電気的宇宙論が天文学の常識を覆す!! 知られざる巨大惑星「木星」の正体/MUTube&特集紹介
現代科学ではそのほとんどが、ガスでできていると説明される。だが、木星探査機ジュノーが地球に送ってきた最新映像は、その「常識」を根底から覆くつがえすものだった。その映像の内容とは!? 三上編集長がMUT
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最新理論が「死後の世界」の実在を証明する!! 三上編集長がMUTubeで解説。
死、それはだれもが恐れ、それでいて逃れることのできない宿命である。
栄耀栄華がを極めた天下の英傑であれ、平凡な生涯を大過なく過ごした市井の一市民であれ、零落した落伍者であれ、死はだれにも必ず、平等に訪れる。
一説によれば地球上の生命は、生物界全体の存続のために、個体レベルでの死を繰り返すことを選択したともいう。自らを犠牲にして外部から侵入した異物を排除する免疫細胞たちや、自死して枝を離れていく晩秋の枯れ葉の雨にも見られるように、個の犠牲の上に総体が生きのびるという全体主義の原理は、弱肉強食と並ぶ自然界の残酷な摂理なのかもしれない。
では、われわれ人類はいつから死を認識し、死という観念を確立したのだろう。
死に対する特別な畏怖は、現生人類ホモ・サピエンスに先行するネアンデルタール人も抱いていたらしい。その証拠として、イラクにあるシャニダール洞窟から発見されたネアンデルタール人の遺骨周辺の土壌から、セイヨウノコギリソウやヤグルマギクなどの花粉が発見されたという事実も指摘されている。
どうやら、われわれ人類の近い親戚もまた、今から3万5000年から6万5000年前に生きたこの人物の遺体に対し、花を手向けるなどの葬送儀礼を行っていたらしいのだ。
そして死の恐怖の発生とほぼ同時に、もうひとつの、願望に近い信仰も生まれた。それは、たとえ肉体は朽ち果てようとも、人間の人格や意識の本質たる何かが、死後も存続するのではないかという観念である。
人間の死にはさまざまな形がある。
難病で日に日にやつれて次第に生気をなくしていくこともあれば、重大事故で肉体が原形をとどめないくらい損傷する場合もある。他方、外見上何の損傷も見られないのに、ある朝ひっそりと息を引き取っているという死に方もある。この場合遺体はまるで眠っているようで、今にも眼を覚まして歩きだすようにも見える。
こうした事例に接すると、生きている人間の体内には、人間を生かしておく何らかの力やエネルギーのようなものが宿っており、それが最終的に離れることによって死を迎えるのではないかという想定も自然に生まれてくるのではないだろうか。
実際、古代エジプトやメソポタミア、中国、インドを問わず、確認できる限り最古の文明において、霊魂の存在と、それが死後赴く世界のありようが語り伝えられている。
古代エジプトにおいては、いずれ肉体を伴って復活することを想定して遺体はミイラにされ、死者の魂が霊界を旅するためのガイドブックともいうべき『死者の書』なる書物も書かれた。
『リグ・ヴェーダ』など古代インドの聖典においても、人間の肉体は滅びても霊魂は不滅であり、死後は最初に死んだ人間であるヤマが支配する王国にたどりつくと想定された。
中国でも古代から霊魂の存在が語られているし、ヨーロッパやアジア、アフリカなど、全世界にこのような死後生存の信仰が残る。
このような信仰を裏づける現象も、古来数多く報告されている。
死者の霊が生前の姿で人々の前に姿を見せる幽霊、霊媒の口を借りて語る口寄せ、一方的に生きた人間に取り憑く憑依、さらには、エクトプラズムなどの物体を借りて実体化する物質化現象など、広く「心霊現象」と呼ばれるものである。
幽霊については、古代ギリシアの哲学者、プラトンの著書『パイドン』にも記されている。ローマ時代の小プリニウスも、ある幽霊屋敷で起きた現象を書き残している。 死者の魂を現世の人間に降ろし、その言葉で語るという現象、いわゆる口寄せについては、旧石器時代のシャーマンのころから実践されていたようだ。
『旧約聖書』「申命記」第18章11節にも、禁止すべき行為としてではあるが、「口寄せ、霊媒、死者に伺いを立てる者」という記述があり、「サムエル記上」第28章にも、当時の古代イスラエルの王サウルが口寄せをする女を訪れて、預言者サムエルの霊を呼びだすくだりがある。
19世紀末に生じた心霊主義の潮流のなかでは、霊媒を通じてさまざまな心霊現象が現出した。
これらは死者の霊が一時的に現世に戻ってきて引き起こす、物理法則を逸脱した現象と説明されるが、生者の側が一時的に死後の世界を訪れる場合もある。それが臨死体験である。この種の一時的な霊界訪問についても、神話の時代から連綿と数多くの事例が伝えられている。今や臨死体験そのものは医学的にも認知され、大勢の科学者が真剣な研究を行っている。
では、臨死体験は本当に生者の霊魂が一時的に肉体を脱し、死後の世界をかいま見る現象なのだろうか。この点についても、医学的な立場からさまざまな仮説が提唱されている。さらに、近年現れた最新の宇宙論から臨死体験を説明しようとする研究者もいる。はたして宇宙論から、臨死体験はどのように説明できるのだろうか。
次章以下では、古代から現代までのさまざまな記録も紐解きながら、臨死体験に関する新しい見方を紹介する。
(文=羽仁 礼)
続きは本誌(電子版)で。
羽仁 礼
ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。
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