北米で2月に「チクタクUFO」が再出現していた! カナダ首相の“黒塗り”メモで発覚、米軍が撃墜後も動き続けた「UAP #20」の謎
今年2月前半に北米の空で立て続けに起きた“気球撃墜”の騒動とはいったい何だったのか。この件に関してカナダのトルドー首相へ宛てて提出された極秘のレポートが先ごろ公開されて話題だ。いったい何が書かれていた
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宇宙空間に飛びだした人間が遭遇する神秘体験。それは巨大な天使の姿であり、あるいは宇宙からのささやきだという。はたしてその正体は何なのか?彼らはわれわれ人類に何を求めているのか?三上編集長がMUTubeで解説。
オレンジ色の光と天使
1984年のある日、当時のソ連(現ロシア)の宇宙ステーション、サリュート7号には6人の宇宙飛行士が搭乗していた。
宇宙飛行士の名は、レオニード・キジム、オレグ・アトコフ、ウラジミール・ソロビョフ、スベトラーナ・サビツカヤ、イゴール・ボルク、ウラジミール・ヤニベコフ。
サリュート7号は、1982年の打ち上げ以来、不運にも次々とトラブルに見舞われており、このときも滞在ミッションで訪れたソユーズ宇宙船の宇宙飛行士が修理作業にあたっていた。
異変の始まりは、船内を満たすオレンジ色の光だった。宇宙船内が突然、視力が奪われるほどまばゆい光で照らされたのだ。
いうまでもなく宇宙ステーションの窓は小さい。その小さな窓から強烈な光が船内に差しこんでいる。驚いた宇宙飛行士たちは恐怖に震えた。
光が消えると、彼らは恐る恐る窓から宇宙空間を覗いた。するとそこには、天使のようなシルエットが7体、現れていたのである。
実はこの現象は、先に滞在していたレオニード・キジム、オレグ・アトコフ、ウラジミール・ソロビョフの3人にとって2度目のことだった。彼らはすぐに管制官に報告したが、幻覚だろうと却下され、無視されていたのだ。
だが、2度目ともなれば話は違う。それが人間のような形をしていることはすぐにわかった。
しかし、明らかにサイズが大きい。どう見ても20メートルは超えている。
しかも全員、背中に大きな翼があり、頭の後ろから後光のような強い光の輪が輝いていた。その姿を見た宇宙飛行士たちは、「ああ、まるで天使みたいだ」と思ったという。
理性も吹き飛んでしまうような不思議な遭遇が終わるとすぐに、宇宙飛行士たちは再び管制官に連絡した。
宇宙飛行士たちは全員、即座にステーション内で医学的・精神的な検査を受けさせられた。なかでも精神状態は子細にチェックされたが、全員がまったく正常と診断された。奇妙なことに彼らは、この検査が終了するまで宇宙空間で足止めをされ、異常なしの結果が出てようやく、地球に帰還することが許されたのである。
だが──。
宇宙飛行士たちの目撃と検査の記録は、なぜかすべてデータベースから削除されていたのだ。
続出していた天使の目撃
この出来事はのちにメディアで取りあげられ、遭遇時に6人の宇宙飛行士
のうちのふたりが「天使の声」を聞いていたことも明らかにされた。
証言によると天使は、自分たちは人類の祖先であり、宇宙飛行士は地球のために帰還するべきだ、というメッセージを送ってきたという。
これはいわゆる音声ではなく、テレパシーのように直接心に語りかけるものだったようだ。
もちろん、あまりにも突拍子もない内容なだけに、酸素不足など特殊な環境下による幻覚が起こったのではないか、という見解もあった。
だが、次章でも述べるが、宇宙空間における天使のような浮遊体の目撃は、これだけではない。
この現象に興味を抱いた研究者のなかには、地球の軌道上で撮影された記録のなかに、明るい7つの物体を見出した者もいる。
またハッブル天文台のプロジェクトに携さわった、エンジニアのジョン・プラチェットも、ハッブル宇宙望遠鏡で全長約20メートルの巨大な浮遊生物を宇宙空間で見たと主張している。そのとき、広げた翼の全長は、最新のジェット旅客機に匹敵するほどの巨大さだったというのである。
ともあれ、およそ40年間にわたって伏せられてきた奇妙な体験談は、きわめて興味深い。当時のレコーダーに、地球外から発せられたとしたとしか思えないノイズと、不可思議な現象にとまどう宇宙飛行士たちの声が収められていたことも、彼らの証言の正しさを後押ししている。
はたして宇宙空間の「天使」の正体とは何なのか?
幻覚なのか、それとも宇宙生物なのか。それをこれから明らかにしていこう。
パイロットを襲う「見えざる手」
宇宙空間で「天使と出会った」のは、サリュート7号の宇宙飛行士だけではなかった。
1986年に旧ソ連が打ち上げた宇宙ステーション、ミールに搭乗して6か月間を宇宙空間で過ごした宇宙飛行士たちも、宇宙で目撃した体験について語っている。
それはヒトではない生物、あるいは動物、もしかすると地球外の異星人のような存在を見た、というものだった。
1994年12月26日にはNASAのハッブル宇宙望遠鏡が、宇宙空間に浮かんだ巨大な「白い大都市」の写真を何百枚も送信してきた。
写真のなかには、ヒトのような形をした、翼のある奇妙なシルエットも含まれていた。研究者たちはとくに、地球の軌道上に写りこんでいた写真に興味を持った。それは、「7つの明るく光る物体」だったという。
宇宙空間まで行かなくても、高空域を飛行するパイロットの間でよく語られる現象もある。それが「巨大な手の現象(Phenomenon of Giant Hand)」というものだ。
これは、長時間のフライトの際にパイロットが、「操縦桿がほかのだれかに……まるで『見えざる手』にでもつかまれているような感覚」になる現象のことをいう。
アメリカ空軍の関係者は最近、この「巨大な手の現象」について、パイロットの約15パーセントが体験していると結論づけた。しかもそれはときに、飛行機の墜落の原因にもなり得る危険なものだ、と。
もちろん、宇宙空間もしくは超高高度に「天使」が存在するなど、即座には考えられない。心理学者も、こうした現象の大部分は「精神的な原因」で起きているとする。
しかし筆者は、宇宙空間に出現する天使や、パイロットが体験する巨大な手は、本当に存在しているのではないかと考えている。
精神的な問題なのだとすれば、個々の体験に見られる共通点の説明がつかないし、目撃報告も多すぎるからだ。
だからこそ改めて、問おう。
宇宙空間でなぜ、「天使」が出現するのか?
実はそこには、人類の進化──とりわけ精神の進化が深くかかわっている。
本稿は、それを明確にするのが目的である。
(文=ToM)
続きは本誌(電子版)で。
ToM
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