南極で「巨大な扉」が発見された! 異星人の秘密基地への入口か、未知の世界が解き放たれる!?
分厚い氷に覆われた神秘の世界・南極。新たに発見された謎の“扉”は、人類を未知なる領域へと誘う入り口となるのか──!?
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グリーンランドの分厚い氷の下から見つかった「都市」──。UFOの秘密基地でなければ古代文明の遺構でもなく、近代文明が残した「負の遺産」だった!
「氷の大地の下に眠る都市」と聞いて、陰謀論だろうと一笑に付す人がいるかもしれない。しかし、NASAがこのほど公開したレーダー画像に写っていた「氷の大地の下に眠る都市」は、紛れもなく実在する地下施設だ。いったい誰が、どのような目的で建造したのか、真相に迫っていこう。
問題の地下施設は、氷に覆われたグリーンランドの地表下100フィートに位置している。上空から氷床を観測していたガルフストリームIII研究ジェット機に搭乗していた科学者チームが発見したのだが、これは異星文明によって建造されたUFO基地ではない。実は1959年にアメリカ政府が極秘裏に建設し、1967年に放棄された軍事基地「キャンプ・センチュリー」だったのだ。
当時のアメリカはソ連との冷戦下にあり、常に核攻撃を受ける懸念があった。そこで核攻撃にも耐えうる核ミサイル発射基地ならびにネットワークを構築する極秘計画が持ち上がったという。そして建設されたキャンプ・センチュリーは、原子炉を動力として稼働する“都市”と呼べるほどのスケールで、その周囲には合計9800フィート(約3km)以上に及ぶトンネル21本が掘られ、ソ連から先制攻撃があった場合に備えて600発もの核ミサイルが配備されていた。
キャンプ・センチュリーは「氷床下の軍事・科学拠点が現実的で手頃な選択肢であることを実証した成功例」と称賛されたが、なぜ放棄という末路をたどったのか。答えは単純明快で、当初想定されていたよりも氷床が安定しておらず、計画通りにプロジェクトを進められないと判断されたためだ。放棄時に原子炉こそ撤去されたものの、いまだ基地内には核廃棄物が残ったままとされている。
基地を発見したチームの一員で、NASAジェット推進研究所(JPL)の科学者アレックス・ガードナー氏は「氷床を探していたところ、キャンプ・センチュリーが突然レーダー画面に現れました」「最初はそれが何なのかわかりませんでした」とコメント。同じく科学者のチャド・グリーン氏も、「秘密都市の個々の構造がこれまで見たことのない形で見えている」と撮影時の驚きについて語った。
秘密基地の予期せぬ発見によって、科学者の間に興奮というより緊張が走っているのも無理はない。もともと氷床の脆弱性によって計画は中止に追い込まれており、気候変動によって氷床が崩壊すれば基地が表層に現れる可能性がある。つまり、長年氷に覆われていた有害物質が露出し、環境・生物の両方に危険がもたらされる可能性があるのだ。
氷床下に残る冷戦時代の負の遺産。放置すれば甚大な被害をもたらすかもしれず、米政府が今後どのように動くか、世界はこの問題に対して関心を持ち続けなければならない。
【参考】
https://www.ladbible.com/community/weird/nasa-hidden-city-camp-century-greenland-869740-20241127
webムー編集部
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