行間の闇に沈む考察体験! 展覧会「その怪文書を読みましたか」が2024年1月に大阪で開催、3月から福岡巡回
SNSで話題になった「怪文書」イベントが大阪と福岡に巡回へ。
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インターネットもなかった時代に、各地の子供たちの間に広まった謎の歌がある! その起源とは!? 歌にはどんなバージョンがあるのか? そんな妖怪とは異なる怪異的現象を調査! ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」だ!
「きさらぎ駅」「杉沢村」といえば、異界系都市伝説の代表的なものでしょう。地図上にない、存在していないはずの場所へ迷い込んでしまった人々の体験談にはリアリティがあり、この世のどこかに本当に実在しているのではないかと地図からその名を捜してしまいます。
インターネット・ミームとして日本中に広まったこれらの「地図にない場所」は、今も新たに要素・逸話をつけ加えられながら人々の間を漂っていますが、インターネットを介さずとも増殖・変異をしながら全国的に知られるようになった、謎めく「村」もあります。
みなさんは「そうだ村/ソーダ村」という名を聞いたことがあるでしょうか。
あるいは、覚えていませんでしょうか。
これは、ある童謡の歌詞の中に見られる村の名称なのです。その歌は、次のような歌い出しです。
『そうだ村の村長さんがソーダ飲んで死んだそうだ』
このショッキングなフレーズを初めて耳にした子供は、どんな印象をもつでしょう。
ちょっと変で、ちょっとこわい歌だと思うのではないでしょうか。
だって、ソーダはどこでも買える、シュワッとして、甘くておいしい飲料です。それがなぜ「死」に繋がるのか、意味がわからなくて無気味です。
この後にも『葬式饅頭うまそうだ』と、「死」に関わる歌詞が続きます。
ソーダを飲んで死ぬという不可解な亡くなり方をした村長さん、その霊前に供えられた饅頭に対し、「うまそうだ」と食欲を働かせる人物が楽しそうに歌う、この不穏な世界観。一度耳にしたら、きっと忘れられない歌でしょう。
ぜひ友人知人に聞いてみて頂きたいのですが、この歌を聞いたことがある、知っているという人が意外にたくさんおられることに驚くはずです。30~40年前に祖父母から聞いたという人から、近年に友人から聞いたという人まで、初聞きの年代や年齢もさまざま、また興味深いことに、記憶している歌詞が皆さんそれぞれ微妙に違っていることがわかります。
もっとも多いケースは『そうだ村の村長さんが ソーダ飲んで死んだそうだ 葬式饅頭〇〇だそうだ』ですが、ソーダを飲んで死んだのは村長ではなく、「村長の息子」のこともありますし、「そうださん」というストレートな名前の人物の場合もあります。村ではなく、「ソーダ屋のソーダさん」「ソーダ屋のソー助さん」というバージョンもあり、葬式饅頭が「うまそう」ではなく「まずそう」だったり、饅頭のサイズや中身について言及した歌詞になっていることもあり、饅頭の出てこない例もあります。ただ、だれかがソーダを飲んで死んでしまったという部分に大きな変わりはありません。
昭和39年発行『言語生活』5月号で、大変興味深いアンケートをとっています。
「ソーダ村の村長さんは ソーダ飲んで死んだそうだ 葬式饅頭でっかいそうだ」
この歌詞を例に掲げ、「そのような歌はあったか」「どのような歌詞だったか」「どういう時に歌われたか」「何歳ぐらいの子から聞いたか」「同じような韻を踏んだ歌があったか」などの調査が行われたのです。
同年8月に発行された号にその報告があるのですが、全国各地から情報が届いたようで、関東・甲信越から北海道にかけて、ほぼ全域にこの歌は伝わっており、「この歌を知らなかった」と答えた人が多かった地域は九州、四国、山陽、山陰だったそうです。
この「そうだ村」には、元となった歌があります。教科書にも載っていた童謡で、曲名は『そうだ村の村長さん』。作詞は『サッちゃん』の作者でも知られる、詩人であり、文学作家である阪田寛夫です。
「そうだ村の村長さん」の原詩の頭の部分は、次のようになります。
『そうだむらの そんちょうさんが ソーダのんで しんだそうだと』
各地で歌われていた歌とほぼ同じ歌詞なのですが、お気づきでしょうか、このフレーズの最後に「と」の接続助詞がついていることに。原詩では、「と」の後に、こう続きます。
