UFO現象の今昔!? 石川県に伝わる「空飛ぶ鍋」「巨大な鳥・鶏」「アブダクション」怪奇譚/妖怪補遺々々
UFOで町を盛り上げる羽咋市をはじめ、石川県の妖怪譚を補遺々々してみると、UFO現象を思わせるものが数多く見られます。そんな奇妙なお話をお届けいたします。ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、
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エイリアン・アブダクションをモチーフにしたデザインが話題の「未確認飛行栞」。その開発メンバーに話を聞くと、意外な製作秘話、そして緊迫のUFO目撃情報までが飛び出したーー!
いま世間をひそかに騒がせている、とある文具をご存じだろうか。
それは文庫本用に設計された小さなしおりなのだが、一目でも見てしまったらその者の脳に強烈な記憶を刻みつけるという。いったいどういうことなのか。都内某所にて現物を入手してみるとーー。
そのしおりがこちら、「未確認飛行栞(しおり)」だ。2025年7月のリリース以降ユニークな形状とアイディアがSNSでも話題になっているので、見たことのある人も多いのでは?
しおりはボディ部分にU字のスリットが入り、ページをはさみこむことができる仕様になっている。このおかげで読みかけの場所を行単位で記録しておける実用的なすぐれものなのだが、なんといっても最大の特徴はそのデザイン。トップ部分にクラシカルなUFOがアレンジされ、本にはさむとまるで謎の光線により文章がエイリアン・アブダクションされているようにみえるのだ!
はさんだままで本を閉じれば、あたかも表紙の上部にUFOが静止しているかのようなスリリングなビジュアルが出現。素材は人類には解析不能な未知の物質……ではなくポリプロピレンなので、丈夫かつしなやか。そのままカバンに入れても折れたり欠けたりしにくいうれしいつくりになっている。SNSでは、読書好きを中心に「ついつい買ってしまった」「友人へのプレゼント用にゲット」といった投稿が続出している状況だ。
それにしても、しおりでエイリアン・アブダクションを再現するなんて、ふつうは思いつかない。裏に何か“大きな力”が動いている、とでもいうのだろうか? 実は未確認飛行栞の発売元は業界大手・サンスター文具なのだが、ここでは以前にも、収納した文房具がアブダクションされたようにみえる「未確認飛行ペンケース」という商品を発売している。一度ならず二度までも。これはますます気になってくる。
というわけで製作現場に問い合わせてみると、大変に熱のこもった、きわめて興味深い回答をお返しいただけた。回答をまとめてくださったのは、サンスター文具クリエイティブ本部のOさん。未確認飛行栞の開発中心メンバーのひとりである。以下、その内容をお伝えしたい。
まず、なぜUFOに注目したのか?
理由はとてもシンプル。実はOさんが根っからのオカルトファンだったのだ。Oさんは自宅に超常現象やUMA(未確認生物)がモチーフのグッズをたくさん飾っているというほどの“ガチ勢”で、なかでもいちばんのお気に入りが、UFOが牛を連れ去るエイリアン・アブダクションの構図。
いつかこれを文具にできないか……と機会をうかがっていたOさんが注目したのが、最近の推し活ブーム。「UFOが“牛”ならぬ“推し”をアブダクションしているグッズをつくったら面白いのでは!」とのアイディアがおりてきて、そこから誕生したのが第一弾となる未確認飛行ペンケースだったのだという。
そして今回、会議で「文字を照らすライトがモチーフのしおり」という企画アイディアがあがり、これを練っていくうちにふたたびエイリアン・アブダクションのビジュアルに白羽の矢が立ち生まれたのが「未確認飛行栞」というわけだ。アツいオカルト愛を感じる、なんだかとっても納得の経緯である。
ちなみに発売以降しおりの売り上げは好調で、9月には追加生産の予定。最近はOさん以外のメンバーからもUFO関連のアイディアがたくさん出るようになり、サンスター文具では目下別のUFO関連商品の企画もひそかに進行中とのこと。
またOさんはいま「UFOだけでなく、UMAも文具と相性がいいはずだ」と腹案をあたためている。この先の新たな「未確認」文具シリーズの発表が気になるところだ。
ところで、そこまで筋金入りのUFO好きときたら、「見たことある」かどうかはどうしても気になるところ。ダメ元で質問したところ、驚くべき答えが返ってきた。なんとOさん、これまでに2回UFOをみたことがあるというのだ!
はじめての目撃体験は小学生の時で、熱がでて病院にいった帰り、駐車場にとめた車の中でみたのだそう。その時のUFOは飛行船を異様に細長くしたようなかたちで、上半分がグレー、下半分が白に近い色味でスーッと空を飛んでいったという。形状的にはいわゆる「葉巻型」にあたるのだろうか。ディテールの描写が生々しく、興味深い。
そして2回目の目撃はごく最近のこと。非常にショッキングなので、回答の文面を転載させていただきたい。
「2回目は実際にスマホで撮りました。スカイツリーの真横を光る球(UFO?)が速度や方向を頻繁に変えたり止まったりしながら飛んでいました。あまりに建物に近い距離なので法律的に建物近辺での使用が禁止されているドローンでは無いと信じています」
光る球を目撃して、スマホで撮影した映像が残っている!! というわけで今回、特別にその映像もご提供いただいた。正味70秒弱の動画を軽量化のためGIFファイルに変換したものがこちら。
星とは明らかに異なる光る物体が、明滅を繰り返しつつ、静止したりスピードを早めたりしながら不規則に移動している。もちろんスカイツリーの近辺では、無許可でのドローン操縦は禁止されているはず。ではこれは一体なんなのか……。正体不明という意味では、現状まさしく「未確認飛行物体」と呼ぶしかない。
正体不明の発光体が「未確認飛行栞」コアメンバーたるOさんの前に出現したのは、単なる偶然なのか、あるいは……。
こうして日夜世の「ふしぎ」にアンテナを張り巡らせている未確認飛行栞開発部から、今後どんな「未確認」文具シリーズが生み出されるのか。楽しみにしつつ、こちらも注目を続けていきたい。
未確認飛行栞(みかくにんひこうしおり)
発売:サンスター文具
カラーはイエロー、パープル、ミントの3種、各440円(税込)
詳細は公式サイトから https://www.sun-star-st.jp/items/250408090111
webムー編集部
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