掲載種は300以上!中国古典の妖しいモノたちを総覧する『中国妖怪大全』に日本語版登場
不思議で奇抜なモノだらけ!中国の古典に記された「妖怪」をまとめたボリュームタップリの本が発売中。
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妖怪は社会の鏡だった!?
酷暑の夏こそ過ぎたけれど、まだまだじんわり暑い日々が続く秋。もうちょっとひんやりしたいんだけどな……という人に朗報。愛知県の安城市歴史博物館で、特別展「日本妖怪展」が開催中です。
妖怪ファンなら知らない人はいない、湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)がもつ「日本一」の呼び声も高い妖怪コレクションと、会場である安城市歴史博物館所蔵の資料から、妖怪のビジュアルや妖怪文化のひろがりが紹介されます。
妖怪といえば一見おどろおどろしいだけの存在と思われがちですが、じつは彼らには「社会の鏡」という一面があるといいます。
時代の社会背景やひとびとの不安、興味などが「妖怪」というかたちをとって表現され、地域ごとの風土や風習とつながりながら独自の世界をかたちづくっていったというのです。そこには最近の都市伝説や、陰謀論とも通じるところがあるのかもしれません。古くて常に新しく、更新され続けるからこそ世代を超えて親しまれる。衰えない妖怪人気のカギはそんなところにもあるのでしょうか。
期間中には、ご当地にフィーチャーしたイベント「あいちの妖怪について聞いてみよう」や、妖怪スタンプラリー「百鬼夜行デー」が開催。また11月3日の閉幕まで毎日「妖怪を探せ!日本妖怪クイズの旅」にも参加可。

特別展「日本妖怪展」
会場:安城市歴史博物館(愛知県)
会期:11月3日(月・祝)まで
料金:700円(中学生以下無料)
詳細は公式サイトから https://rekihaku-exhibition.ansyobunka.jp/nihon-youkai
webムー編集部
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