「みんながいうのはウッソーだって そんちょうさんがのんだソーダは クリームソーダのソーダだそうだ」
村長がソーダを飲んで死んだというのは、嘘なのです。死んでいないので、歌詞には葬式の2文字もありません。この後は、クリームソーダの中で泳いだり、クリームソーダの温泉で温まったりという、なんともメルヘンチックな想像を巡らせた歌詞になります。なんて平和で、楽しい歌でしょうか。
多くの人が記憶している「そうだ村」は、この歌を元に作られた「地口歌」なのです。地口とは語呂合わせや洒落のことで、「そうだ/ソーダ」の韻を踏んだフレーズが続くのが面白く、言葉遊びとして子供たちの間で流行ったものではないかと思われます。
日本わらべ歌全集『千葉のわらべ歌』では松戸市で採集された童歌として、次の歌詞が掲載されています。
『そうだ村の村長さんが ソーダ食って死んだそうだ 葬式饅頭でっかいそうだ 中のあんこがないそうだ』
童歌は子供が遊びながら歌う歌なので、子供の発想に任せて自由に改変されていったのでしょう。また、たとえ嘘だとはいえ、一度「死」をにおわせたことが当時の子どもたちにはショッキングだったのかもしれません。結果、「ソーダを飲んで死んだ人がいた」という部分が強調されるような内容に改変され、その歌詞が周知されていったのでしょう。
童謡は長く歌い継がれる中で怪談めいた話も生まれます。『サッちゃん』『しゃぼんだま』『かごめかごめ』などはそのいい例で、これらは学校の怪談、都市伝説にも組み込まれていき、インターネットでさらに怪談味を増した解釈をされ、今こうしている間にも〝真説〟と称されるような話が生まれています。
しかし、「そうだ村の村長さん」には、そこまで怪談的な解釈をされた例は多くないという印象です。「2ちゃんねる」には、この歌は終戦直後に実際に起きた事件をモチーフに作られた歌であるという情報が出ており、発祥地の特定に迫る書き込みなども見られますが、童謡の「そうだ村」と紐づける確たる証拠はありません。
ただ、村長が飲んで死んだソーダは「苛性ソーダ」ではないかという書き込みもあり、これに関しては、まったく違うとはいえないと感じました。
原詩では『そんちょうさんがのんだソーダは クリームソーダのソーダだそうだ』とあるのですが、ここから「クリームソーダではないソーダ」もあることになります。それは飲んで死んでもおかしくないソーダであり、歌冒頭の「ソーダ」はミスリードを誘う仕掛けだったとも考えられるのです。致死性のあるソーダかと見せかけてジュースだったという歌詞なのだとしたら、少しこわいですね。
『言語生活』のアンケートでは、「そうだ村」の他にも「そば」のバージョンの報告もあったそうです。
「ソバ屋のソースケさん」が「ソバ食って死んだそうだ」という詩で、「ソバ屋のおんさん」「ソバ屋の村長さん」「ソバ村の村長さん」など、バリエーションが豊富です。
滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、徳島からは「のり屋のの」という歌の報告があります。
『のり屋のの(のりやまの) おっさんの(のりちゃんの) のり食うての 死んだとの あしたのの 葬式の うるさいの(うれしいの)の、の、の』
やはりこちらも「飲食」と「死」を組み合わせた歌詞になっています。海苔を食って死ぬというのがよくわかりませんが、「ソーダ」のように、「の」の韻を踏ませるために入れられた食べ物なのでしょう。
幻の村や異界の駅がはびこる現代で、ひっそりと国民の記憶の奥底に眠っていた謎の村の歌。その奇妙な伝播と変異の全貌を知りたいと思い立ち、 2019年にSNS上で「ソーダ村の歌詞を集めています」と呼びかけましたところ、多くの方から貴重な報告を頂きました。
昭和39年8月発行『言語生活』に掲載された各地からの報告も加え、特に変わったケースをまとめてみました。各地の「そうだ村」の歌詞を読み比べてみてください。
※「ソーダー」のような末尾の音引きは「ソーダ」にしています。
※他例と歌詞がほぼ変わらない部分は(~)にしています。
【北海道】
「ソーダ村の村長さんが ソーダ飲んで死んだそーだ 葬式饅頭くれないそーだ そんな葬式ないそーだ」
「(~)葬式みんなデッカいそうだ そうだそうだそうだった」(道北)
