播磨陰陽師の末裔が指南!! 保江邦夫の陰陽道開運術/実践編
理論物理学者の保江邦夫氏は、かつて播磨陰陽師の首領として活躍した眞殿氏の末裔であるという! 現在、保江氏は積極的に陰陽道のノウハウを役立てるとともに、講演会や著書を通じて一般に広めている。今回は、その
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日本は奇祭列島だ!全国各地で執り行われる奇祭をずらっと紹介する。
目次
日本にはさまざまな神事、祭礼、行事があるが、一風かわった「奇祭」と呼ばれるものも数多い。この記事ではそんな「奇祭」を紹介し、祝祭文化の多様性を感じてみたい。
1月3日/愛知県西尾市
1月3日に愛知県西尾市の熱池八幡宮でおこなわれる、五穀豊穣を祈る祭礼「てんてこ祭り」。その年の厄男6人が太鼓を叩きながら練り歩くことからこう呼ばれるようになったといわれるが、「奇祭」といわれるポイントは厄男のいでたちだ。
男たちは赤い装束に赤い頭巾を巻いた全身真っ赤ないでたちで、腰には男性のシンボルをかたどった大根のつくりものが結わえつけられている。太鼓の音にあわせて厄男たちが腰を振るたび、この大根がなんともユニークな動きをみせるのだ。
熱池八幡宮は平安時代、清和天皇の大嘗祭悠紀斎田に選ばれた場所との伝承がある由緒ある神社で、てんてこ祭りはこのときのお田植え儀式がルーツになったともいわれている。
1月14日/福島県会津坂下町、会津美里町
蒲生氏が会津を治めていた時代にはじまったという長い伝統を持つ奇祭、大俵引き。巨大な俵にむすばれた綱を西と東にわかれた男衆が引っ張りあう寒中の大綱引き大会で、一方が勝てば豊作、もう一方が勝てばコメが高く売れるといわれる。
戊辰戦争以後長く途絶えていたが、戦後昭和31年に古例を調査して復活したという、会津の苦難と復興の歴史を物語る行事でもある。
現在は会津坂下町と会津美里町でそれぞれ開催されていて、大俵は会津美里町の高田大綱引きでは直径3メートル、重さ3トン。会津坂下町の坂下初市大俵引きでは、高さ2.5メートル、重さは5トンにもなるとか。俵を引く引子は一年間無病息災ですごせるといわれ、全国から応募が集まる。
1月15日/北海道木古内町
北海道木古内町の佐女川神社で、毎年極寒の1月15日に行われる祭礼「寒中みそぎ」。社伝によると、天保2年(1831)1月15日早朝に神社守が「ご神体を潔めよ」との夢のお告げを受け、ご神体を抱いて神社前を流れる佐女川で沐浴したのがはじまりという。
現在では、修行者とよばれる若者4人が前々日から神社にこもって水垢離(冷水を浴びる鍛錬)をおこない、15日に海に入ってご神体を清め豊漁豊作を祈願する。みそぎにあわせて例年寒中みそぎフェスティバルもおこなわれ、2023年は提灯行列や花火が予定されているとのこと。
1月20日/千葉県市川市
千葉県市川市の駒形大神社でおこなわれる、にらめっこ×酒飲み対決という珍しい年中行事。行司をはさんで向かい合った氏子ふたりが盃を交わすのだが、途中で笑ったり吹き出したりしてしまったら追加で飲み続けなくてはならないという、嬉しいような厳しいような祭礼なのだ。
しかも注がれる酒はチンチンの熱燗で飲みにくいうえ、周りの人たちはふたりを笑わせようとあえてあれこれ言葉をかけるのだとか。
駒形大神社はフツヌシと平将門を祀る神社で、ご神体は将門の騎馬像だと伝えられる。にらめっこおびしゃも発祥は将門の時代だという説、将門の死後におこなわれた住民と朝廷との和睦を儀式にしたもの、との説などがあるという。
1月28日/静岡県伊豆の国市
平安時代、夜な夜な御所上空に出現しては天皇を苦しめた鵺(ぬえ)という妖怪がいた。サル、トラ、タヌキとヘビを融合させたような不気味な怪物だったが、当代随一の武人・源頼政(みなもとのよりまさ)によって射落とされ、退治された……という有名な物語を再現したのが、伊豆の国市でおこなわれる「鵺ばらい祭り」だ。
伊豆は源頼政の妻・菖蒲御前(あやめごぜん)の出身地で、頼政自身も伊豆をおさめていたという縁から誕生したもので、大中小の鵺に扮した地元中学生が披露する「鵺おどり」も見どころのひとつ。開催は例年1月下旬の日曜日。
ドウドイ(1月1日/沖縄県名護市)
丸太にまたがった男を担ぎ上げ集落を練り歩く祭り。股間が痛ければ痛いほど子孫繁栄のご利益があるとか。
西方水かけまつり(1月1日/福島県三春町)
1月1日、極寒のなか半裸の男たちが泥水をかけあい五穀豊穣や無病息災を祈るみそぎ行事。
婿の胴上げ(1月6日/新潟県南魚沼市)
前の年に婿になった新郎を胴上げする。むかしのお殿様が城下繁栄のためはじめたものとか。
尻振り祭り(1月8日/福岡県北九州市)
正装の宮司たちがかしこまりつつ尻を振る祭り。振れば振るほど豊作になるといわれる。
ヂンガラ餅行事(1月8日/千葉県流山市)
男衆が大きな鏡餅を割って奪いあい、その割れ方で一年の吉凶を占う。
ひげなで祭り(1月第2日曜日/千葉県香取市)
祭りの当番を引き継ぐ氏子が立派なヒゲをなでながら酒を勧める、名前通りの奇祭。
蛇ない(1月8日/兵庫県丹波市)
10メートルにもなる巨大なわらの大蛇をかついで練り歩く。子どもが大蛇にかまれると賢くなるとか。
三池の臼水かぶり(1月9日/福岡県大牟田市)
70kgもの大臼で水をかぶり、その臼をうしろに放り投げる。明治元年の大火がきっかけではじまった火伏せの神事。
道祖神祭り(1月13-15日/長野県野沢温泉村)
高さ10メートルを越える巨大な社殿をつくり、火付け役と防御役がぶつかりあう激しいどんど焼き。
嫁ごの尻たたき(1月14日/福岡県春日市)
1月14日、前の年の結婚した新婦のお尻を子どもたちがわらを束ねた棒でたたく子宝祈願の行事。
四天王寺裸祭り どやどや(1月14日(2023年は中止)/大阪府四天王寺区)
紅白のふんどしを締めた男たちが牛王宝印の護符を奪い合う真冬の裸祭り。
むこ投げ、すみ塗り(1月15日/新潟県十日町市)
前の年に婿入りした新郎を5メートルもの高さから雪のなかに投げ落とすハードな歓迎行事。
ヘトマト(1月16日/長崎市下崎山町)
全身にススを塗ったふんどし姿の男たちが藁玉を奪いあい、3メートルもの巨大な大草履に女性をのせて胴上げする。
湯かけまつり(1月20日/群馬県長野原町)
1月20日、大寒の早朝にふんどし姿の男たちが川原湯温泉の湯をかけあう。参加者見物人関係なくびしょ濡れになる祭り。八ッ場ダム建設で温泉郷が移転したあとも祭りは継続中。
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