人体自然発火現象(SHC)の深すぎる謎! 犠牲者が直前に訴える“異変”と「ウィック理論」の限界
きわめて稀なケースだが、自らの肉体が発火して死亡するという謎多き死亡事故が報告されている。近年も、6年前にロンドンの路上で起きていたのだ――!
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火のない場所で火傷を負い、家具が燃え、現金まで灰と化した!? ジンバブエの大学教授を襲った、常識では考えられない自然発火現象の恐怖!
アフリカ大陸南部、ジンバブエにある国立科学技術大学の教授であり、ベテランジャーナリストでもあるメトセリ・モヨ氏。6週間前から続いている恐るべき事態によって、同氏の日常は大きく変わってしまった。なんと超自然的な火災が彼を襲うようになったというのだ。
現地メディア「iHarare」によると、ある日突然、モヨ氏は自身の肌が原因不明の炎で焼かれるという恐るべき現象に見舞われるようになったという。助けを求めても家族には火が見えず、怪しむばかり。しかし、モヨ氏の腕には確かに真っ赤な火傷の痕が残されていた。
「突然、肌が焼ける感覚に襲われるのです。家族は私に水をかけてくれるのですが、その後には水ぶくれができています。まるで見えない何かが私を襲っているような感じです」
その後、謎の炎による被害は悪化の一途をたどる。モヨ氏が日常愛用するフォーマルスーツや不動産証書を含む重要な法的文書、高価な革張りのソファ2脚まで焼けてしまったという。近隣住民が実際にモヨ氏の自宅から煙が出ている光景を目撃していながら、駆けつけた消防隊は(電気系統の故障など)火災の原因となる痕跡を発見できなかったと伝えられている。
最も悲惨な出来事は3月末に起こった。モヨ氏が古い家を売却して得た2万ドルもの現金が、灰と化してしまったのだ。モヨ氏も(発火の恐れから)水を入れたバケツに現金を保管しようと考えていたものの、20分だけクローゼットに放置したその隙に悲劇は起きたという。
「妻が悲鳴を上げたので、駆けつけると煙が見えました。現金は灰になりましたが、木製のクローゼットは無傷で、私の服もまったく問題ありませんでした。火はお金だけを狙っていました」
モヨ氏を襲う謎の炎について、現地のナンガ(霊的治療師)は「強力な呪い」が働いていると主張。教会の預言者も、「復讐を求める目に見えない力」の可能性を警告した。科学的にも精神的にも解決策が見えない中、モヨ氏は必死にこう訴えている。
「たとえ無意識であっても、もし私が誰かに悪いことをしていたなら、お願いですから名乗り出てください。償いをさせてほしいのです。家族は眠れず、困っています。誰もいない家を出るのも、家に閉じこもるのも怖いのです。これはお金だけの問題ではなく、私たちの正気の問題なのです」
今回のニュースを聞いて、すぐに「人体自然発火(SHC)」を思い浮かべる読者も多いだろう。その名の通り人間が突然発火し、原型を留めないほど燃え尽きてしまうケースもある一方で、周囲の物品にほとんど燃え移らない不可解な現象であり、過去300年で200件ほどの報告がある。最近では2017年9月に英ロンドン北部の路上で、ジョン・ノーラン氏(当時70歳)が突然炎上。全身に火傷を負い、翌朝帰らぬ人となってしまった。
人体自然発火現象は体内で“なんらかの変化”が起きた結果だと考えざるを得ないが、科学的な説明は今も見つかっていない。一部では、未確認の超微小高エネルギー粒子「パイロトロン」や、人間が持つ思念の力(=サイコキネシス)の一種で「パイロキネシス」による現象だという考えもある。
モヨ氏の事例については、物理学者タバニ・ヌドロブ博士も「標的を定めて火災を起こしても周囲に熱による被害がないのは、既知の科学に反する」と言及している。念力にせよ、なんらかの科学反応にせよ、一体どうやって自然発火を防げばいいというのだろうか。
【参考】
https://iharare.com/supernatural-fires-haunt-nust-lecturer-us20000-up-in-flames/
webムー編集部
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