UMA「ネッシー」大捜索の注目すべき成果とは!? 謎の物体とノイズがネス湖の何かを示す
ついに26・27に実施された史上最大のネッシー大捜索。その特筆すべき成果について、今だからこそ整理しておこう!
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カリフォルニア沿岸において、たびたび目撃されてきた“未確認潜水物体(アンアイデンティファイド・サブマリン・オブジェクト)”=USO。 近年、その活動が活発化しているのか、目撃事例は急増の一途を辿っている。いったい、この沿岸海域には何があるというのか? 2000年代に報告されている、これらUSO現象事例を俯瞰しながら、その最新仮説を紹介しよう。
目次
未確認飛行物体、すなわちUFOの問題に強い関心を抱く人でも、北アメリカ大陸の太平洋沿岸部、とりわけ南カリフォルニア沿岸の沖合いに100万平方キロ以上にわたって広がる特定の海域で、少なくとも過去100年にわたって世にも不思議なUFOの活動が密かに続いていることは、恐らくほとんど知られていないだろう。
だが、現実問題としてこの一帯の海域では、海中に出入りする正体不明の発光物体、すなわち“未確認潜水物体(アンアイデンティファイド・サブマリン・オブジェクト)”略してUSO の目撃事件が、長年にわたってひんぴんと報告されているのだ。
もちろんUSOが海中から空中へ飛びだせば、USO変じてUFOとなり、本質的には両者に区別はない。現在の段階ではあくまで仮説の域を出ないものの、このUFO/USOの正体は、地球外のどこかの高度異星文明から発進する極めて洗練された宇宙空間航行装置の可能性が高いと見ることができるだろう。
ただ、USOそのものはその活動の範囲がUFOに比べてはるかに人目につきにくい海上や海中にあるため、必然的にその目撃件数がUFOよりは極端に少なく限られることになる。
見方によってはUFOやUSOの描写とも解釈できそうな古い記録(多く
は口頭の伝承や岩絵・壁画の形で)は、ほとんど人類文明発祥の時点から存在する。
だが、USO問題を歴史的に遡るのは別の機会に譲るとして、ここでは今日ただ今この現代世界で、なぜかとりわけひとつの特定地域に集中して目撃報告が相次いでいるUFO/USO現象の無視できない実態を、可能なかぎり具体的に取り上げたい。
それもわれわれが生きるこの21世紀、西暦2000年代に入ってから、なぜかUSO現象がますます多発しているように見えるカリフォルニア州南部沿岸海域で報告される、UFO/USOがらみの興味深い目撃事件の代表的実例を、事件発生の年代順に従って見ていくことにしよう──
マグー岬のUSO
2002年1月11日、ある匿名の紳士(不便なので、ここでは仮の名をジム・ヘンダーソン氏とする)が、当地カリフォルニアのマグー岬付近の浜辺を散策中にふと、海上30メートル前後の空中を行ったり来たりしている“光球”を発見した。
驚いて見守ると、さらにそのUFOのすぐ下の海中に、同じような光球が2個光っていることに気がついた。この2個も水中で、さかんに行ったり来たりを繰り返していた。空中のUFOも海中のUSOも、その行動から見て何かを一生懸命捜しているようだったが、その動き方は飛行機やヘリコプターとはまったく違っていた。
ヘンダーソンは海岸に立ち止まったまま、視線を上げたり下げたりしながら、UFOとUSOを観察しつづけた。海中のUSOはもちろん、空中のUFOもまったく無音だった。もし何かの音を出していたとしても、打ち寄せる波の音にかき消されていた。ヘンダーソンは自分の証言をこう締めくくった。
「結局、捜し物が見つかったのかどうかは知らないが、30分ほどすると、空中のUFOは急加速しながら飛び去っていった。海中の2個のUSOも、どんどん深みのほうへ沈んで見えなくなったよ」
ラグーナビーチのUSO
2004年11月6日の夜更け、午後10時45分ごろ、チャールズ・ホークス氏(仮名、44歳)は、太平洋沿岸ハイウェイのラグーナビーチとニューポートビーチの間を、車で北上していた。
左手に広がる海洋を見渡したとたん、“真っ白に光り輝くダイヤモンド形物体”が、急スピードで海面めがけてほとんど真っ逆さまに突っ込んでいくのを目撃した。そのダイヤ形物体には、長い光の尾みたいなものもついていた。
