「2028年までにマンモス復活」と米バイオ企業が発表! 今週のムー的ミステリーニュース7選

文=羽仁礼

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    4月12~18日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    新属新種の巨大魚竜

    イクティオティタン・セベルネンシス 画像は「Wikipedia」より引用

     4月20日付『東京新聞』夕刊「体長25メートル? 新種魚竜史上最大か」は、2020年に化石愛好家の父娘が発見した魚竜の化石が、新属新種に分類されたことを報道。化石は、イギリス南部ブリストル西方の海岸から発見された下顎のもので、三畳紀末、約2億200万年前のものとされる。全長は25メートルと推定され、シロナガスクジラにも匹敵する大きさで、「イクティオティタン・セベルネンシス」と命名された。

    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/041800220/

    九州はカッパの聖地?

     4月24日放送の「奇跡体験アンビリバボー」(フジテレビ)では、「日本のUMA&身近に潜む恐怖!超人気店誕生秘話SP」との副題で、九州でのカッパ調査を行った。カッパの町久留米市田主丸町の紹介や、長崎県対馬市厳原町でのカッパの足跡事件、佐賀県のカッパのミイラを紹介。他に山形県のガタゴン事件や、福島県で撮影されたUMA映像を紹介。

    https://tver.jp/episodes/epzypsw4cn

    2028年までにマンモス復活!?

    ケナガマンモス 画像は「Wikaipedia」より引用

     4月25日付『毎日新聞』朝刊の連載記事「青野由利の時を駆ける科学」は、4月25日付紙面で、アメリカのバイオ企業コロッサル・バイオサイエンシズが計画中のケナガマンモス復活計画について解説。コロッサルは3月、マンモスと近縁のアジアゾウのiPS細胞作成に成功したと発表。最終的には、マンモスの遺伝子に改変したiPS細胞を用いたクローンを計画しているようだ。コロッサルは2028年までにマンモスを復活させたいらしいが、筆者はそれまでには無理だろうと述べている。

    https://mainichi.jp/articles/20240425/ddm/016/040/005000c

    風水や占いに頼る政治家たち

     4月21日付『毎日新聞』朝刊「Sunday Column」では、福岡静哉ソウル支局長が、風水や占いに頼る韓国政界の現状を紹介。風水地理学者や占い師へのインタビューはじめ、朝鮮王朝時代にソウルに首都を移した理由も風水上の明堂であったからと指摘。また1997年の大統領選挙で金大中候補が親の墓を移した、伊錫悦政権が大統領執務室を移動したなどの実例も紹介。風水師が活躍する人気の映画「破墓」にも触れる。

    https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20240417/pol/00m/010/009000c

    斜面に描かれた地上絵の目的とは?

     4月21日放映「世界遺産」(TBS)は、1994年にユネスコ世界遺産に登録されたナスカとパルパの地上絵を特集、近年発見された新しい地上絵から、その製作の謎に迫る。日本の山形大学の調査で新しい地上絵が多く発見されており、番組では地上絵で雨乞いの儀式を行った上で近くのカワチ神殿に巡礼が行われたとする。また、斜面に描かれた地上絵は巡礼者たちの道標であるとの説も紹介。

    https://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20240421/

    埴輪の“本当の色”に衝撃

    埴輪 挂甲の武人 画像は「独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター」より引用

     東京国立博物館が所蔵する国宝、埴輪 挂甲の武人(はにわ けいこう ぶじん)について、2016年から2年以上をかけて継ぎ目などを外して組み直す本格的な補修作業を実施。合わせて蛍光X線分析などで表面を調べたところ、作られた当初は鎧は白を基調として灰色と交互に塗り分けられ、手に持った大刀や矢入れ、首や顔は赤の顔料が使われていたことが判明した。

    https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_db/index.php?controller=dtl&t=db_hukusei&id=56

    月面で酸素や水素を生成へ

     4月20日付『読売新聞』朝刊「月面で水を電気分解」は、空調設備工事大手の高砂熱学工業が、月面上で水を電気分解して酸素や水素を生成できる装置を開発したことを報じる。月面で水が電気分解できれば、宇宙飛行士が呼吸する酸素や推進剤として水素を製造できる。装置は、宇宙新興企業アイスペースが今年冬に打ち上げる月着陸船に搭載され、月面の弱い重力下でも電解できるかどうか実験する予定。

    https://space-connect.jp/hakuto2-takasago/

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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