日本は消える…!?「大惨事世界大変」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    大惨事世界大変

    石濱哲信 著

    着実に進む日本人殲滅計画への警告

     1994年、当時の中国の首相・李鵬は、「今の日本人は、あと20年もすれば、皆消えていなくなる」と述べたという。つまり、中国共産党による日本人殲滅計画である。幸い、まだ日本人は消滅こそ免れているが、著者によれば「この計画は遅れてはいるものの、着実に進められて」いる。そしていずれは「愛知県から西の沖縄までを全部、中華人民共和国東海省」とするというのだ。
     中国共産党だけではない。戦後以来、延々と続く英米による「日本人抹殺計画」は、四方八方から日本と日本人を締め上げてきたのだ。彼らの思想的バックボーンであるキリスト教やユダヤ教は、「敵の殲滅」を是とするという、そもそも日本人とはまったく相容れぬ宗教である。

     本書は、今、まさに危険な状態にある日本と日本人に、覚醒を促す警世の書。2023年10月に神楽坂で開催された「勉強会」の音源を文字化したものであるから、とにかく読みやすい口語体で、ライヴ感満点。 
     著者の石濱哲信氏は、元海上自衛官で、現在は一般社団法人・日本安全対策推進機構代表にして、元祖日本保守党党首。政治的にはかなりの右派なのだろうが、そのわりには明治天皇に関して、不敬の極みのような裏情報をさらりと投下したりする。徹底して反中なのはよいとして、それにしては妙に親露だったりするなど、正直、つかみどころがない。あらゆる先入観を取り払って臨むべき「勉強会」である。

    ヒカルランド/1980円(税込)

    (月刊ムー 2024年12月号掲載)

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