「そいつは人工物には出せないような猛スピードで海中に突っ込んだが、車の窓は開けていたのに、何の衝撃音も聞こえなかったし、水飛沫(みずしぶき)も上がらなかった。UFOだか何だか知らないが、何が落ちたのかは見当もつかない。関係当局はカリフォルニア沿岸のあのあたりを、大急ぎで捜したほうがいいと思うがね」
ホークス氏はそれが、飛行機やヘリコプターや隕石の類いではないと確信しているという。キャンプペンドルトン海兵隊基地を発進した秘密兵器の実験機の可能性も考えられなくはないが、同基地はラグーナビーチ海岸の沖合いで秘密実験をするには、はるか南に寄り過ぎているようだ。
どう関係するのかはわからないが、興味深いのは、このダイヤ形物体が海中に落下したように見えたその瞬間、証言者ホークス氏が運転していた愛車のダッシュボードの“エンジンチェック灯”がパッと点いたという。
パロスヴァーデス半島のUSO
「あれはUSOに違いない、と僕は思ったね」
2006年3月15日、パロスヴァーデス半島の沿岸沖合いに不思議な物体を目撃した若い証言者ホルヘ・エルナンデス(仮名)は、確信ありげにそう主張した。もともとUFOに関心があり、USOについても多少の知識があったのだ。
「潜水艦のようなものだが、潜水艦じゃないんだ。あれが海面に浮上してきたときには、ほんとにぶったまげたよ。あの海岸には何度も行っているが、あんなものは一度も見たことがなかった。じっと見守りつづけたが、どう見てもまともなものには見えなかった。水平な造りじゃなく、先っぽだけは水面から出ていたが、後ろのほうは水中に沈んでいた」
物体は800メートルぐらい向こうにあるように見えた。エルナンデスはそれを15分ぐらい見つづけた。それはじっと静止したまま、体勢を変えようとも動こうともしなかった。次の瞬間、だしぬけに水中に沈んで姿を消した。
「潜水艦にしては速すぎる沈み方だった。正体が何だったのかはわからないが、潜水艦ではなかったのは確かだ。もしUFOだったのなら、あいつは水中でも走れる性能があるやつだった」
ニューポートビーチのUSO
複数のUFO/USOがカリフォルニア沖の海中に消えるところに、たまたま居合わせて目撃した人たちもいる。
2007年2月17日の夕方6時40分ごろ、ニューポートビーチ沿いに建っているとある家の改修工事を終えた男性5人が、道具類を片づけながら、沖合い数キロ辺りの空中に、明るく輝く光球が6個、群れているのに気がついた。
群れ方はてんでんばらばらで、6個の光球はそれぞれ、水面から6メートルないし12メートルぐらいまで、さまざまな高さをとって滞空していた。
目撃者のひとりはこう証言する。
「どの光球もコハク色のスポットライトで、真下の海面を照らしだしていた。するといちばん遠い右側のやつが、ゆっくりと降下しはじめ、まもなく海面に達すると、そのまま水中に潜ったのか、視界から姿を消した。ほかの光球も右から左へと順繰りに1個ずつ、間隔は10秒から20秒までとややまちまちながら、まったく同じ行動をとり、最後にすべての光球が水面下に消え去った」
目撃者たちの証言では、このUFO/USO現象が続く間、飛行音はいっさい聞こえなかったし、物体が海中に消え失せるときも、なぜか波飛沫はぜんぜん上がらないように見えたというのだ。
サンタカタリナ島のUSO
カリフォルニア屈指の美しい景観を誇る観光リゾート、サンタカタリナ島を調査に訪れた環境保護活動家ナンシー・ブラッドリーは、自分が目撃したUFO/USO現象について、報告書の中で以下のように記している。
「この日、海には夜明けから、なぜか異様な気配が漂っていた。2009年2月15日、見渡すかぎりの海面で、イルカたちが数百頭あまり、おかしくなったように飛び跳ねながら、全速力で逃げだそうとしていた。たちまち彼らの姿は1頭も見えなくなった──」
イルカたちのそのような異常な行動は、ナンシーは今まで一度も経験した
ことがなかった、だが次の瞬間、彼女はもっと信じられない光景をその目で
見てしまった。頭上に広がる白い雲海中から、だしぬけに巨大な怪物体が悠然と姿を現わしたのだ!
