石破首相と小泉進次郎が協力してUFO現象解明へ!? 今週のムー的ミステリーニュース7選

文=羽仁礼

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    9月27日~10月3日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    新政権に高まるUFO現象解明への期待

    『サンデー毎日』10月13日号「政府がUFO現象解明に動き出す日がやってくる!?」は、今年6月6日に設立された超党派の議員連盟「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」、通称「UFO議連」設立の経緯を紹介。この議連は小泉進次郎元環境大臣が幹事長を務め、石破新総理も名を連ねている。創設には日本維新の会所属の浅川義治議員が中心的な役割を果たしたが、浅川議員によれば議連の設立を提案したのは小泉元環境大臣で、名称も小泉進次郎がつけたという。メンバーの中にはじっさいに目撃した人物もいるという。

    https://mainichibooks.com/sundaymainichi/backnumber/2024/10/13/

    20億年前の微生物

    画像は「東京大学」より引用

     東京大学などのチームは10月2日、南アフリカの約20億年前の岩石の中で、生きた微生物を見つけたと発表した。微生物が見つかった岩石は、南アフリカ北東部にあるブッシュフェルト複合岩体の地下15メートルから採取したもので、DNAをもつ細胞がサンプルの中にたくさん存在していることがわかった。微生物の細胞に含まれているたんぱく質も見つかった。10月3日付朝刊各紙に関連記事あり。

    https://www.yomiuri.co.jp/science/20241002-OYT1T50125/

    カッパで町おこし

     10月1日付『日経新聞』夕刊「妖怪会える町、人ぞくぞく」は、柳田國男の出身地兵庫県福崎町での、カッパのガジロウを使った町おこしを紹介。ガジロウは柳田の著書『故郷七十年』に登場するカッパをモチーフに生まれ、2014年に像が設置された。今年滋賀県で拓かれた「第1回きもキャラグランプリ」では優勝し、町の新人職員とM-1グランプリにも挑戦、1回戦を突破した。町を訪れる観光客の数はこの10年で約3倍に増加したという。

    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83803010R01C24A0CE0000/

    特殊構造の古墳が示すこと

    ホケノ山古墳全景。右側が後円部。画像は「Wikipedia」より引用

     10月2日付『毎日新聞』夕刊「散歩日和」は、奈良県桜井市のホケノ山古墳を紹介。同古墳は前方後円墳で、発掘したところ「石囲い木槨」と呼ばれる特殊な構造の埋葬施設が見つかっている。これは弥生時代の畿内には見られなかったものだが、瀬戸内海地方には見られることから、これを根拠のひとつとして、ヤマト王権の成立にこの地方の勢力が関わったという主張もあるという。

    https://mainichi.jp/articles/20241002/dde/012/040/005000c

    巨大彗星が地球に接近中

    2024年9月28日に撮影された紫金山・アトラス彗星 画像は「Wikipedia」より引用

    「世紀の大彗星」とも呼ばれる紫金山・アトラス彗星が地球に接近しており、日本では10月中旬に見頃となる。紫金山・アトラス大彗星は2023年、中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡が相次いで発見したもので、9月27日に太陽にもっとも近づいた後、10月12日に地球に接近し、2等星ほどの明るさになるという。9月30日早朝には、南米チリの天文台でその姿が撮影された。9月27日付『毎日新聞』夕刊、9月30日付『朝日新聞』夕刊他に関連記事あり。

    https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/040/191000c

    宇宙での実験がもたらす可能性

     9月29日付『朝日新聞』朝刊「宇宙新時代」は、国際宇宙ステーション(ISS)で行われてきた各種の実験を紹介。科学実験を行う際、ISSでは容器が不要、沈降がない、熱対流がない、重力の影響が少ないといった様々な利点があり、無重力下での機器の動作確認や作物の栽培、タンパク質の結晶化などの実験が行われてきた。また、ISSでは骨や筋肉の衰えが地上の10~30倍のスピードで進むことから、宇宙飛行前後のマウスの血液中の成分を比較して、老化の原因物質特定や骨粗鬆症治療薬の開発に役立てることも期待されている。

    https://www.asahi.com/articles/ASS9Z0QQ3S9ZULBH00GM.html

    最先端エピジェネティックス研究

     9月27日付『朝日新聞』朝刊「学びの扉」は、「エピジェネティックス(後成遺伝学)」について解説。生物の遺伝子に記録された情報が、後天的な変化によって必ずしも正常に読み出されない場合があり、そうした現象を研究する学問がエピジェネティックスである。例えば遺伝子に特殊な塩基が付属する「メチル化」や、細胞内に折りたたまれた遺伝子が強く巻き付きすぎる「ヒストン収縮」などで、その部分の遺伝情報が読み出されなくなり、発現しなくなることがある。こうした現象は癌の発症とも関係しており、このような後天的な遺伝子の異常を修正する「エピゲノム編集」という試みも生まれている。

    https://www.asahi.com/articles/DA3S16044603.html

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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