「動物の味覚は想像以上にグルメ」最新の遺伝子研究で一番の美食家はウーパールーパーと発覚/久野友萬
動物の味覚は人間とどう違うのか? 実は人間は進化の過程で味覚を失ってきた? 最新研究によって次第に明らかになってきた味覚の真実に迫る。
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2020年の9月、アイダホ州の森で撮影されたビッグフットの映像が公開された。アイダホの森一帯はビッグフット多発地帯であり、研究家の間では鮮明な映像として注目を集めているが、情報の少なさから真贋論争が起こっている。
2020年の9月1日、YouTubeチャンネル「NvTv」が、アメリカのアイダホ州の森で撮影されたビッグフット(以下、アイダホ・ビッグフット)の動画を公開した。
実際の映像を見てみると、筋骨隆々とした体格の典型的なビッグフットが、森を歩いている姿が映っている。どうも撮影者には気づいていない様子だ。
映像は、歩いている様子をスロー再生、コマ割りなどで何度も再生されているだけで、最終的にアイダホ・ビッグフットがどうなったのかは不明である。
編集された字幕には、“筋肉の動きもごく自然で、着ぐるみをかぶったヒトの動きとは考えにくい”と書かれており、確かにその動きは極めてリアル
である。
リアルなビッグフットといえば、本誌読者ならご存じであろうパターソン・フィルムのビッグフットだ。アイダホ州立大学の人類学教授であるジェフリー・メルドラム博士をはじめ、その他のビッグフット研究者も“本物”と認める映像である。
1967年10月20日、カリフォルニア州ブラフクリークで撮影された世界的に有名なこの映像と、アイダホ・ビッグフットと比較してみよう。
体形ばかりか、腰から尻、さらには大腿骨にかけての筋肉のつき方と動きが酷似している。毛並みや体毛の色は異なるが、筆者は近い種類ではないかとみている。
これまで本誌で何度も述べてきたが、パターソン・フィルムのビッグフットは、分析の結果、乳房の存在が確認されていることからメスの可能性が高い。だが、アイダホ・ビッグフットは、筋肉のつき方、特に胸部の形から、オスである可能性が高い。
筆者は、これまでに数多くのビッグフット映像を見てきたが、パターソン・フィルムを超えるものはひとつもなかったが、今回のアイダホ・ビッグフット動画は別だ。
前述したように、近撮されたこの映像のビッグフットは、筋肉の動きや歩き方などから、パターソン・フィルムと同等の迫力とリアリティを感じさせずにはおかないのだ。
とはいえ、疑問がないわけではない。まず、投稿された動画の出所が明らかにされておらず撮影日時も場所も明確ではない。次に、オリジナルの動画が3秒足らずで短いというふたつの点に尽きる。
たとえば、恐怖を感じて撮影を中断した、ということも考えられるが、常識で考えれば、千載一遇のチャンスであるはずなのに、最後まで被写体を追っていかなかったのはなぜか?
動画を公開した「NvTv」は、「映像が送られてきただけで、情報は何もない。本物と信じるかどうか、判断は視聴者に委ねる」としている。
一方、視聴者からは、情報がほぼ皆無であることがきわめて怪しいとの声が多数寄せられている。だが、フェイクだとすれば、かなり高品質な出来栄えの着ぐるみを着た、大柄でかなりの筋肉質の人間でなければ、ビッグフットもどきを演じきれないだろうとの指摘もある。
残念なことに、情報があまりにも少ないため、今ここで、“本物”か“偽物”か、見極めることはできない。今後の続報を待つしかなさそうである。
並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
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