ヴァルジーニャ事件の異星人映像が公開された!/MUTube&特集紹介  2024年1月号

文=並木伸一郎

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    墜落したから現れた異形のヒューマノイドが捕獲されていた!! 衝撃の映像について三上編集長がMUTubeで解説。

    リークされた謎のエイリアン映像

     2023年10月、衝撃的な映像がリークされた。移送される謎の生物の映像である。
     実際に映像を見てみると、下半身から上半身にかけて、醜悪な姿のヒューマノイド=エイリアンの姿が箱詰めにされている様子が映しだされる。大きな赤い目が特徴的だ。
     全身には、捕獲の際に用いられたのか、網がからみついている。すでに意識がないのか、あるいは死体なのかは定かではないが、動く気配がまったく感じられない。
     間もなく、「ESA(ブラジル軍)」と記されたトラックの荷台にエイリアンの箱が積まれ、移送されたところで映像は終わっている。
     映像がネット上で公開されるや、たちまち「ヴァルジーニャ事件のエイリアンではないか」と注目を集めた。ヴァルジーニャ事件とは、1996年1月にブラジルで起きたUFO墜落・エイリアン捕獲事件である。
     確かに、映像のエイリアンの姿形は、事件当時の目撃者による“謎の生物”の証言とほぼ一致している。ヴァルジーニャのエイリアン映像の再現映像ではないかとの指摘もあるが、現段階では映像の真偽はわかっていない。
     そもそもヴァルジーニャ事件とは何か。事件の概要を記していこう。

    田舎町の野原に墜落した謎のUFO

     1996年1月13日、「NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)」は、大気圏外から侵入し、西半球上空を飛行する謎の飛行物体を検知し、追跡を始めた。その後、UFOはブラジル領空へと進行。防衛システムからの警告を受け、トレス・コラソエスのブラジル軍司令部は、全部隊に厳戒態勢を敷くよう指示した。
     その後、数日間にわたり、南部の州でUFOの目撃が多発。とりわけ同月20日の朝、ミナスジェライス州の田舎ヴァルジーニャの警察や消防に、「スクールバス大の潜水艦の形をした灰色のUFOが低空飛行している」と多くの住民たちからの通報が相次ぎ、次いでUFOが燃えながら空からゆっくりと落下し、野原に墜落するのが目撃された。
     その場に居合わせたカルロス・デ・ソウザによれば、飛行機の墜落事故かと思い車で追跡。現場にたどりつき車外に出ると、強烈な硫黄臭が漂っており、思わず着ていたシャツで鼻を覆ったという。目を凝らすと、墜落した物体の側面は完全に破れ、白い煙が出ていた。周囲には、機体の一部とみられるアルミニウムのような破片が散らばっていて、手に取ると、とても軽く柔軟性を帯びたものだった。不思議なことに、手を放すと金属片が元の形に戻ったという。
     数分後、近くの軍基地からトラックが到着した。降りてきた軍関係者に銃で威圧されたソウザは現場から追いやられた。間もなく、大規模な回収部隊も到着し、現場は完全封鎖されて立ち入り禁止となったという。

    町を徘徊する2体の異形の生物

     UFOが墜落した後、ヴァルジーニャの町中で“醜悪な生物”が徘徊している姿が目撃された。住人たちは警察と消防隊に通報、「町が先住民の民話で語られる怪物に蹂躙されている」と告げた。
     20日午前10時すぎ、消防士たちが現場に到着したときにはすでに軍の兵士がいて、生物は無抵抗のまま網で捕獲され、木箱に押し込まれ運ばれていったという。捕獲時、ハチの羽音に似た「ブーン」という唸り声をあげていたといい、さらに同日、別の場所で、もう1体の生物が目撃された。
     午後3時すぎ、リリアーヌ・シルヴァ(当時16歳)、ヴァルキリア・シルヴァ(当時14歳)の姉妹と、カティア・シャビエル(22歳)たち3人は、近道をしようとベネベヌート・ブラズ・ヴィエイラ通りにある空き地の林を抜けたとき、空き地になっているコンクリートブロックの建物の壁に沿ってうずくまる醜悪な生物に遭遇した。
     体長は1.5メートルくらい、痩せた体に不釣り合いなほど大きな頭部にはコブのようなものが3つあった。大きな赤い目が特徴で、肌は茶色でぬめりがあり、肩には血管が浮き出ていた。生物は壁に寄りかかり肩を震わせながら苦痛にあえいでいる様子だったが、3人は恐怖からがらシルバ家に逃げ帰ったという。
     リリアーヌとヴァルキリアの母ルイザは、娘たちの話を聞いて、消防署に通報。しかし、消防が現場に駆けつけたときには、すでに生物の姿はなかった。だが、強い硫黄臭が漂っており、壁際に生物がいた痕跡が残っていた。

    (文=並木伸一郎)

    続きは本誌(電子版)で。

    月刊ムーの特集記事を三上編集長が解説!

    並木伸一郎

    「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。

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