インドで発見された巨大異星人壁画の謎! 2030年に再降臨する古代宇宙飛行士「ロヘラ人」なのか!?

文=仲田しんじ

    かねてからインドの古代壁画にはまるで異性人やUFOを彷彿させる絵柄が描かれていることで知られているが、最近SNSに投稿された大きな壁画は、その決定版ともいえる迫力である。これは“古代宇宙飛行士”を描いたものなのか――。

    謎のヒューマノイドが描かれた巨大な古代壁画

     今年7月、フェイスブックに投稿された巨大壁画の写真が話題だ。インド・チャッティースガル州カンカール地区チャラマの森の奥深くに隠された巨大な壁画には、まるでSF映画に登場するエイリアンのようなヒューマノイドがダイナミックに描かれている。この人物は古代の人々の崇拝の対象だったのだろうか。この壁画の存在は2014年に初めて報告されていたが、今回SNSに投稿されるや、あらためて大きな反響を呼んでいるのだ。

    画像は「News Nine」の記事より

     壁画は自然素材から採取した顔料で描かれており、日光や湿気などの風化要因から守られ、きわめて良好な状態で保存されている。巨大なヒューマノイドの横には、半円形のUFOのような絵も描かれており、その下にはさらに3体のヒューマノイドの姿も確認できる。どのヒューマノイドも鼻と口がなく、ヘルメットをかぶって宇宙服を着ているようにも見える。

     この地には、古より「ロヘラ人(Rohela people)」の物語が伝えられており、小さな身体のロヘラ人が丸い空飛ぶ物体に乗って地上に降りてきて、村人を1〜2人連れ去ったとされる。人類史上の古代に異星人が地球に飛来し、人間を創造し、超古代文明を授けたという「古代宇宙飛行士説」が一部では根強く信じられているが、このロヘラ人こそが古代宇宙飛行士だったのだろうか。

     壁画が描かれている壁は洞窟の一部なのだが、この洞窟は古代からカレンダーとして機能しているといわれており、ある分析では「2030年と2046年にロヘア人が訪れる」と解釈できる記述もあるとのことだ。6年後、古代宇宙飛行士が再びこの地にやって来るのだろうか。

    画像はYouTubeチャンネル「UFO Sightings Daily」より

    ラーマ神とシータ神を描いたものなのか?

     インドの考古学者JR・バガット氏は、「この絵を描いた人々は、他の惑星から来た生物を想像したり、あるいは目撃したのかもしれない」と述べている。壁画に描かれている空飛ぶ円盤のような物体には3本の足と扇状のアンテナがあり、現代のSF映画に登場するUFOに似ていることをバガット氏は指摘している。

     発見当初、壁画は約1万年前のものだと考えられていたが、調査を行ったフランスの科学者ジャン・クロッテス博士と岩絵の専門家ミーナクシ・デュベイ・パタック博士によって否定され、せいぜい1000年前のものであると説明されている。

     クロッテス博士とパタック博士は、これらの絵画について「エイリアンとはなんの関係もない岩絵だ」と述べており、「地元民に崇拝されているラーマ神とシータ神を描いたものであり、科学的根拠がなければそれ以上の主張はできない」と言及している。

     さらに、彼らはこれらの人物像に見られる「エイリアンのようなヘルメット」は、この地域の部族がかぶっていた頭飾りであり、輪郭がはっきりしていない人物を描いた同様の絵画はチャッティースガル州内のほかの場所にも見られるものであると説明する。描かれている人物像は、この時代に共有され好まれていたキャラクターイメージであるということだ。

     クロッテス博士は地球を訪れる宇宙人については、「たとえ来たとしても、何百万もの銀河や太陽系を旅してきた彼らの波長は人間のものとは異なるため、人間には認識できないだろう」と説明する。

    画像はYouTubeチャンネル「UFO Sightings Daily」より

    古代宇宙飛行士説の素晴らしい証拠

     一方、著名なUFO研究家、スコット・ワリング氏はこれらの壁画について古代宇宙飛行士説の素晴らしい証拠であると自身が運営するUFOブログ「UFO Sightings Daily」で賞賛している。

    「インドの洞窟や丘陵には、一般の人がまだ知らないエイリアンの絵が何十枚もあります。…(中略)…エイリアンはインド・チャッティースガル州カンカール県チャラマ地区を昔、バケーションの地と考えていたのかもしれません」(ワリング氏)

    画像はYouTubeチャンネル「UFO Sightings Daily」より

     古代宇宙飛行士であるロヘラ人は、ワリング氏の言うように休暇を過ごしに地球を訪れていたのだろうか。とすれば、そもそも人類に介入する意図はなかったのかもしれない。わずかな交流を通じて結果的にいくつかの技術や知識が古代の人々に伝えられたと考えるほうが自然ということなのか。

    「小さなエイリアンが、カメラを持った8メートルのママとパパの後について、地元の人たちの写真を撮っているようです」(ウェアリング氏)

     さながら“超古代美術館”の様相を呈しているインドの謎の壁画の数々だが、まずは2030年にこの地にロヘラ人が再臨するのか大いに気になるところだ。

    ※参考動画 YouTubeチャンネル「UFO Sightings Daily」より

    【参考】
    https://medium.com/@gijovijayan_22826/10-000-year-old-paintings-found-in-charama-area-in-kanker-district-chhattisgarh-india-9b179d62a82f
    https://www.news9live.com/knowledge/ancient-paintings-depict-ufos-and-aliens-in-madhya-pradesh-chhattisgarh-2635921
    https://www.ufosightingsdaily.com/2024/10/10000-year-old-alien-paintings-found-in.html

    仲田しんじ

    場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
    ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji

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