君は青いギターが呪物になる過程を見たことはあるか?/大槻ケンヂ「医者にオカルトを止められた男」
怒り、恨み、願い……何らかの思いを備えた物品は広義で「呪物」というカテゴリに入れられる。物語に生きる人が生み出す呪的文脈は簡単にリアルを食いつぶす。
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文=藤川Q
ゲーム雑誌「ファミ通」とのコラボでお届けする“ムー通”。今月おすすめする一本は、ノスタルジーを刺激する異色のシューティング!
地球外生命体の侵略に立ち向かう人類という永遠のテーマ。1950年代には『禁断の惑星』『地球へ2千マイル』『地球の静止する日』など、実写モノクロSF映画が華やいだ時代でした。
が!
2022年、予想だにしなかった、そんな往年の実写モノクロという50年代の表現をモチーフとしたゲームが襲来してきたのです。しかも、ゲームのジャンルも横スクロールシューティングという、これまたノスタルジックですらある今もってなお魅惑的にすぎる、色褪せないクラシックな遊びを引っ提げて、襲来するUFO集団にレシプロ戦闘機で立ち向かうなんて、とんでもない内容。ムービーもすべてモノクロ実写です。
ストーリーも、ザログ大帝率いるベガ・コーポレーションの邪悪な企みを打ち砕くべく、精強な戦士たちが結集してSquadron 51(第51戦隊)を編成。邪悪な宇宙艦隊と円盤との決戦に臨む人類のパイロットになるというものです。
しかも、全編モノクロで50年代のテイストの表現への凝った造りには感動すら覚えます。なぜって、敵の円盤、ピアノ線が見えるようにわざわざ作っているんですから!(CGのゲームなのに)
おそらく、このような50年代SFへの執念を感じさせる作品はもう一生体験できないと思われます。ある意味で、たぶんこれもまた作品の設定同様、人類最後のチャンスでありましょう。
なんといっても、そのゲームシステムも前述のように、横スクロールシューティングですから。4種の機体とスペシャルな装備を組み合わせて、UFO円盤からの無数の敵弾やギミックを避けつつ機銃を撃ち込むのが、あなたの役目であります!(敬礼)
〈本作のムー民度 ★★★☆☆〉
https://store.steampowered.com/app/1378800/Squad_51_vs_the_Flying_Saucers/
Steam/配信中 1,688円(税込) © 2015-2022 WhisperGames. All rights reserved.
藤川Q
ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。
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