予知能力は「脳が未来において自己ともつれ合っている」現象だった!? 過去を変えられる“逆因果意識”も解説
思い出すことと、予感がすることは似ているのかもしれない。ある超心理学者によれは、この二つはまったく同じことであるという。つまり、人間の意識は時間軸を前後に行き来しているというのだ。
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感情が揺さぶられた時の激しい“胸の高鳴り”は、周囲の人々にも伝わるのだろうか――。ある研究所は、感情が心臓の電磁活動を変化させ、それが他者の心臓と感情に影響を及ぼすことを示唆している。
心臓とは全身に血液を巡らせるとともに、自律神経・ホルモン・呼吸・血圧・体温・電解質などと生理学的に反応する器官でもある。そして心臓の活動は、心電図で記録される電圧と、心磁図で測定される磁場の両方を生み出している。科学者が初めて心臓の磁場を検出したのは1963年のことだが、現代では高感度センサーや高度なノイズキャンセリング技術などを用いることで、極めて微弱な心臓信号まで観測できるようになった。
ペースメーカーや除細動器が示すように、刺激によって心臓のリズムは変化する。そして、近年の研究によると、なんと各々の心臓が発する極めて微弱な磁場が、他者にさまざまな影響を与えている可能性もあることがわかってきたという。
画期的研究結果を発表しているのは、米ハートマス研究所(HeartMath Institute)。1991年にドック・チルドレ氏によって設立された非営利組織で、心臓と脳の間のコミュニケーションや心拍変動(Heart Rate Variability:HRV)のコヒーレンス(調和状態)を活用することで、人々がストレスを軽減し、感情を調整するとともに、健康を増進できるよう支援するツールの研究開発を行っている。
同研究所は「触れることによる電気(Electricity of Touch)」実験と題し、2人の被験者を約1.2メートル離れて座らせ、手をつないだときの電気信号を分析した。すると、一方の参加者の脳波におけるアルファ波が、もう一方の参加者の心拍と同期していることがわかったという。なお、効果は一方向のみに現れ、より高い心拍コヒーレンスを維持していた参加者の方がこの効果を受けていた。そして驚くべきことに、なんと身体的接触がない状態でも効果が現れることまで確認されたという。
その後、同研究所の心理学者スティーブン・モリス氏は、同様の研究をペアではなくグループに拡大。全148回の試行を通して、心拍リズムの同期や精神的な結びつきに関連する関連性を報告した。しかしこの実験では、受け手のコヒーレンスが向上した事例は約半分にとどまり、意図的に受け手に影響を与えようとした試みでも明確な証拠は得られなかった。
それでも同研究所は「集団的コヒーレンス(Achieving Collective Coherence)」の概念を提唱し、個人の心と脳の調和(アライメント)を、グループ、組織、そして地球規模のネットワークへと拡大していくことが可能であり、思いやりや慈しみの心を通じて個々の生理的リズムを同調させることで、グループは集団としてのエネルギーや意思決定、さらには社会的調和を最適化することが可能になる」と主張している。
もっとも現在のところ、その具体的手法は見出されておらず、心臓と脳のコヒーレンスがゆっくりとした呼吸によってもたらされる可能性を示唆するにとどまっている。もし将来、集団的コヒーレンスが実証されたとしても、それによって人類が突然相互接続されるわけではなく、あくまで今まで知られていなかった相互接続の“通信回路”が見つかっただけとも言える。とはいえ、人類がそれを駆使できるようになった時、文字通り「世界がひとつになる」ことが実現するのかもしれない。

米軍によるイラン攻撃の最中の4月3日、米軍機F-15Eは敵地深くで撃墜され、(パイロットは数時間以内に救助されたが)後部座席に搭乗していた士官は山岳地帯へと逃げ込んで身を隠し、その後の大規模な救出作戦で撃墜から2日後に救助された。
米紙「New York Post」によると、米中央情報局(CIA)はこの時、士官を発見し救出するために、「ゴースト・マーマー(Ghost Murmur)」と呼ばれる新たなツールを使用したという。
極秘技術である「ゴースト・マーマー」は、長距離量子磁気計測法を用いて人間の心拍の電磁信号を検出、さらにAIソフトウェアを用いてそのデータからノイズを除去する画期的手法であるという。報道によると、この装置は数十キロ離れた場所からでも、士官の心拍の磁気信号を周囲の雑音から分離できたとのことだ。
CIAも米軍もこの報道を認めていないが、1月に学術サイト「arXiv」発表されたプレプリント論文で、研究者らはダイヤモンド中の窒素空孔中心を活用した量子センサーによって、人間の心臓の磁気活動を初めて直接測定したと報告している。
「ゴースト・マーマー」の存在については不明だが、どうやら体外に漏れ出した心臓の電磁活動が検知可能であることは間違いなさそうだ。ハートマス研究所の「集団的コヒーレンス」への取り組みに大きな追い風が吹いていると言えるのかもしれない。
【参考】
https://fatemagazine.substack.com/p/for-25-years-the-heartmath-institute
https://nypost.com/2026/04/07/us-news/ghost-murmur-a-never-used-secret-tool-deployed-to-find-lost-airman-in-iran-in-daring-mission/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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