熊本・八代海の怪火「不知火」の謎! UFO、丸目一族、海底ピラミッドも絡む奇現象を現地取材

動画提供=並木伸一郎 構成=本間秀明

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    「ムー」メインライターを務めるオカルト界の重鎮、日本を代表する超常現象研究家の並木伸一郎先生が「並木ミステリーCH」で今こそ明かす“あの事件”の真相!

    八朔の日に八代海で見られる怪火「不知火」とは?

     九州西部に位置する八代海は、九州本土と天草諸島に囲まれた内海だ。熊本県と鹿児島県にまたがるこの地は「不知火海」とも呼ばれる。不知火は、八代海で発生する怪火現象を意味する。

     熊本が「火の国」といわれるのは、火山として有名な阿蘇山に由来すると考えられがちだ。しかし、それは誤りで、不思議な光の不知火が八朔の日(旧暦8月1日)に八代海で見られることに由来する。この現象は『日本書紀』に記述され、絵にも描かれてきた。絵の中では、海や山の上に点々と並ぶ不知火が――。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     海だけでなく空中にも出現する不知火は現代にも記録されており、特に1960年代に多発した。激しい光を撮影した当時の写真も動画内で紹介される。現在は埋め立てによって海域が狭くなっていて、不知火が以前ほど出現しなくなってしまった。

     並木先生は2013年の現地取材で実際に不知火を見たが、それはどのようなものだったのか? その目撃談については動画で確認してもらいたい。

    エイを祀る永尾神社と鎌田山の不思議な井戸を現地取材

     並木先生は、現地取材を通して得た貴重な情報を次々と語っていく。取材先で出会った、不知火を解説する人たちの名字に、なぜか「丸目」が多かったそうだ。不知火が最もよく見える永尾神社の宮司の名字も丸目だった。どうやら丸目一族と不知火は関係が深いようだ。

     永尾神社には魚類のエイが祀られている。その由緒に関する並木先生の考察は、海外のUFO事情も踏まえたもので、とても興味深い。また、永尾神社と、その北側に位置する鎌田山を線で結ぶと、なんと、エイの形になるのだ! 永尾神社はエイの尻尾に当たるが、工事で神社の階段の部分を掘ったら――。並木先生も鳥肌が立ったという衝撃的な話に、ゲストは大いに驚いたのだった。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     鎌田山の頂上にも神社があり、そこの井戸は汲んでも汲んでも水位が変わらず、井戸水には治癒能力があるという。井戸水の効果は現地取材で実証されたので、このときの話も動画内で語られる。取材時に不思議なことが起きるのは、超常現象と真摯に向き合う並木先生に、霊的な何かが引き寄せられるからなのか……。

    UFO現象の原因は海底に存在する88個のピラミッド?

     不知火にはUFO現象も伴う。その原因を知る手がかりとなるのは、2009年5月に海上保安庁が行った八代海の測量だ。これによって、海底に円形ピラミッドのような構造が88個存在することが明らかとなった。ピラミッドには磁力を持った貝のカキツバタがビッシリ付着していたことから、そこに磁場があることがわかる。位置的にも中央構造線の尾に当たる。八代海でいったい何が起こっているのか?

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     並木先生は、八朔の日に不知火が起きるメカニズムのタネがピラミッドで、これらは何者かによって作られたのではないかという。海の底から火が飛んできたという目撃例などを根拠に、不知火が自然現象ではない可能性を示唆する。

     同様の現象は世界各地にあり、メコン川の火の玉「バンファイ・パヤナーク」が有名だ。こうした現象と日本の不知火の関係についても、ゲストが言及する通り、何かあるのかもしれない。

     科学的な調査結果に加え、不思議な出来事の報告も踏まえて並木先生が論理的に考察する。そして、九州に存在した古代太陽王国へと話が展開するのだが……。これは丸目一族にもつながる話なので、次回のお楽しみだ。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     有名な不知火を出発点として、UFO現象や不思議な井戸、丸目一族の謎など、多方面に踏み込んでいくのは、探求心旺盛で博識な並木先生にしかできない。そんな魅力にあふれる動画を観たら、きっと現地を訪れたくなるだろう。

     最新の超常現象トピックのほか、有名オカルト事件の真相、パワースポット探訪や海外要人インタビューなど、毎回バラエティに富んだ内容で視聴者を魅了し続ける「並木ミステリーCH」。数多のオカルト系YouTuberとは完全に一線を画した“本物”の情報にあなたも触れてみてほしい。

    Namiki Mystery Channel並木ミステリーCH

    並木伸一郎

    「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。

    本間秀明

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