M-1グランプリ2024決勝を占い芸人が大予想! 西洋占星術で見た優勝候補は…?

文=ますかた一真

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    出場コンビを西洋占星術で占えば、優勝が見える! *本文中、敬称略としました

    占い芸人がM-1グランプリ2024を大予想

     お久しぶりです。占い芸人のますかた一真です。今回2年ぶりにM-1グランプリの優勝者を西洋占星術という占いの観点から予測する記事を書かせていただくことになりました。
     2年前にもM-1を占ったのですが占いでの予想とは外れて、また2024年3月に行われた「ムーpresents第1回占い師競馬会」での競馬占い予想において16名中ビリ(9レース中8レースをハズす)という醜態をさらしたのですが、そんなぼくに記事を書かせてくれるというムー編集部の芸人魂に感謝し、今回こそ西洋占星術で賞レースの結果を当てることは可能であることを証明しようと思います。

    ※2年前の占いと、外れたうえでの振り返りは上記で!

    太陽星座で見るコンビの相性はダイタク優勢

     まず相性の良さを見てみます。西洋占星術では太陽星座(みなさんが朝の占いなどで目にするいわゆる12星座)同士の角度で相性を考えます。
     ホロスコープと呼ばれる星の図は円形なので、ひとつの星座を30度と考えます。同じ星座同士は0度(コンジャンクション)、隣り合ってる星座は30度(セミセクスタイル)、2つ離れた星座は60度(セクスタイル)といったように、関係性に名前がついています。

    自分が魚座生まれだった場合、隣の牡羊座、水瓶座が30度、蠍座と蟹座が120度、対面の乙女座が180度の関係となる。

     相性の良さについての考え方は様々ですが、やはり強いのは同じ星座の0度。そして次は同じ属性の120度か、正反対すぎてイチかバチかの180度でしょう。コンビの星座の組み合わせの成立する確率は、0度が12分の1、180度の場合も12分の1、あとはそれぞれ6分の1となります。

     そこで、実際のM-1優勝コンビの相性と、相性ごとの優勝した割合を見てみましょう。

     12星座はそれぞれ火土風水の四属性に分かれています。
     牡羊座、獅子座、射手座は火。
     牡牛座、乙女座、山羊座は土。
     双子座、天秤座、水瓶座は風。
     蟹座、蠍座、魚座は水。
     このように分類されます。

     大会全19回中同じ星座のコンビが優勝した回数は3回。確率にすると約15.7%、これはコンビが同じ星座になる確率である12分の1(8.3%)の約2倍で、もっとも優勝する確率が高いといえます。ちなみに2番目に高い確率なのは僅差で180度、次いで120度。
     つまり驚くべきことに、M-1の優勝確率は西洋占星術の相性の良さと比例しているのです。

     ちなみにぼくがかつて組んでいたコンビの相性は150度でこの中では1番優勝確率が低く、事実最高でも2回戦までしかいけなかったので、これもまた実証されています。

     ……それはさておき、相性の面では双子のコンビダイタクがもちろん同じ星座ということで一歩リードということでしょう。次いで、120度のヤーレンズ180度のエバースもやや優勢です。

    人生の岐路に立つヤーレンズ楢原、ママタルト檜原

     M-1優勝のためには運勢の良し悪しも大切ですが、同じくらい大切なことが「人生の岐路に立っているかどうか」です。2022年にぼくがこの記事の追記で書かせてもらったのですが、そのとき優勝に輝いたウエストランドの井口の太陽には、天王星という84年に1度巡ってくる革命の星がぴったり重なっていました。

     天王星、海王星、冥王星は「トランスサタニアン」と呼ばれる公転周期の遅い惑星で、この星が影響を及ぼすとき人生の大事を成すことができるとされています。

     今回の決勝進出者の中で当日にこのトランスサタニアンの影響を受けているのはヤーレンズ楢原真樹(当日の天王星が楢原の太陽とほぼ180度)とママタルト檜原洋平(当日の冥王星が檜原の太陽にほぼ180度)です。冥王星はその人を根本から変容させてしまう強い星です。

     人生の急激な変化が起こりやすいのはこの2人と言えるでしょう。

    ウエストランドを優勝に導いたのは天王星の影響があった!?

