「稲生平太郎生誕290周年 稲生物怪録-時空を超える物語-」展が三次市の湯本豪一記念日本妖怪博物館で開催中

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    2024は平太郎のアニバーサリーイヤー!

    江戸の怪事件!「稲生物怪録」の展示が開催中

     江戸時代、備後国三次(みよし)に住む少年・稲生平太郎(いのうへいたろう)を襲った怪異の数々。ばたばたと飛び上がる畳、戸口いっぱいに広がる老婆の顔、一つ目をらんらんと光らせる毛むくじゃらの化け物など、稲生邸でひと月にもわたり続いた怪現象の記録は、現在「稲生物怪録」として広く知られている。

     江戸時代でもトップクラスのこの怪事件だが、今年は平太郎の誕生から290年という節目の年になるそう。これを記念して、三次市の湯本豪一記念日本妖怪博物館、通称三次もののけミュージアムでは「稲生平太郎生誕290周年 稲生物怪録-時空を超える物語-」展が開催されている。

    『(仮称)稲亭物怪録絵巻』(部分)江戸時代

     なんといっても見どころは、現存する「稲亭物怪録」(とうていぶっかいろく)系統の絵巻5点が一堂に会するという激レアな展示。また屋内には「平太郎の部屋」が再現され、物語の世界観を等身大で体感することができる(撮影も可能だ!)。さらには稲生物怪録をモチーフにして人気を博した漫画『朝霧の巫女 平成稲生物怪録』の原画も展示されるとのこと。今や日本屈指の“妖怪都市”のひとつである三次市。「一度は行ってみたいけど……」と思っている人は今がベストタイミングかもしれない。

    開館5周年記念企画展
    「稲生平太郎生誕290周年 稲生物怪録 -時空を超える物語-」

    会場:湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)(広島県)
    会期:10月15日(火)まで
    料金:一般600円(480円)、高・大学生400円(320円)、小・中学生200円(160円)
    詳細は公式サイトから
    https://miyoshi-mononoke.jp/exhibition

    webムー編集部

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