トランプはなぜ大統領選挙で勝てたのか?「断末魔のカバール」/ムー民のためのブック

文=星野太朗

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    断末魔のカバール

    西森マリー/副島隆彦 著

    ドナルド・トランプは、カバールと闘う闘士なのだ

     2024年11月。アメリカ大統領選挙において、ドナルド・トランプ氏が圧倒的な大勝利を収めた。その直前までの報道では、「両者伯仲の大接戦、ハリス有利」などといわれつづけていたのだから、この結果に驚いた人も多いのではないか。
     だが、いわゆる日本の「マスゴミ」がカバールの支配下にあるとすれば、彼らがひたすら有害な「フェイクニューズ」を垂れ流しつづけるのも当然。カバールとは、「中世から続く大銀行家集団と英国を中心としたヨーロッパ王族」のことで、世界を裏から牛耳っている。そしてトランプ氏は、カバールと闘う闘士なのだという。
     そのカバール一派の大規模不正選挙によっていったん大統領職を去った後も、トランプ氏は依然として「最高司令官」でありつづけ、「この4年間で国民を目覚めさせるために」「偽バイデン政権にわざと最悪の政策を採らせて」いたという。

     本書では、その4年間のトランプ氏の動静、およびアメリカの腐敗堕落ぶりが、テキサス州在住で常に1次情報に触れているジャーナリストである著者によって生々しく、詳細に語られる。
     さてそのトランプ氏だが、2025年1月の大統領就任後、あたかも本書の内容を裏づけるかのように、矢継ぎ早に続々と大統領令を出しつづけている。
     このことは、はたしてわれわれと世界にとって福音となるのか? ぜひ本書で確認していただきたい。

    秀和システム1870円(税込)

    (月刊ムー 2025年4月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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