実践超能力「ダウジング」が70年代こどもオカルトの源流だった! マンガから水道局までのブームを回想/初見健一
“懐かしがり屋”ライターの初見健一が、昭和レトロ愛好視点で当時を回想。今回は、オカルトキッズがこぞって試した「ダウジング」で、70年代子どもオカルトの源流へと遡る。
記事を読む
ホラー作家・最東対地が「何かがおかしい」珍スポットを訪ね歩いた怪的旅エッセイが発売中。
地図から消された島、どこまでもかかしだらけの村、ルール無用のカオス系私設ミュージアム……。日本には、人々の心を惹きつけてやまない、それでいてどこか脱力してしまうような不思議な魅力を放つ場所が全国に無数に存在している。
そうしたいわゆる「珍スポット」を、ホラー作家・最東対地さんが探訪し、その独自の視点と切り口でまとめた非日常旅エッセイが、その名も『この場所、何かがおかしい』だ。
一流観光地でありパワースポットとしても人気の江ノ島、バブルの面影を残した廃ホテルが並ぶ鬼怒川温泉、今では解体され幻となってしまった淡路島の世界平和大観音などなど、硬軟とりまぜた各地の名だたる珍スポを実際に歩き回っているのもさすがなのだが、本書でいちばん意表を突かれるのは、そんな粒ぞろいのスポットをおさえて締めくくりに選ばれたのが、版元であるエクスナレッジ本社ビルというところ。
出版社のビルのいったいどこが「何かがおかしい」のか。実はこの建物、数々の編集者たちが不気味な体験をしている、そういう場所らしいのである。詳細はぜひ本で確かめていただきたいが、灯台下暗し、恐怖とナゾはいつでも日常のすぐ隣に潜んでいるのだ。
また本書は全編カラーで、現場で撮影した写真がたっぷり収録されているのも見ごたえがある。現地での興奮がダイレクトに伝わってくる最東さんならではの臨場感ある筆致にもひきこまれてしまう。
『この場所、何かがおかしい』(最東対地著、1,400円+税、エクスナレッジ)
webムー編集部
関連記事
実践超能力「ダウジング」が70年代こどもオカルトの源流だった! マンガから水道局までのブームを回想/初見健一
“懐かしがり屋”ライターの初見健一が、昭和レトロ愛好視点で当時を回想。今回は、オカルトキッズがこぞって試した「ダウジング」で、70年代子どもオカルトの源流へと遡る。
記事を読む
3度目の〝晴明現象〟の今読みたい!「安倍晴明の一千年」 /ムー民のためのブックガイド
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
記事を読む
吸血UMA「チュパカブラ」の正体に迫る! 異星人のペットなのか、秘密実験で生まれたのか?/並木伸一郎
「ムー」メインライターを務めるオカルト界の重鎮、日本を代表する超常現象研究家の並木伸一郎先生が「並木ミステリーCH」で今こそ明かす“あの事件”の真相!
記事を読む
宿曜道・九曜がルーツの“家紋”に触れる展覧会「Come on!九曜紋 ―見つけて楽しむ細川家の家紋―」が開催
宿曜道に由来する9つの星を表す家紋「九曜紋」をテーマとした展覧会が、細川家の屋敷跡・永青文庫で開催!
記事を読む
おすすめ記事