『フリーメーソンの悪魔「バフォメット」の謎』ムー2025年1月号のカバーアート/zalartworks

文・絵=zalartworks

    「ムー」2025年1月号カバーアート解説

    「ムー」本誌のカバーアートを手掛けているzalartworksさんによる、アートワーク制作の裏話です。

    ムー2025年1月号のカバーアート/zalartworks

     今月の総力特集は、『フリーメーソンの悪魔「バフォメット」の謎』。
     バフォメットは中世のテンプル騎士団が崇めていた神の名です。オカルティストのエリファス・レヴィが描いた「メンデスのバフォメット」がよく知られるバフォメットの図ですが、頭と角は獣で体は人間という特徴があり、バランスの概念を表しているそうです。
     20世紀の初頭に民俗学者が「角を生やした神々は単一の神格を表しており、キリスト教徒が魔王と解釈してきた存在だ」と主張したところから、この姿が異教の神の悪魔として定着したようです。
     そこから、テンプル騎士団のいた中世ヨーロッパ、そして今回は北方ルネサンスを意識してバフォメットを描いてみました。

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    zalartworks

    1977年生まれ。東京出身。武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。テレビ局、映像制作会社勤務を経て現在はフリーランスでイラストレーターとして活動中。2018年11月より月刊ムーの表紙を担当。

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