空から降ってきた謎の金属板が“無音”で民家に直撃! UFOの機体だった可能性 ほか不思議ニュースまとめ/web MU HOT PRESS
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カリフォルニア沿岸において、たびたび目撃されてきた“未確認潜水物体(アンアイデンティファイド・サブマリン・オブジェクト)”=USO。 近年、その活動が活発化しているのか、目撃事例は急増の一途を辿っている。いったい、この沿岸海域には何があるというのか? 2000年代に報告されている、これらUSO現象事例を俯瞰しながら、その最新仮説を紹介しよう。
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世界に数多あるUFO文献中には、写真を撮ったときには気がつかなかったが、撮った写真の中に思いがけずUFOが写り込んでいた! という事例がたくさん報告されている。ことUFOに関しては、カメラは人間の目よりも素早いのだろうか? 答えはもちろんイエスだ。
そしてもちろんUSOについても、まったく同じことがいえることを証明するUFO/USOケースが、2014年7月半ばのある早朝、マリブーのズマビーチで報告された。風景写真の撮影が趣味の女流アマチュアカメラマンで“ローリー”とだけ名乗る匿名の女性が、そこで海中から空中に飛び出していく不思議な発光物体を偶然撮影したのだ。
ローリーの話では、撮ったときには見たという自覚がなく、ただ大自然の美しい風景を連続写真に収めただけのつもりだったという。ところが、愛用のデジタルカメラを後でチェックしたら、白く光る長方形のUFO/USOがたまたま写り込んでいたのだ。
彼女はさっそく、プレストン・デネット氏という地元でもよく知られる著名なUFO/USO研究家に連絡して、意図せずに撮ったUFO連続写真を見てもらい、USOの可能性を指摘された。


USOも含めてUFO現象とその本格的な研究に関しては、いわば“本場中の本場”のアメリカだけに、この分野で活動する現役の研究者の数も、当然ながら世界でいちばん多い。
そして現在のアメリカのUFO研究界で、とくにUSO問題に関しては、おそらく右に出る者がいないと自他ともに認める第一人者といえば、当地南カリフォルニア在住のベテラン超常現象研究家でSF作家でもある、前出のプレストン・デネットという人物を措いてほかにはないだろう。
デネットはUFOやゴーストやサイキック現象をはじめとする超常現象ジャンルだけでも、すでに著書を24点も発表し、ジャンル内外の新聞雑誌への常連寄稿者であり、さらにアメリカ全土でテレビ、ラジオの出演や講演旅行も精力的にこなしている。
多数の著作の中には、2020年の11月末に出版したばかりの『UFO海中基地』(原題 UNDERSEA UFO BASE)がある。もちろんタイトルが示すように、カリフォルニア南部沿岸一帯で報告されるUFO/USO現象の実を、1986年以来35年かけて、あらゆる角度から調査してきた結果をまとめたものだ。
そのデネットが調査結果を綿密に分析して最終的に導き出したのが、以下のような壮大な作業仮説である。
「カリフォルニア南部沿岸海域の広大な深海底のどこかに、おそらく巨大な“UFO/USO秘密海底基地”が存在する可能性が極めて高いと断じざるを得ない。もっとも有力な候補地点としては、ポイントマグー(マグー岬) 沖合いの深海底を想定できるだろう!」
近くには旧ポイントマグー米海軍航空基地(現在はヴェンチュラカウンティ海軍基地に併合)があるが、この基地は第2次世界大戦中の1942年に建設され、海軍省管轄の航空基地だった(当時はまだ空軍は独立していなかった)。
一方、想定されるUFO/USO秘密海底基地は、前述したように遅くても100年前には建設されていたことになる。だとするとUFO/USO海底基地のほうが、近くの米海軍基地より20年は早く海中に造営された計算になる。
しかしながら、デネットの提示する作業仮説が基本的に正しく、真実を衝いているとしても、当のデネット自身の見解では、それでもまだ真の最終結論とはならない。






これまで見てきたように、UFO/USOはその高度の知的行動ぶりから見て、何らかの人工飛行潜水両用物体であることは明らかだが、問題はその操縦者もしくは飛行潜水操作者が、いったい何者なのかということだ。
デネットの見解によれば、少なくとも大別してAとB、2通りの可能性があるという。
A:アメリカ政府・軍部・民間産業のいずれかないし共同体が、極めて高性能のUFO/USOをある種の秘密兵器として極秘開発し、その性能を見極める極秘実験を繰り返している。
B:地球外高度文明の知的生命体が、彼らに比べれば後発の後進文明にすぎない地球文明の観察・監視・干渉などの目的で飛来し、早ければ地球人類誕生の時点から、遅くても(冒頭で指摘したように)約100年前から密かに活動している。
しかし、デネットはあくまでも現実的な観点に立って、まずAの可能性を否定する。
理由は第1に、われわれの有する飛行装置のプロペラ推進・ジェット進・ロケット推進のいずれもが、推測されるUFO/USOの超高度推進原理(電磁場推進・重力場推進・反重力推進など)に比べて性能がはるかに劣ること。
第2には、UFO/USO現象の多くが人口密集地帯の上空や水中で目撃されること。軍部が秘密兵器の開発実験を人命の危険を無視して実施するはずはない。
第3には、多くのUFO/USO件で、米軍の軍用機や艦船がUFO/USOの追跡・確認に失敗している。仮に軍の秘密実験なら、事前通告などで接近や干渉行為を厳禁されるはずだ。
たとえば1971年前半の某日、核魚雷を搭載したバラオ級潜水艦USSクラマゴアが、極秘任務で北大西洋を浮上走行中、水面下すれすれを巨大な発光体が同艦より高速で追い抜いた。
レイ・サックス(本名)という元乗組員のディスクロージャー(真相暴露)証言によれば、同艦はソナー探知を試みたが、目視はできるのになぜかソナーにはまったく反応しなかったという。
そして第4には、UFO/USOの秘密活動は、何度も指摘するように少なくとも約100年前から続いている。だが、現在から1世紀前すなわち1920年代や30年代には、アメリカはもちろんヨーロッパやアジアのどの国家も、軍事産業がまだ幼年期にあり、UFOやUSOが示威するような極めて高性能なスーパー兵器の生産などは、夢のまた夢の時代だったのだ。
ほかにもUFO/USOの発進地の可能性としては、SFでおなじみの異次元や超次元やパラレルワールドも含まれるだろう。さらにタイムトラベルの可能性も入れるなら、時間線とその分岐線上の未来や過去まで含まれることになり、可能性は無限に近いまでに広がって、結論の出しようがなくなる。
さらにデネットは、グーグルアース(グーグル社が開発したインターネット上の仮バ ーチャル想現実地球儀)の海底地形マップ中のまさに該当地域、カリフォルニア南部沿岸沖合いに存在する、見たところかなり人工的に見える地形構造物を、問題の“UFO/USO海底基地”の可能性に結びつける。
とどのつまり、UFO/USO問題に関しては、デネットはSF作家である前に、まず地に足をつけた緻密な論理をもっとも重んじる専門研究者の立場から、あらゆる証言と証拠に基づいて、次のように推測するのだ。
われわれが今現在対峙させられているのは、地球外のどこかからやってきた高度の知的生命体──平たくいえば“異星人”であり、また彼らが地球上の大海洋の深海底に密かに建設した“秘密UFO/USO海底基地”なのだと。



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