「(~)葬式饅頭なかったそうだ そうだそうだと言ったそうだ」(函館市)
「(~)葬式饅頭くれないそーだ ソーダばっかり飲んでたそーだ」(札幌市)
「早田村の村長さんが ソーダ飲んで死んだそうだ 葬式饅頭デッカイそうだ」(札幌市)
【青森県】
「ソーダ屋のソーダさんが ソーダ飲んで死んだそうだ(~)」(青森市)
「(~)そーだから、そんなもの飲むんじゃねえぞ そーだ、そーだ」(南部)
【岩手県】
「ソーダ村のソーダさんが(~)葬式饅頭でっかいそうだ 中にはあんが詰まったそうだ」
「(~)葬式饅頭でっけぇそーだ なかにアンコへぇってねぇそーだ だれも食うやついねぇそーだ」(南部)
【宮城県】
「(~)ソーダー村の葬式饅頭 ソーダ入ってうんめぇそーだ」
「(~)ソーダジュース飲んで死んだそうだ 葬式饅頭デッカイそうだ」
【秋田県】【山形県】【福島県】
「ソーダ村の村長さんが(~)中のあんこがないソーダ」
【茨城県】
「ソーダ村の 村長さんは ソーダ飲んで 死んだそうだ」(南部 1990年代末)
【栃木県】
「(~)葬式饅頭まずいそーだ 中にあんこが入らんそーだ」(南部)
「(~)ソーダーソーダー死んだそーだ 葬式饅頭死んだそーだ」
「ソーダ村のソーダーじいさん(~)」(北部)
【群馬県】
「(~)葬式饅頭でっかいそうだ 中にはあんこがないそうだ」
「(~)葬式饅頭食ったそうだ 中にはあんこがないそうだ」(西南部)
【埼玉県】
「ソーダ村の村長さんが ソーダ飲んで死んだそーだ 葬式饅頭でっかいそうだ 中にあんこははいってないそーだ しょっぱいそーだ にがいそーだ くさってるそーだ その葬式饅頭オラにはくれないそーだ」
「(~)葬式饅頭でっかいそうだ 誰にも負けないそうだ」(北部)
「(~)葬式饅頭でっかいそうだ 中身のあんこは小さいそうだ」(東部)
「(~)葬式饅頭でっかいそうだ オイラが行ってもくれないそうだ 中にはあんこがないそうだ」(南部)
「(~)葬式饅頭ないそーだ」
「(~)葬式饅頭でっけぇそうだ ソーダは入ってねぇそうだ」(北部)
「(~)葬式饅頭開けたソーダ 中身はないソーダー」(東部)
【千葉県】
「(~)葬式饅頭食ったそうだ」
「(~)葬式饅頭でっかいそーだ そういう話もあったそーだソーダ」
「ソーダ村の村長さんが ソーダ飲んで死んだソーダ」
【東京都】
「(~)葬式饅頭だしたそーだ」
「(~)ソーダ飲んで死んだそーだ そんな話もあったそーだ」(町田市)
「(~)葬式饅頭も喰ったそうだ」
「(~)そんな話はないそうだ」(多摩区)
「そうだそうだ 惣田村の村長さんが(~)それはまったくかわいそうだ 葬式饅頭でっかいそうだ 中にあんこはないそうだ」
「ソーダ村の村長さんの 総領息子が死んだソーダ 葬式饅頭でっかいソーダ 中のあんこは少ないソーダ ソーダソーダと大騒ぎ」(品川区)
「ソーダ村の村長さんが ソーダ水を飲んで死んだそうだ 葬式饅頭も食べたそうだ」
「(~)葬式饅頭でっかいそーだ 中にはソーダが入ってるソーダ」
【神奈川県】
「ソーダ村のソーダさんが死んだソーダ 葬式饅頭うまかったソーダ」(西部)
「ソーダ、ソーダ、ソーダ村の村長さんの 孝行息子が死んだそうだ 葬式饅頭うまそうだ」
「(~)僕らにはくれないソーダ」(横浜)
「(~)葬式派手にやったそーだ」(茅ヶ崎市)
「(~)中のあんこはちっさいソーダ そーだそーだまったくだ」(川崎市)
「(~)葬式饅頭中身がないそーだ そんなことはないそーだ」
「(~)葬式饅頭食ったそうだ そうだそうだそうだった」(西部)
【新潟県】
「(~)ソーダ飲んで死んだソーダ でもそれは嘘だったソーダ」
「ソーダソーダクリームソーダ ソーダ村の村長さんが ソーダ飲んで死んだソーダ 葬式饅頭でっかい饅頭 中にはあんこがないソーダ」(北部)
【富山県】
「(~)葬式饅頭あたらんだ そーだ そーゆー話もありそーだ」(魚津市。「あたらんだ」は富山弁で「もらえなかった」という意味になるそうです)
【福井県】
「(~)中にはあんこがないそうだ。村の人が困ったそうだ」(大野市)
「(~)中のあんは白いそうだ 白いあん食べたら死んだそうだ 葬式饅頭うまそうだ 中のあんは黒いそうだ 黒いあん食べたら死んだそうだ」(大野市)
【山梨県】
「(~)夜中にオバケが出たそうだ」
「(~)くいしんぼうは食いたいそうだ みんなが行ってもくれないそうだ」(中部)
