UMAビッグフットが米先住民と対話した! 言語能力を示す「シエラ音源」の謎/仲田しんじ
サルやゴリラ、チンパンジーなどの霊長類はさまざまな合図やボディランゲージ、感情表現としての奇声などで同種間のコミュニケーションを図っているが、言語と呼べるものは持っていないとされている。その一方で謎の
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イギリスに伝わる獣人現象を追求していくと、不思議な共通点が浮かび上がってくるという。ビッグフットを含む毛むくじゃらのヒューマノイドが出没する場所は「ウィンドウエリア」であるというのだ。
主に北米で目撃されている獣人タイプのUMAであるビッグフットだが、これまでに彼らの死体が発見されたこともなければ(死体の一部と主張されているものはある)、彼らが根城とする居住場所の痕跡も見つかっていないのはどういうわけなのか。
地球上に暮らす生物としてはあまりにも“生活感”がないビッグフットなのだが、イギリスで語り伝えられている獣人UMAの目撃談を検証すると、重要なヒントが浮かび上がってくるという。
イギリスのスタッフォードシャー州ミルフォードにある神秘的な森は、悪魔的かつ毛むくじゃらの獣人UMAが出没するスポットであるといわれている。
1986年9月のある晩遅く、ミック・ドッズ氏とその妻は、義母を自宅に送り届けたついでに、13世紀に建てられた古城であるチャートリー城を望む風光明媚な一帯をドライブしていた。
しかし、車がチャートリー城付近までやって来たところで、ドッズ氏は力まかせに急ブレーキを踏まざるを得なかった。巨大な野生動物がゆっくりと、威厳をたたえながら道路を横切ったのである。
突然あらわれた巨大な獣の姿に、夫妻はショックと恐怖に襲われ、停めた車の座席で凍りついた。目の前を横切っていく獣は、大きな体格の毛むくじゃらの獣人であったのだ。これはイギリスに生息するビッグフットなのだろうか。
スタッフォードシャーでは、前項のミルフォードのほか、キャノック・チェイスというエリアでも多くの毛むくじゃらの獣人UMAが目撃されている。
さらにこのエリアでは、以前からUMAやUFOなどの超常現象の目撃報告が多く、19世紀には既にビッグフットのような獣人UMAが目撃されていた記録が残されている。
10年以上もイギリスのビッグフットを追跡しているリー・ブルックリー氏は、2021年にキャノック・チェイスでビッグフットの足跡と爪痕を見つけたことを公表している。
ビッグフット捜索のために現地でキャンプを張っていたブルックリー氏だったが、近隣の上空でリモコン飛行機を飛ばしていた男性から匿名のメールが届き、すぐに駆けつけたところビッグフットの足跡を見つけたのだった。
足跡はつま先からかかとまで41センチもある巨大なもので、この地に生息するビッグフットがきわめて大柄であることが推測できた。
またその1カ月後には、切断されたシカの死体付近の木に爪痕を見つけた。この爪痕はシカを殺したビッグフットのもので間違いないということだ。
さらにキャンプ中、ブルックリー氏はビッグフットの姿を一瞬目撃したという。
その姿は身長2メートルを優に超える二足歩行のヒューマノイドであったが、野生動物のように素早く動き、追いかけてはみたもののすぐさま木立に分け入って見えなくなってしまったということだ。
ちなみに、キャノック・チェイスの南端には鉄器時代の砦である「キャッスル・リング(Castle Ring)」という古代遺跡がある。
イングランド南西部のデヴォン州でも、獣人UMAの目撃報告がある。
同州ダートムーアでは、20世紀初頭から不気味な怪談が語り伝えられており、運転中のドライバーやライダーが突然、ハンドルを「毛むくじゃらの手」につかまれてステアリングを乱され、交通事故を起こしてしまうというものだ。
同地の著名な民俗学者・作家であるテオ・ブラウン氏もまた、この「毛むくじゃらの手」について地元の友人から聞いたという不気味で興味深い話について語っている。
その友人によれば、ダートムーアの最東端にあるラスリー断崖(Lustleigh Cleave)の上にある新石器時代の古代遺跡付近を歩いていた夕暮れ時、毛むくじゃらの獣人UMAの家族らしき一団を目撃して背筋が凍ったということだ。
はたして、この獣人UMAと「毛むくじゃらの手」に何か関係があるのだろうか。
『A Dictionary of Cryptozoology』(2004年刊)など未確認動物学(cryptozoology)に関連した著作を持つローナン・コグラン氏によれば、イギリスにビッグフットなど獣人UMAの個体群が生息し、繁殖していると考えるのはナンセンスであるという。
しかしその一方、これらの目撃報告はきわめて信憑性が高い。したがって問題なのは、それらのUMAがどのようにして同地に出現しているのかという点であるという。
コグラン氏は、これらのUMAは「ウィンドウ・エリア」に出没しているのだと説明している。スタッフォードシャー州ミルフォードもキャノック・チェイスも、そしてデヴォン州ダートムーアも全て「ウィンドウ・エリア」であり、このウィンドウとはいわゆるワームホールやポータルのような、別の時空に通じる「窓」であるということだ。
そしてコグラン氏は、ビッグフット型の生物の多くがUFO出没多発エリアで目撃されていることに注目し、もしUFOがウィンドウを通って移動しているのなら、ビッグフットが同じことをしていても何ら不自然ではないという。地球上にこれらのウィンドウがいくつか存在する場合、ビッグフットなどのUMAが移動手段として利用するのも当然であるということだ。
では、どうして上記の地域が「ウィンドウ・エリア」なのか。そこに共通するのは古代遺跡であることが示唆されている。ある種の古代遺跡には別の時空に通じるウィンドウがあることが暗に示されているのである。
ビッグフットの“生活感”のなさは、確かに別の時空から来た存在であるとすれば説明が成り立ちそうである。コグラン氏の見解はかなり大胆な理論であると言えそうではあるが、ビッグフットなどのUMAの生態を理解するうえで考慮に入れておいてもよいのだろう。
【参考】
https://mysteriousuniverse.org/2023/01/How-Can-So-Much-Strangeness-be-Found-in-One-Area-It-s-Called-a-Window-Area-/
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/bigfoot-hunter-claims-giant-footprint-25458267
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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