古代ローマの遺跡から続々出土する「巨大な靴」の謎! 巨人と市民が共生していた決定的証拠か!?

文=webムー編集部

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    2000年前の古代ローマ時代の遺跡から発掘された「巨人サイズの靴」が波紋を呼んでいる。古代ローマ帝国には、まだまだ私たちが知らない秘密があるのだろうか?

    30センチ超の巨大な靴をめぐるミステリー

     古代ローマ時代の遺跡から発掘された2000年前の「異常に大きな靴」が、考古学者たちを困惑させている。靴が発見されたのは、イングランド北部の「マグナ・ローマ要塞」。ここで発掘作業をおこなっていた考古学者たちは、同地が古代ローマ帝国の領土だった時代に兵士たちがしばしばゴミ捨て場として使用していた溝の中から、8足の靴を発見した。

     驚くべきはその靴の大きさで、なんと30センチ(ヨーロッパサイズ49、アメリカサイズ15相当)以上のものばかりだったという。発掘調査を率いたベテラン考古学者のレイチェル・フレーム氏は、「極めて珍しい発見である」と指摘。同氏がAFP(フランス通信社)に語ったところによると、「現在、ここにいた人々を特定するための調査を進めています」ということだ。そして、マグナに駐屯していた連隊の詳細と、ここで巨大な靴がいくつも発見された謎を解明したいと意気込む。

    画像は「Science Alert」より引用

     ちなみに、考古学者チームは5月21日に最初の「異常に大きな靴」を発見。以降、さらなる(巨大な靴の)発掘が相次いでいるとウェブサイトで報告していた。

     今回発掘された靴の保存状態は極めて良好で、フレーム氏は「木や革、織物などでできたこれらの遺物が長期間保存されていたのは、酸素が極めて少ない特別な土壌条件によるもの」と説明している。

    画像は「VindolandaTrust」より引用

    “巨人族”の証拠はアメリカや南アフリカにも

    「大きな靴」といえば、米ネバダ州パーシング郡ラブロックの洞窟で、長さ38センチを超えるサンダルが発掘されている。ここでは平均身長のミイラ60体のほかに、身長2メートル前後のミイラ2体も発掘されており、彼らは「ラブロックの巨人」と呼ばれている。また、カルフォルニア州では推定身長3.6メートルの巨人のものと思われる巨大な頭蓋骨が発見されるなど、アメリカでの巨人伝説は実に数多い。

    38センチのサンダル 画像は「Daily Mail」より引用

     さらに、南アフリカの国境近くでは約120センチという巨大な足跡も発見された。花崗岩に刻まれたこの足跡を残した人間は、身長7.5メートルにのぼると推定されている。他にも、南米エクアドルで推定身長7.6メートルの骨が発掘されるなど、巨人の痕跡は世界各地で確認されているのだ。

     今回発掘された“異常に大きな靴”は、果たして古代ローマで一般市民と巨人族が共存していた証拠となるのか? 続報を期待したい。

    【参考】
    https://www.sciencealert.com/ancient-roman-bigfoot-unusually-large-shoes-puzzle-archaeologists

    webムー編集部

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