米軍の公式地図帳に“野生動物”としてビッグフットが掲載されていた! 実在の証拠を掴んでいる可能性

文=webムー編集部

    1975年に米軍が制作した『ワシントン環境地図帳』に、ワシントン州の野生動物としてUMAビッグフットが掲載されていたのだ!

    20万ドルもの費用をかけた地図帳

     米陸軍工兵隊が制作費20万ドルをかけて1975年(当時の通貨レートで約6,000万円)に出版した、114ページにおよぶ『ワシントン環境地図帳』。この地図帳に、驚くべきことにワシントン州の野生動物として「ビッグフット(サスカッチ)」が掲載されており、(発覚事態は2018年のことだったが)いまオカルト界で改めて大きな注目を集めている。

    地図帳の問題箇所。ビッグフットの出現場所まで網羅している。画像は「The Black Vault」より引用

    『ワシントン環境地図帳』は、米軍が数年がかりで編纂したのもので、野生動物のほかにも植物・考古学的遺跡・河川・森林など、ワシントン州について知るべき情報が網羅されている。環境や地理についても詳しく記述され、地図・図表・写真などを添えて構成された充実の1冊だ。

     半世紀前に作られたこの公式米軍地図帳だが、ビッグフット情報の掲載については2018年に一度話題になったことがある。今回改めてスポットライトが当たったビッグフットのセクションを確認すると、ビッグフットのイラストや目撃地点を記した広域マップなどを掲載。ビッグフットが実在するのか議論の余地はあると認めつつ、あたかも“州の定住者”として真剣に扱われている点が興味深い。

     ほかにも足跡の石膏像から判断した足のサイズや顔の特徴といった、ビッグフットの身体的特徴を詳しく掲載。また、FBIの研究所がビッグフットの毛のサンプル検査をおこなった結果として、「既存の種で一致するものは見つからなかった」とも記されていた。

     ただし、FBIによるサンプル検査については、機密解除された政府文書を扱う暴露系サイト「ブラック・ボールト」によって不明確な部分も指摘されている。サンプル検査にまつわる情報公開をFBIに要求したところ、ビッグフットのファイルは見つかったものの『ワシントン環境地図帳』に掲載されていたサンプル検査の情報はなかったそうだ。

    軍は確たる証拠を掴んでいる?

    『ワシントン環境地図帳』に記された文面には、「基本的な生態系の観点からも説明しており、多大な労力を費やした」という内容の一文がある。不明確な情報も掲載されていたとはいえ、軍が地図帳の制作に相当注力していた状況がうかがえるだろう。

    地図帳にはビッグフットに関する詳しい解説も掲載されている。画像は「The Black Vault」より引用

     一方で、「議論の余地がある」としながらもビッグフットの項を設けたことに首を傾げる人は多い。ビッグフットはいまなお未確認生物として人々の好奇心を刺激し続けているが、米軍公式環境地図帳に掲載された事実を踏まえると、「ビッグフットが実在する証拠」を米軍が握っていると考えてもおかしくはないだろう。

     なお『ワシントン環境地図帳』は、文書アーカイブとしてブラック・ボールトのサイトからダウンロードできる。果たしてビッグフットは実在するのか、『ワシントン環境地図帳』から独自に読み解いてみるのも面白いかもしれない。

    【参考】
    https://www.unexplained-mysteries.com/news/383964/bigfoot-was-once-included-in-an-official-us-army-atlas-of-washington-state

    webムー編集部

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