「──白くて巨大な物体で、空中に静止しているときは、最初のうち白い雲とほとんど見分けがつかなかった。だが、見守るうちにその物体が、ゆーらゆーらと微かながら左右に揺れていることに、ふと気がついた。そして30秒ほどすると、突然一直線に急降下して、海中に姿を消してしまった ──」
このときナンシーはたまたまデジタルカメラを持っていたので、この千載一遇のチャンスを逃がさずシャッターを切り、海中に飛び込む寸前のUFO/USOの姿を辛うじて捉えることに成功した。
パロスヴァーデス半島のUSO
もしUFO/USOの活動がこのカリフォルニア南部沿岸海域でとりわけ激しい──というのがまぎれもない真実なら、アメリカの国防総省も米軍当局もとうの昔に気づいているはずだ。マイク・リドリー氏(仮名、41歳)がこの海域ではからずも見かけたカリフォルニア大学スクリップス海洋学研究所の調査船は、いわばそれを裏づける立派な〝証拠〟に相当するだろう。
2012年9月3日の真夜中、午後11時過ぎ、リドリーは無音の火花を散らす発光体が、パロスヴァーデス半島とサンタカタリナ島の中間あたりの海域に落下して、海中に姿を消すのを目撃した。
ごく短時間の不思議な現象だったが、翌朝早い時間に起きた出来事も、リドリーにとってはそれに負けないくらい不思議だった。
USO目撃後わずか4時間ほどで、スクリップス海洋学研究所の全長100メートルの調査船が駈けつけ、それから数日そこに居座ったまま何かを調べていたのだ。
ファーミン岬のUSO
2013年8月1日、同州サンペドロ近郊在住のジョージ・アンダーソン氏(仮名)は、驚くべきUSO現象を目撃した。アンダーソンの自宅は、サンペドロ南方約1.6キロ、太平洋に臨むファーミン岬の断崖から、わずか30メートルたらずの場所にあった。
午前10時半ごろ、テレビを見ていたアンダーソンは、ふと窓外の遠く離れた海上ないしは低空に、何やら“赤い物体”が滞空していることに気がついた。
これまで見てきたように、通常、USOとの遭遇はもっぱら、空中に出現したUFOが水中に飛び込んで姿を消すまでの行動が目撃される、というパターンだった。
だが、ごく稀にその逆パターン──海の深みからUSOが浮上して空中に上昇し、UFOとなって急速に飛び去るところが目撃される、というUFO/USO事件も起こることがある。
マリブーのUSO
2014年4月15日の午後遅く、マリブーの長い臨海ハイウェイを車で南下していたフィリップ・ミラー氏(仮名)は、突然、海上に不思議なものを見つけた。
「初めのうちは船が燃えていると思って、急停車して警察に緊急通報した。スマホを手にして車から出たが、そのときになって燃えてるのは船じゃないと気がついた。でも、その場に踏み止まって観察を始めると、同じようにでかくて丸い光球が、後から後から海中から出てくるので、少し怖くなってきた。
最初のふたつの光球がこっちのほうに飛んでくると、そのまま山並みを越えて、北東の方角に飛び去った。さらに7個の光球が、海岸沿いにまっすぐ飛んでいった。僕はすっかり縮み上がり、両手がわなわな震えて止まらなかった。この光球たちは海中から出てくると、サイズと色をどんどん変化させるように見えた」
それでもフィリップはスマートフォンを構えて、光球たちの映像を撮りまくりだした。
「マリブーの海辺近くに住んでると、UFOを見たという話はしょっちゅうあるんだ。あの光球たちはとても眩しくて大きかったね。でも、写真に撮れたのはこれが初めてだよ!」
ただし撮影者当人の意向で、残念ながら肝心の“光球”群の映像は、少なくとも目下の時点ではまだ公開されていない。
