業のコンサルタント、個人のカウンセリングを行うほか、絵画や映画評論も手がける。「秋山眞人オフィシャルサイト」https://makiyama.jp

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