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踏切で列車の通過を待つ男性──。なんと3本の脚を器用に使いながら歩いているではないか! いったいこの映像をどう考えたらよいのか!?
カナダ・オンタリオ州南部の小都市ピーターバラにある踏切の前に突如、“3本脚の男性”が出現。その映像がソーシャルメディア上で驚きの声とともに拡散している。
目撃者は、ちょうど踏切で列車の通過待ちをしていた女性ドライバーだ。目を疑う光景に気づき、大急ぎで携帯電話を取り出して撮影したという。動画が共有されると、海外メディアも一斉に動いた。一部メディアでは「前の車から降りてきた」と報じられている。
実際に映像を見てみると、車から降りてくるシーンこそ存在しないが、3本脚の男性がたしかに踏切前をウロウロと歩き回っている。撮影者の女性はよほど衝撃を受けたのだろう。「いったい何を見ているの?」と興奮気味に叫ぶが、当の本人は落ち着き払っている。しかも、3本の脚それぞれがズボンと靴を履き、器用に動作していることから、男性は3本足での生活に馴染んでいることがうかがえる。
それにしても、この映像が本物であるとして、なぜ過去に3本足の男性は話題にならなかったのか。好奇の目で見られることを恐れて隠れながら生活してきたが、考えが変わって外に出る決意を固めたということも考えられるが、真相は不明だ。もちろんフェイクや悪戯だった可能性も捨てきれず、海外ネットユーザーの間では議論が紛糾している。
3本足にまつわる話といえば、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている「八咫烏」の伝説を想起する人も多いだろう。神武天皇の東征時、熊野から大和まで道案内をした烏のことで、熊野では「神様の使い」とされている。そのほか、コロナ禍で話題になった妖怪「アマビエ」や「アマビコ」も3本足だ。
また、今から数十年前には、トイレに落ちている“3本足のリカちゃん人形”が「わたしリカちゃん。呪われてるの」と言葉を発するといった都市伝説が子どもたちの間で広まったことがあり、神聖なイメージがある一方、恐怖をもたらす存在でもあるようだ。
また、世界に目を向けると、シチリア島のシンボルにもなっている“くの字”に曲がった3本脚、「トリスケル」のモチーフもよく知られている。古今東西、人類は少なからず3本脚の存在に思いを馳せ、畏れ敬ってきたことは間違いない。騒動はまだまだ続きそうだ。
【参考】
https://uk.news.yahoo.com/driver-films-bizarre-three-legged-090000540.html
webムー編集部
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