「アメリカ衰退の元凶 バラク・オバマの正体」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    アメリカ衰退の元凶 バラク・オバマの正体

    西森マリー 著/副島隆彦 監修

    オバマこそ、ディープ・ステイトの中核に位置する!

     第44代米大統領バラク・オバマ(任期2009-2017年)。史上初の黒人大統領として、とくにリベラルなメディアで、おおいにもてはやされたものであった。
     だが本書の著者によれば、LGBTQやポリコレなどが猖しょう獗けつを極め、薬物や略奪が蔓延する現在のアメリカの目を覆いたくなるような惨状は、いずれもオバマが元凶だという。なぜならこのオバマこそ、「アメリカのディープ・ステイトの中核に位置する」男に他ならないのである。本書は、あくまでも事実に基づいて、オバマの正体と、ディープ・ステイトおよびその上位存在である「カバール」の陰謀を告発する警世の書だ。


     この一冊のために、膨大な資料が注ぎ込まれており、その情報量・説得力には並々ならぬものがある(参考資料のリストは、あまりにも膨大で本書には収録しきれず、版元のウェブサイトからダウンロードする形式となっているほどだ)。
     著者である西森マリー氏は、カバールと闘うイギリス出身の勇気あるジャーナリスト。これまでに、5冊のディープ・ステイト関連本を上梓、その真実を赤裸々に暴露している。
     しかし、オバマの夫人であるミシェルが実は男であるとか、現大統領であるバイデンが実はもう死んでいて、今いるバイデンはオバマが裏で操っている偽者だとか、そんな重大な秘密を名指しで書いてしまって、はたして無事でいられるものだろうか。著者の身の上が心配である。

    (月刊「ムー」 2024年1月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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