米軍が異星人のボディスーツを分析した「スーツ研究48 アルマゲドン」とは? 着用した人間に驚愕の変化

文=仲田しんじ

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    かつて米軍は、墜落したUFOの乗組員が着用していた高機能ボディスーツまで念入りに分析していたという。そのスーツは、着た者のメンタルに危険な影響を及ぼすというのだ。

    未知の素材で作られたエイリアンスーツ

    「ロズウェル事件」をはじめ、墜落したUFOと乗組員の遺体が回収されたといわれる事件が第二次世界大戦後にいくつも伝えられている。回収の目的の1つに、UFOに使われているエイリアンの高度な技術を分析して再現する「リバースエンジニアリング」が挙げられるが、それはUFOに搭乗していたエイリアンが着用していたボディスーツにまで及んでいたという。

     オルタナティブメディア「Infinity Explorers」の執筆者アンシュ・スリヴァスタヴァ氏は「スーツ研究48 アルマゲドン(Suit Study 48 Armageddon)」と名づけられた極秘プロジェクトで、特別に結成された科学者チームが、墜落死したグレイタイプのエイリアンが着ていたボディスーツを詳しく分析したプロセスの一部始終を説明している。

    “ジョン”と名乗る内部告発者によると、かつて米ネブラスカ州某所に墜落したUFOの残骸の横には複数のエイリアン乗組員の遺体があった。彼らは大きな頭にアーモンド型の黒い目、そして背の低いヒューマノイドという典型的なグレイの姿であった。遺体はそれぞれ、ぴったりとした黄色のボディスーツを着ており、このスーツはすぐに軍の研究対象となったのだ。

     スーツには縫い目、ジッパー、ボタンなどはなく、科学者は人類にとって未知の素材でできていると考えた。軍はこのスーツの秘密を解析することで高度な技術を獲得できる可能性に着目し、極秘のリバースエンジニアリングプロジェクト「スーツ研究48 アルマゲドン」を発足させたのだ。

    画像は「Infinity Explorers」の記事より

    着用した人間に起きた驚愕の変化

     しかし、分析を進めるほどにこのエイリアンスーツのリバースエンジニアリングは途方もない難題であることが判明した。科学者たちは何か月もの間、スーツの構造を解明しようと奮闘し、最終的に彼らはスーツを開閉するためのマジックテープに似た隠れたメカニズムを発見した。だが、これは大きな謎の始まりに過ぎなかったのだ。

     ジョンによると、エイリアンスーツには独自の“知性”があるように見え、着用者の正確な寸法を記憶し、着用するたびに完璧にフィットするように自ら調整しているようだった。

     軍のボランティアの1人がこのエイリアンスーツを試着したのだが、最初、スーツは小さすぎるように思えたが、着ようとする過程でスーツは突然大きくなり、まるで彼のために特注されたオーダースーツであるかのように身体にぴったりとフィットした。

     その後に起こったことは、まったくの想定外だった。着用に成功したボランティアの脳内は、自分のものではない考えやビジョンで溢れかえり、それはたとえば破壊された都市、道路に積み重なった多数の死体、そして廃墟となった地球の光景であった。ボランティアはこれらは単なるランダムなイメージではなく、スーツを最初に着用したエイリアンの記憶と経験であると確信したのだった。

    画像は「Infinity Explorers」の記事より

    リバースエンジニアリングされた技術

     このエイリアンスーツは、前の所有者の記憶も保持しているだけでなく、着用者に他者の心を読み取る影響を与える能力があるようだった。このような技術は、人類がこれまでに経験したことのない高度な技術レベルを示唆していた。

     はたして、プロジェクトではこのエイリアンスーツのリバースエンジニアリングに成功したのだろうか。もし成功していたば、このような技術は戦争時や諜報活動において計り知れない優位性をもたらすことになる。また、エイリアンの技術をこのように使用することの倫理的および道徳的影響をどう考えればよいのか。これらはプロジェクトの存在意義に関わる疑問も残る。

    画像は「Infinity Explorers」の記事より

    偽情報か真実の一端か?

     一方、極秘の軍事プロジェクトや地球外技術に関するあらゆるストーリーには、人を混乱させ惑わすために意図的に作られた“偽情報”であるとの嫌疑がつきまとう。

     一部の懐疑論者は「スーツ研究48 アルマゲドン」の話全体が冷戦時代の偽情報であり、実際の軍事プロジェクトから注意とリソースをそらすために意図されたものだと示唆している。

     しかし、この極秘プロジェクトを最初に暴いた超常現象研究者のニック・レッドファーン氏は、たとえ偽情報であったとしても、部分的な真実が含まれている可能性は大いにあると指摘している。エイリアンの技術が人間の思考や行動に影響を与えるというアイデアは、長年にわたって報告されている多くの超常現象を踏まえると、あり得ない話ではないということだ。

     このエピソードがUFOとエイリアンに関する想像を膨らませる魅力的な話であることは間違いないが、まずはジョンのほかにも内部告発者があらわれるのかが今後の展開の鍵となるだろう。

    【参考】
    https://www.infinityexplorers.com/suit-study-48-armageddon-militarys-secret-alien-technology/

    仲田しんじ

    場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
    ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji

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