【長野県】
「(~)葬式饅頭大きかったそうだ 小さかったそうだ それを喉に詰めて死んだ人が出たソーダ」(松本市)
「(~)中にはアンコがないそうだ 坊主のお経は長そうだ」(長野市)
「ソーダ村の村長さんが ソーダ飲んで死んだそうだ おかわり10杯したそうだ」(南部。やや原詩に近いです)
「ソーダ村の村長さんの惣領息子が(~)」(中南信)
「ソーダ村のソーダさんが ソーダ飲んで死んだそうだ ソーダさんの葬式には ソーダ饅頭なかったそうだ」(南部)
【岐阜県】
「(~)ソーダ、ソーダ、もっともそうだ」(土岐市)
「(~)ソーダ飲んで死んだそーだ そーだーそーだ死んだソーダ」(岐阜市)
「(~)まんだ葬式でんそうだ」(本巣郡)
【静岡県】
「(~)かわいそうだー」(浜松市)
「(~)葬式饅頭でっかいそーだ それでもまだまだ足りないそーだ」(中部)
「(~)葬式饅頭飾ったそうだ」
【愛知県】
「葬式まんじゅう美味かったそうだ」(豊田市)
【三重県】
「(~)葬式饅頭まずかったそーだー」(北勢地区)
【滋賀県】
「(~)物騒だ」
「(~)葬式まんじゅううまかった」
「(~)明日の葬式 ソーダさんが出るそうだ」(南部)
【京都府】
「(~)葬式相当立派なそーだ 葬式饅頭はくれないそーだ」
【大阪府】
「(~)あすの葬式うるさいそうだ」(北区)
「(~)そしてみんなで泣いたそーだ」
「ソーダ屋のソーダくんが(~)葬式饅頭うまそうだ」
「(~)かわいそーだ」
「(~)葬式饅頭大きいそうだ あんこがギッシリ詰まってそうだ 棺桶小さく入らなかったそうだ 葬式来た人わけたそうだ」
「(~)立派な葬式あげたそーだ」(北部)
【兵庫県】
「(~)かわいソーダ ソーダ左右田に出たソーダ」(神戸市)
「(~)立派な葬式だったソーダ 葬式饅頭美味かったソーダ」
「(~)葬式しょぼくてかわいソーダ」
「(~)それでも葬式無いソーダー」(東部)
「ソーダー村の総代さんが(~)」
【奈良県】
「(~)ソーダ明日の葬式 ソーダ出るソーダ」(奈良市)
「(~)明日葬式するソーダソーダ」
【和歌山県】
「ソーダ村のソウダさんが ソーダ飲んで死んだそうだ 葬式饅頭くれないそうだ」
【岡山県】
「(~)そうだ葬式だ」
【山口県】
「(~)葬式行ったらソーダー饅頭出たそうだ うまかったそーだ」(岩国市)
「ソーダ会社の総領息子が(~)そーりゃーまーた かーわいそーだ(~)」(山口市)
【徳島県】
「(~)かわいそうだ 家族はみんな泣いたそうだ そりゃそうだ」
【香川県】
「(~)ソーダとみんなが言うのは物騒だ」
(~)明日葬式するそーだ」
【愛媛県】
「ソーダ、ソーダ、ソーダさんが葬式饅頭食うて死んだそうだ」(越智郡)
「(~)葬式まだ済まないそうだ」(越智郡)
【福岡県】
「ソーダ会社のソーダさんが(~)ソーダ、ソーダ、そういう話もあるそうだ」(北九州市)
「ソーダ会社の総長さんが(~)」(北九州市)
【佐賀県】
「(~)ソーダさんの葬式にはソーダが出たソーダ」(北部)
【長崎県】
「(~)葬式なんてないソーダ」
「(~)まだ葬式ないそうだ そうだそうだ」(佐世保市)
【熊本県】
「(~)葬式そうだ なかったそうだ」(天草地方)
【大分県】
「(~)そうだからソーダ飲んじゃいけないそうだ」(大分市)
【地域不明】
「ソーダ屋さんのソーダさんが ソーダ飲んで死んだそうだ そーだそーだ」
「ソーダー村のソーダーじーさん(~)」
「(~)葬式饅頭のこったそうだ」
「(~)葬式になっても一本もソーダ置いてくれなかったソーダ」
「(~)明日の葬式ソーダ出るそうだソーダ」
「ソーダ村のソーダさんがソーダ買って死んだそーだ」
【参考資料】
まど・みちお/阪田寛夫/かみやしん絵『まどさんとさかたさんのことばあそび』
水内きくお編著『いちねんせい ばんざい』
尾原昭夫『千葉のわらべ歌』
「「ソーダ村」をたずねて」『言語生活』八号
『言語生活』五号
SNSで情報をくださった皆様、この場をお借りして感謝申し上げます。
黒史郎
作家、怪異蒐集家。1974年、神奈川県生まれ。2007年「夜は一緒に散歩 しよ」で第1回「幽」怪談文学賞長編部門大賞を受賞してデビュー。実話怪談、怪奇文学などの著書多数。
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