米コロラドの牧場で牛15頭が怪死! 恐怖のキャトルミューティレーション再来か!?

文=webムー編集部

    米コロラド州で、15頭の牛がわずか1日にして原因不明の死を遂げた。これは「キャトルミューティレーション」なのか、現地で困惑の声が広がっている――。

    牛15頭が1日にして怪死

     事件が起きたのは5月8日。米コロラド州フレモント郡コール・クリーク付近にある牧場で、3頭の牛が不可解な死を遂げているのを牧場主のケリー・ヒッグス氏とその夫が発見した。その後、残りの牛たちのことを心配した2人は、自宅近くの監視可能なエリアに移動させたという。

     しかし、事態はそれだけでは終わらなかった。「牛たちは次々に倒れて死んでいったんです。かなりひどい状況でした」とヒッグス氏は回想する。12頭が立て続けに死亡し、結果として、その日のうちに15頭が命を落とす事態に。

     地元当局が徹底的な調査をおこなったものの、これまでのところ成果は上がっていない。牛が飲んだ雨水や牧草地の土壌、大気の成分など、あらゆる要素を検査したが異常は見つからず、血液検査でも死因の決定打は得られなかった。

     調査にあたったフレモント郡緊急管理局のマイケル・クロール氏は、現在も3つの異なる研究所が原因の調査を続けていると説明した。続けて、「決定的な結果は得られておらず、確認すべき項目も尽きつつあります。もしかすると、この奇妙な出来事の原因は解明されないかもしれません」と述べた。

    画像は「CBS NEWS」より引用

     死亡した牛たちは、最近出産したばかりか、出産を控えていた雌牛ばかりで、いずれも牧場で生まれ育った個体だった。また、同時に数頭の子牛も命を落としている。経済的損失は、総額で約6万ドル(約860万円)に上る予想だ。

     ヒッグス氏は、原因が解明されない状況について「誰かが何かを見落としたのでしょうけど、それが誰なのかは分かりません」と語った。そのうえで、この困難な事態にも「それでも、あきらめるつもりはありません」と気丈な姿勢を見せている。

    画像は「CBS NEWS」より引用

     今回の事件について、一部では(牛の遺体が傷つけられていたわけではないが)未知なる存在による「キャトルミューティレーション」の一種ではないかと疑う声も上がり始めている。現代科学では解き明かせない“なにか”が、動き出しているのかもしれない。

    怪死とUFO目撃…… 家畜を襲う奇現象

     家畜が不可解な死を遂げる同様のケースは古今東西、枚挙にいとまがない。最近も2023年に米テキサス州の農場今年に入ってアルゼンチンの農場で、不可解な死を遂げた牛が相次ぎ発見されて大きなニュースになった。いずれのケースでも流血や犯人を示す痕跡は一切なく、死骸の一部が精巧に切除されており、その理由については判明していない。さらに、家畜の不審死事件と前後して、現場となった農場でUFOが目撃されたという報告も数多く存在する。

    アルゼンチンの農場に現れたUFO 画像は「Radio Rafaela」より引用

     こうした一連の現象は、いずれも「キャトルミューティレーション」と呼ばれ、「異星人による生体実験説」「軍や秘密組織の関与説」「カルト宗教による儀式説」など、さまざまな憶測が飛び交ってきたが、その真相はいまだ明らかになっていない。

     牛たちが牧場主の眼前で次々と倒れていくという今回のコロラド州の事件もまた、人類の理解の及ばない力がはたらいた「キャトルミューティレーション」なのだろうか? 真相は闇の中であり、無気味さは増すばかりだ。

    【参考】
    https://www.cbsnews.com/colorado/news/mysterious-deaths-cattle-frustrate-colorado-rancher-xo-cattle-company

    webムー編集部

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