米軍が隠蔽する“円盤型UFO”映像が初流出！ 動力源も熱源もなく飛び回る直径400メートルの巨体

“円盤型UFO”の米軍公式映像３本が初流出

　米軍が非公開を決めた円盤型UFOの映像が、調査報道ジャーナリストのジェレミー・コーベル氏とジョージ・ナップ氏によって流出した。問題の映像は2020年11月、アフガニスタンとパキスタンの国境付近で政府関係者によって撮影されたものだ。

　映像には、雲の合間を縫うように移動する巨大な円盤が収められている。ペンタゴンは、この物体を未確認異常現象（UAP）に分類しており、近年話題となったTicTac（チクタク）UFOとは異なる、いわゆる“クラシックな円盤型”だという。さらに、未加工の熱画像をもとにした強化クリップでは、推進力の兆候が見られないまま、突然方向転換する様子も確認されている。

　コーベル氏は米メディアに対し、「軍が公式にUAPと認定した円盤型の映像が流出したのは、史上初のことだ」と語り、この映像の意義を強調した。

　公開された動画は３本に分かれており、①偵察プラットフォームからの未加工の熱画像、②政府が強化したズーム版、③軍による分析用クリップが含まれている。特に②ズーム版では、物体がフレーム内に侵入しながら進路を変える様子が明確に映し出されており、コーベル氏は「これは映像処理の結果ではなく、実際に動いている物体だ」と断言している。

熱源も動力もない飛行物体

　この物体は、高高度を飛行中の空軍偵察プラットフォームによって任務中に発見されたものだ。内部資料には「雲の中を航行する円盤型」と記されており、映像からは熱の噴出が一切確認できなかった。ジェットやプロペラによる推進があれば赤外線センサーに熱が映るはずだが、まったく反応がなかったという。

　物体の大きさは、推定でなんと直径200～400メートルとされている。ただしコーベル氏によれば、正確なサイズの特定にはさらなる分析が必要とのこと。ナップ氏も、２人のポッドキャスト『WEAPONIZED』で「この映像は本物。信頼できる情報源から提供され、２年以上かけて慎重に検証した」と語っている。

　なお、今回は機密情報の“漏洩”という形になるが、コーベル氏とナップ氏は「市民には知る権利がある」として、情報源の保護に最大限配慮しつつ、公開に踏み切ったという。

　ジェレミー・コーベル氏はこれまでも、米軍が撮影した多数のUFO映像を公開してきた映像作家であり、UFOコミュニティで絶大な影響力を持つ存在だ。近年では、元国防総省関係者の内部告発にも関与し、秘密裏に進行していたUAP調査プログラムの存在を明るみに出した。

　今回の映像公開についても、「これは始まりにすぎない」と語っており、今後さらに衝撃的な情報が明らかになる可能性がある。

【参考】
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-14821713/video-disc-shaped-ufo-military.html