語られ書かれて生まれる実話怪談というジャンルを語り合う「教養としての怪談」対談/吉田悠軌・蛙坂須美
各種メディアにとりあげられ、すでに重版出来の話題書『教養としての最恐怪談』。先日開催された発売記念イベントでは、実話怪談をめぐるあつい議論が交わされた……!
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「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
深結(みゅう)著/ 西岡和彦 監修
神社や神様、神道に関する知識を一冊に凝縮
著者曰く、多くのビジネスエリートは「日本の神様や神道、神社について学び、日常の中に取り入れることで、自身の可能性を広げ、人生を豊かにしてい」るし、最近では「海外のビジネスエリートが日本の神様や神道に興味を持ち、学ばれることも増えてきてい」る。つまり今や、神様に関する知識は、ビジネスエリートが教養としてたしなむものとなっているのである。そして本書の推薦者である神社本庁長老・生田神社名誉宮司の加藤隆久氏によれば、「神社を、そして日本の神を知ることは、『日本』そのものを知ること」であるというのだ。
本書は、主としてビジネスエリート向けに(だが実際にはエリートでなくとも大丈夫)神社や神様、神道に関する知識を、コンパクトに凝縮した一冊。神道の歴史に始まり、各神様たちの紹介、日本神話のあらまし、神様や神社との付き合い方、そして神社参拝のマナーにいたるまで、有用な情報が網羅されている。
著者の深結氏は「ヒーリングシンガー」で、世界の聖地や日本各地の神社仏閣で祈り歌を歌唱する活動に従事しているほか、島根県親善大使や出雲観光大使等を務める。また、監修の西岡和彦氏は、國學院大學神道文化学部の教授である。
口絵として収録された、著者作製による神様の系図は、目がくらくらするほどの力作で(ぜひ現物をご覧いただきたい)ただただ圧巻。これだけでも、十分に買いである。
(月刊ムー 2025年5月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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