それからひと月もたたない5月10日の早朝、午前3時45分ごろ、今度はマリブーから190キロほど離れたオーシャンサイド在住のマリアン・フィッシャーさん(29歳、仮名)が、海中から浮揚してくる“赤オレンジ色の円球型物体”を目撃した。円球はしばらく滞空してから、だしぬけに内陸の方角へ動き出し、急加速してあっというまに姿を消した。マリアンの証言では、滞空時間はおよそ4分間だったという。
たった4分とはかなり短いが、USOが海中から空中に飛び出すというケースである点が、非常に重要なのだ。
レドンドビーチのUSO
その意味ではこのケースも極めて重要だろう。2014年7月8日の夜、海洋性低温多湿雲(マリン・レイヤー)が厚く垂れこめたレドンドビーチ付近で、それは起こった。
午後9時15分ごろ、ロサンゼルス近郊トーランス市在住のブライアン・キンバル氏(仮名、52歳)が、先ほど表に停めた車をちゃんとロックしたか確しに外へ出たとたん、西方に望む水平線に近い静かな海面から飛び出してゆっくり上昇する、赤オレンジ色のUFO/USOを偶然発見したのだ。
「私はプロのパイロットだから、航空機なら何だろうと必ず識別できる。でも、あれはそうじゃなかった。なんの航行灯も点けていなかった。そいつが海面から300メートルほど上昇したとき、後を追うように海上の同じ地点から、同じような赤オレンジ色の発光体が2個、続けて飛び出してきた!」
ここでブライアンは大声で、成人の息子ふたりを屋外へ呼び出した。そのときまでには、最初の発光体は高度600メートルほどに到達し、発光が白色に変わって輝きが弱くなった。第2の物体は飛行方向を変えて、サンタカタリナ島の北端を目指しはじめた。第3の物体はそのまま上昇を続け、さらにその後から同じような発光体が、海面のほぼ同じ位置からぞくぞく飛び出してきた。
ブライアンはさらに証言を続けた。
「われわれが見守るうちに最初のやつが向きを変えて、われわれのほうに接近しはじめた。頭上近くまでくると、そいつは半透明で、白っぽい色をしていて、不安定にユラユラ揺れているのがわかった。
形状は強いていえば、パラシュート型といったところかな。でも、こいつは明らかにパラシュートなんかじゃなかった! そいつはわれわれの頭上を南の方角に向かって通り過ぎると、すぐ森陰に入ってしまって見えなくなった──」
ほかの発光体がどうなったかについては、ブライアンはとくに言及しなかったのか、残念ながら記録が残されていない。
カールズバッドのUSO
午前6時半ごろ、マリブー南西約160キロのカールズバッドに住むポール・スナイダー氏(仮名、40歳)は、いつものように起き抜けに海辺に出た。
当地独特の美しい海の景色を楽しもうと水平線を見晴らしたその瞬間、白く輝く細長い物体が海上に浮かび出てきた!
「最初は観光用のクルーズ船が朝陽光を浴びているのかなとも思ったが、これまでそんな船は見かけたためしがなかったし、その時点の太陽の方角とも合わなかった」
毎朝外に出るときは必ず首から下げている双眼鏡で眺めると、どうやら
れは船ではなくて、明るく輝く発光体のようだった。スナイダーはこれまたいつも携帯しているスマホを出して、大急ぎでシャッターを切った。それから念のため、妻のスーザン(仮名)を大声で呼び出すと、その不思議な発光体を確認させた。夫妻はそれからもしばらく海岸に佇んで、そのUSOを見守ったが、同じ位置から動かないので、いったん家の中に引っ込んだ。だが、しばらくしてからスナイダーが再び出てきたときには、飛び去ったのか、それとも再び潜水したのか、UFO/USOの姿はもう海上にはなかったのだ。
南山宏
作家、翻訳家。怪奇現象研究家。「ムー」にて連載「ちょっと不思議な話」「南山宏の綺想科学論」を連載。
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