    幸運の木星の影響は先々に現れる

     占いで賞レースの結果を占うとなると、やはり当日の運勢が気になるところ。

     西洋占星術での運気の指標はなんといっても幸運を司る木星です。木星はひとつの星座に約1年滞在するので、自分の太陽星座に木星が来ると約1年幸運です。12星座は火土風水の4つの属性に分かれているので、同じ属性に木星が来たときも幸運を分けてもらえます。

     こう書いてみると、過去のM-1優勝者は大会当日にさぞ木星の恩恵を受けているんだろうと思われるでしょうが、意外にもそうではありませんでした。M-1優勝を果たしたときに木星が自分の星座または同じ属性の星座にきていた芸人は意外なほど少なかった。

     その代わり、優勝の翌年に木星が生まれ星座に来る、または同じ属性の120度の星座に来る優勝者は驚くほど多かったです。

     翌年に木星が自分の星座に入った優勝芸人は7人。自分の星座に木星が来るのは12年に1度なので確率は実に倍以上。同じ属性というところまで広げるとなんと過半数を超えます。同じ属性に木星が入る確率は4分の1なのに。

    (注:ブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマン、マヂカルラブリーは優勝時に木星の影響下にあったが、ちょうど木星が星座を移動したばかりだったのでほぼぴったり1年間恩恵を受けることができた故、翌年に含めている。特にマヂカルラブリーは決勝前日に木星が水瓶座入り。とろサーモン、霜降り明星、ミルクボーイは木星が影響するまでほぼ1年間が空くので、翌年に恩恵を受けるとはいえ判断はやや迷うところでもある)

     自分も芸人なので、賞レースを獲った方とお話する機会はたびたびありましたが、皆さん口を揃えて言うのが「優勝してしばらくしてから環境が良くなってくる」ということです。

     考えてみれば当たり前の話で、優勝後の激務がお給料に反映されるのはしばらく時間が経ってからですし、レギュラー番組をもつなどの幸運を享受できるのも優勝したその後。しかも、木星の恩恵を受けている最中に優勝だと、その後の幸運の時期は当然少し短くなっています。優勝から少し時間が経って、木星が自分のラッキーゾーンに入れば、より長く、満額で優勝にまつわる幸運を受け取れるというもの。
     特にここ数年は錦鯉渡辺、ウエストランド井口、令和ロマン松井ケムリと3年連続で優勝後に木星が自分の星座に重なる芸人を擁したコンビが優勝しています。優勝する芸人は運気が良くなる直前説はデータ的にも信頼度が高そうです。

     さて、木星は2025年6月に蟹座に入ります。蟹座の決勝進出者はママタルト大鶴肥満ジョックロック福本、蟹座と同じ水属性同士のコンビはヤーレンズです。彼らが2025年6月以降を引っ張っていくのではないでしょうか?

    占い結果で優勝にもっとも近いコンビは「ヤーレンズ」

     以上のことから、M-1グランプリ2024における運気優勢コンビを見ていきましょう。

     まず相性の良さはダイタク、次いでヤーレンズエバース
     トランスサタニアンの影響を考えるとヤーレンズママタルト
     翌年の木星の恩恵を考慮するとママタルトジョックロックヤーレンズです。

     この中ですべての条件を満たしているのはヤーレンズ、次いでママタルトです。同じ星座の強みという意味ではダイタクも大いにありそうです。

     というわけで……占い芸人・ますかた一真の「M-1グランプリ2024」予想は、本命をヤーレンズ、対抗をママタルトダイタクとしたいと思います。

     今年もM-1が佳境を迎えております。出場者の皆さまにとっては「漫才」のMですが、ぼくにとっては「命術」(占星術など運命に関する占い)のMです。決戦は12月22日、お楽しみに!

    M-1グランプリ公式サイトで出場者の情報をチェックしつつ、決勝の放送をお待ちください!
    https://www.m-1gp.com/

    ますかた一真

    お笑い芸人にして占い師。占術はタロットや西洋占星術で、原宿『塔里木』にて鑑定中。都市伝説トークも得意。

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