やはりミステリーサークルはただの悪戯ではなかった!? 最新科学が示唆するプラズマ・メッセージという可能性/久野友萬
下火になったミステリーサークル出現だが、実は本当にプラズマによって作られた可能性も否定できないという。さらに、そこにメッセージを込めることも不可能ではなかった!? 最新科学で紐解く!
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ムー編集部に突然の情報提供があった。草むらに奇妙な模様がある--ミステリーサークルが発生したというのだ。
「ミステリーサークルができています。千葉県の、団地です!」
2025年9月19日午後1時。焦りと驚きがにじむ声で、ムー編集部へ突然の情報提供があった。
電話の主は千葉県の某団地に住む男性、Kさん。
なんと、朝起きて、3階の自室から団地の広場を見下ろすと、草むらがきれいな円形になぎ倒されているのを発見したのだという。
現場の写真を送っていただいたところ、確かに、ミステリーサークルと呼べる窪みが確認できた。
サークルの直径は6メートルほど。見たところ、円の中心から右回りに草がなぎ倒されており、渦巻き状のパワーが作用したように見える。夏場に伸び放題だったため、草は60センチほどのびていたそうだ。
Kさんいわく、就寝したのは深夜1時。その時点ではサークルはなかったはずだという。深夜から朝までの間に、これは「発生」したのだ。
また、一昨日の夜から雷がひどかったため、発見当初は局地的な竜巻など気象条件からサークルが発生したのかと思ったそうだ。気象庁に問い合わせるも対処方法が得られなかったため、次に石川県のコスモアイル羽咋に相談し、そこからムー編集部へ、という運びでの情報提供であった。
なんとも数奇なことである。
ミステリーサークルの本場であるイギリスでも、「ミステリーサークル=人工物」という主張および、それを裏付ける情報も数多い。その一方で、毎年に多数の、大型のサークルを自作することは実質不可能であることから、なにかしらの超常現象だという説も根強いまま。
イタズラにしては度を越した労力が必要であり、また風物詩のようになってしまえば話題性や風聞による承認欲求の満足も得られない。それゆえ、魔術的な意図がある「作為」の産物という説まであるほどだ。
千葉県のミステリーサークルについても「イタズラできる場所ではある」とKさん自身が指摘している。場所は団地の棟の間であり、人目につきやすい場所ではあるものの、夜中に何者かが入り込んで円形に草をなぎ倒す、ということ自体は考えられなくはない。直径6メートルほどの大きさはミステリーサークルとしては小さく、「制作」に際して人数や時間をさほど要しないとも思われる。
はたしてこの千葉ミステリーサークルは何者かのイタズラか。またはマジカルな意図をもって描かれたシンボルなのか。局地的な渦巻き状のエネルギーの産物か、超常現象の類いなのか……。
気になるのは、今回のサークルは小さく、シンプルな円形であることだ。
イギリスのミステリーサークルは、90年代の「発生」当初から現在まで、大型化・複雑化が進んでいる。そして現在はドイツやフランスなどヨーロッパ大陸でもミステリーサークルが発生(派生)しているが、そこではやはり、小型でシンプルなサークルに始まって徐々に複雑化していく……というプロセスだった。
千葉でのミニ・ミステリーサークルが、日本でのサークル現象の嚆矢となるのだろうか? この記事をきっかけに「作者」が現れたら、そんな懸念もなにもないのだが。
現地ではすでに草が刈られ、その痕跡はなにもない。
webムー編集部
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