ブリューゲルの名画に恐竜が描かれていた!! 16世紀の美術オーパーツ/権藤正勝
画家ピーテル・ブリューゲルの名画「サウロの自害」に、人間と共存している恐竜の姿が描かれていた。昔話を伝え聞いたのか、それとも「見て」描いたのか。謎の絵画に世界が注目している。
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古代ローマ人が発明していたとされる「フレキシブルなガラス」。現代人を凌駕する超高度な技術はなぜ失われたのか――? 幻のオーパーツの真実に迫る!
約2000年前、ヨーロッパで広大な領土と栄華を誇った古代ローマ。政治や文化など後世に計り知れない影響を与えたが、インフラや建築などの高度な技術も繁栄の礎となっていた。いや、それどころか古代ローマ人たちは現代人を凌駕する超高度なテクノロジーさえ有していた可能性があるのだ。
古代ローマ人によって生み出され、今は完全に失われてしまった伝説的技術の一つに、「軟らかくて割れないフレキシブルなガラス」がある。皇帝の廷臣や著述家らが残した史料によると、そのガラスは文字通り柔軟かつ自由に形を変えることができ、砕け散って割れることもなかったという。
(不幸にも名前は後世に伝わっていないが)発明者は莫大な報酬を期待してティベリウス帝(在位14~37年)に謁見したが、実物を目にした皇帝の反応は意外なものだったようだ。廷臣のペトロニウス(20年頃~66年)によると、皇帝は「他に誰かこの発明を知っているか」と尋ね、「自分だけです」と答えた発明者を斬首するよう命じたとされる。また、博物学者の大プリニウスによると、発明者が首をはねられることはなかったが工房は閉鎖され、すべてのガラスを破棄するよう命じられたという。ちなみに、この時に発明者が皇帝に献上したとされる器も行方不明となっており、以後フレキシブルなガラスは完全に失われたと考えられている。
では、なぜ皇帝は発明者を称賛しないばかりか、罰するような決定まで下したのか? それは、フレキシブルなガラスが帝国内で流通する金や銀の価値を暴落させる事態を危惧したためとされる。決して無理解による暴挙ではなかったようだ。
そもそも古代ローマは極めて高度なガラス技術を有していたが、それが帝国の滅亡とともに廃れ、現在広く普及している加工技術は18世紀末に再発明されたもの。現代の科学技術でも一向に実現しないフレキシブルなガラス――失われた発明にして、幻のオーパーツとも言える伝説的素材だが、もしも当時の皇帝が発明の価値をありのままに認めていたなら、きっと現代を生きる我々の生活も様変わりしていたことだろう。今後の発掘調査で奇跡的に出土し、リバースエンジニアリングによってこの技術が復活する日は来るのだろうか?
webムー編集部
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