“緑色の子供たち”は河童か宇宙人か!? イギリスの民間伝承「ウールピットの子供たち」の正体
英国で今も語り継がれる“緑色の肌をもつ子ども”の伝説――。いったい彼らの正体は何者だったのか? 大胆な新仮説を提唱する!
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人類の歴史は、果たして地表に住む者だけのものなのだろうか。 アニメ「ダンダダン」では謎の村を支配する一族が描かれている。
アニメ「ダンダダン」は、龍幸伸によるマンガが原作で、2021年4月から「少年ジャンプ+」で連載中のオカルティックバトル&青春物語。超常現象と若者の日常、友情や恋愛が交錯するストーリーが特徴である。
物語の主人公は、霊媒師の家系に育った女子高生・綾瀬モモと、オカルトマニア同級生の高倉健(通称オカルン)。モモは幽霊を信じるが宇宙人を信じず、一方オカルンは宇宙人を信じるが幽霊は否定派。そして2人はそれぞれ、幽霊スポットとUFOスポットを探ることで自分たちの信念を確かめようとする。やがて、ある事件をきっかけに、モモの中に秘められた霊的能力が呼び覚まされ、オカルンは呪いに取り憑かれてしまう。2人は互いの能力や超常の存在に巻き込まれながらも、仲間と共に怪異に挑み、また互いに惹かれ合っていく展開から目が離せない。
ダンダダン」にはさまざまな妖怪や未確認生物が登場するが、中でも第12話「呪いの家へレッツゴー」に登場する謎の一族・鬼頭家(きとうけ)の不気味なビジュアルが頭から離れないという人もいるだろう。
鬼頭家には、「鬼頭ナキ(鬼頭家最強ババア)」をはじめとする“地底人”としての側面がある者たちが属しており、火山噴火を抑えるために「大蛇様(モンゴリアンデスワーム)」という巨大なUMA(未確認動物・巨大食人ミミズ)を長年生贄とともに育成し、信仰してきたという背景がある。鬼頭家は「白蛇村」の地主であり、村とその土地の管理に絡む力を持つ。礼儀を知らない住人を「わからせる」必要があると思っている上に、人間離れした動きとパワーでモモたちに襲い掛かるという厄介な敵。鬼頭家のモチーフともなった「地底人」だが、実際に目にしたという人物の日記が残っているのだ。
古今東西、地下深くに「もうひとつの文明」が存在するとする伝承は後を絶たない。チベットのシャンバラ伝説、ヒマラヤ山脈のいずこかにあるとされるアガルタ伝承、そして地球空洞説……。これらはいずれも偶然の一致ではなく、“地底人”の実在を暗示しているのかもしれない。
中でも有名な地底人に関するエピソードといえば、探検家リチャード・イヴリン・バード少将の体験談だろう。アメリカ海軍において名を馳せたバード少将は、南極探検の英雄としても知られている。しかし、彼の残した“ある報告”は、単なる極地探検の記録を超え、人類史を揺るがす謎を孕んでいた。すなわち、地球内部に広がる空洞世界と、そこに棲む地底人との接触である。
1946年から1947年にかけてアメリカ海軍が行った南極観測プロジェクト「ハイジャンプ作戦」の記録には不可解な点が多い。公式には恒久基地建設の調査や、技術研究などを目的としていたとされるが、バード少将の日記には“未知の飛行体”との遭遇など、奇妙な内容が記されてる。バード少将の日記とされるものがいつ公表されたのかは不明だが、地下世界の高度な技術や未知の種族など、センセーショナルな内容であった。
1947年2月19日、バード少将が南極上空を飛行していると突然機器が故障し、辺りが濃い霧に覆われたのだという。霧が晴れるとそこには、木々が生い茂る緑の大地が広がっていたのだ。太陽は見えないものの、とても明るく、マンモスに似た動物が草を食んでおり、都市まであったのだという。
さらに、バード少将の飛行機の横には謎の飛行物体が現れ彼の飛行機を操り、バード少将は自分の飛行機を制御できなくなった。するとバード少将は、無線機からわずかにドイツ語訛りの英語で話す声に気がついたのだという。それは「ようこそ、我が王国へ。どうぞご安心ください、あなたは安全な場所にいます」というような内容であった。
バード少将の飛行機が地上に降り立つと、金髪の背の高い人物が数人出てきて彼を迎えたのだ。会話は友好的な雰囲気の中で進み、彼らは人類文明にとって重要となる多くの問題に触れたのだそう。
このバード少将の日記は紛失しており、写しも作成されていない。日記を所持していると公言していた親族は、バード少将の遺族に認知されておらず、遺族も日記の存在を確認していないことから、この話には否定派も多い。
果たして、地底人は今もわれわれを見守っているのだろうか。もしそうであるならば彼らは”どこかの地主”として、人間世界に顔を出すこともあるのかもしれない。
webムー編集部
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