新作発表! ゲーム『CONTROL RESONANT』の超能力は世界認識の書き換えか!?/ムー通

文=藤川Q

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    執筆で世界を変えるアラン・ウェイクのごとく

     今回ご紹介するのは、2025年12月に突如として発表された、アクションアドベンチャー『CONTROL RESONANT』。本作はかの珠玉のホラーアドベンチャー『ALAN WAKE』シリーズでも知られるRemedyの最新作にして、『CONTROL』の正式な続編となる作品だ。

     ムー民の皆様にお勧めしたいのは、『CONTROL』シリーズは現代のゲーム業界でも類を見ないほど真摯に、"超能力"もののエンターテインメントを真っ向から描いた作品だからにほかならない。かつてないほどのスケールと壮大さへ進化を遂げたという最新作『CONTROL RESONANT』……の話の前に、ムーといえば超能力。まずはあまりに魅惑的かつディープな視点で描く、『CONTROL』シリーズにおける超能力と超常現象について、あらためて着目しつつ独自(勝手)に見立ててみたい。

    『CONTROL』シリーズの重要な舞台となるのは、超常現象を管轄する秘密機関、連邦管理局"FBC(Federal Bureau ofControl)"の本部"オールデスト・ハウス"。多数の超常的オブジェクトを収容・管理する本施設でトラブルが発生し、謎の異世界存在"ヒス"に侵入されてしまうのです。あなたは、オブジェクトとの接触で超能力を得た主人公ジェシー・フェイデンとなり、施設で隔離されて以降、行方不明になっていた弟のディランを捜すことに。

     ……これだけでもSCP財団的なフレーバーが漂う設定だが、本作はまさに、超能力者+超常オブジェクト収容・管理というSCP的な要素を大胆に取り入れたことで、唯一無二の"超能力"定義が織りなされている。これこそが、ムー民の皆様に『CONTROL』シリーズを強烈におすすめしたい理由である。

    超能力は世界認知の書き換え?

     結論からいえば、『CONTROL』シリーズの超能力とは世界の認知に関する能力であり、それは世界の認知の仕方を"制御=CONTROL"するもの……と見立てられる余地があるだろう。

     仮に『CONTROL』シリーズにスプーン曲げの超能力があるのなら、それはスプーンを超常的な力で曲げているのではなく、スプーンは曲がるものだと認知していった結果、世界の認識は変容してスプーンは曲がる。つまりジェシーが超能力で重たいものも軽々浮かせて敵対するヒスに投げつけたりできるのは、彼女が「動かせて当たり前」だと認知して、世界の在り方を局所的に書き換えているかのようなものだと考えると、本作であなたが振るう超能力の圧倒的権能は、純粋なパワーや技能だと捉えるのとはまた一段違った意味合いを持つようにも見えてくるはず。

     そして、FBCがSCP財団の如くに、ふつうではない"物体(オブジェクト)"を収容して管理しているのも、"別の認知をなされている物体"を隔離して、現実世界の秩序を保つためと考えるなら、超能力にも、そして施設の目的にも世界の捉え方というひとつの一貫性が見えてくるのではないだろうか。

    前作『CONTROL』。
    『CONTROL』シリーズの鍵を握る、超常現象を管轄する秘密機関・連邦管理局 FBC(Federal Bureau of Control)。
    Remedyの人気シリーズ『ALAN WAKE』。

    CONTROL RESONANT
    Remedy Entertainment Steam/Epic Games/Mac PS5/Xbox Series XIS 2026年発売予定。

     主人公は、前作でジェシーが捜し求めていた弟のディラン。ディランは覚醒したばかりの強大な異能力と、自在に形状変化する武器"アベラント"を手に、現実侵食型の"宇宙的存在"に抗いながら、行方不明の姉ジェシーを捜す、というストーリーが描かれる模様だ。舞台となるマンハッタン各地は、すでに自然法則がねじ曲がり重力が歪む異形の空間となる。発売日までは、前作をプレイしなおして超能力とは何かを考えつつ楽しみに待ちたいところ。

    © 2025 Remedy Entertainment Plc“. Control”“, CONTROL Resonant”“, Northlight” and the Remedy logo are trademarks or registered trademarks of Remedy Entertainment Plc in various countries. All rights reserved.

    (月刊ムー 2026年02月号)

    藤川Q

    ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。

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