マンモス復活への最新ロードマップを米企業が発表! AIフル活用で10年以内に“子ゾウ”誕生へ

文=webムー編集部

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    約400万年前から1万年前まで生息していたマンモス。その復活という夢に向かって突き進む米バイオ企業が、「2030年代初頭までに」実現させると宣言した!

    想定よりも困難だったマンモス復活

     絶滅したマンモスを現代に蘇らせる――。かねてより何度も現れては(進展が報じられないまま)消えることを繰り返してきた話題だが、実はマンモスの復活は考えられているよりもはるかに複雑かつ困難を伴う事業だという。しかしついに、進捗状況を公表する企業が現れた。

     その企業とは、米テキサス州のバイオテクノロジースタートアップ企業「コロッサル・バイオサイエンシズ」社。マンモスに限らず、絶滅種を復活させる取り組みで世界的注目を集めてきた同社だが、この度、2030年代初頭までにはマンモスの子ゾウを誕生させるとの最新のロードマップを発表したのだ。

     マンモス復活事業において、ベースとなるのは現存する種の中で最もマンモスに近い(DNAの99.6%を共有する)アジアゾウだ。しかし、最新のゲノム解析により、マンモスの身体的特徴を再現するために必要な遺伝子改変は、当初の60か所から150か所以上へと大幅に増加することが判明したという。マンモス特有の長い体毛、ドーム型の頭蓋骨、小さな耳、寒冷地に適応した脂肪蓄積などを再現するためには、より複雑な遺伝子操作が不可欠だったのだ。

     その結果、計画の達成は当初の予定であった「2028年まで」から「2030年代の初頭」へと延期されたが、コロッサル社のベン・ラムCEOは着実にゴールへと近づいていることを強調する。同社の研究チームは現在、遺伝子編集技術CRISPRの応用に加え、最先端のディープラーニングAIシステムを新たに導入。このAIが数百万通りにも及ぶ遺伝子の組み合わせを高速で解析することにより、改変された胚に生じる危険な先天性異常を回避しつつ、最適な遺伝子編集パターンを導き出すことが可能となった。

    イメージ画像:「Adobe Stock」

     ラムCEOは「もはやAIはこのプロジェクトに不可欠な存在だ」と断言。今後さらにAI技術が進歩することで、研究と分析が加速度的に早まる可能性もありそうだ。

    絶滅種復活が生命科学の未来を変える

     一方、同社ではこのプロジェクトが「絶滅したマンモスの完全な遺伝子クローン」を作るものではないと強調する。彼らが目指しているのは、「アジアゾウをベースにした耐寒性ハイブリッド種であり、マンモスの特徴を具えつつ、北極圏の気温でも生存可能な新たなゾウである」と釘を差した。なお、同社はすでにマンモスの毛並みの特徴をもつ「ウーリーマウス」の作成に成功している。

     同社はマンモス復活事業について、それ以外の絶滅危惧種の保護や医学の進歩にも応用できると訴える。また、遺伝子学とAIの組み合わせは生命科学の新たな可能性を切り拓き、人類に多大な恩恵をもたらすと信じているという。

     最新のAIという強力な武器を得て、2030年初頭にマンモスは本当に蘇るのだろうか。少なくとも、これまで絶滅動物の復活を謳いながら進捗状況を社会に発信する企業は見られなかったことから、同社の“本気度”がうかがえる話ではある。

    【参考】
    https://www.ndtv.com/science/woolly-mammoth-to-be-resurrected-with-the-help-of-ai-say-scientists-12112757

    webムー編集部

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