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文=遠野そら
各地の悪霊を鎮めながら、全米中を旅して回る夫婦がいる。元NY市警の警官であったクリス・デフロリオと、妻のハーモニーである。彼らは自ら「悪魔研究家」と名乗り、悪霊がとり憑いている家やモノ、人に至るまで、様々な問題を無料で解決しながら全国を巡っているのだ。
デフロリオ夫妻が旅に出るきっかけとなったのは、クリスがまだ現役の警察官であった2012年。敬虔なクリスチャンの妻の勧めで参加した、アフリカ・ルワンダへの宣教旅行中のことだった。
「そこで初めて悪魔に憑依されている人間を見ました」
悪魔に憑依されたという男性は、甲高い声を発しながら地面を這いずり回り、無我夢中で自分の腕を噛みつづけるなど、まさに自我を失った状態であったそうだ。その後執り行われた悪魔祓いの儀式によって無事意識を取り戻した。一部始終を目撃したクリスはその時の衝撃を「これはまさに洗礼でした。神がこの道に私を導いたように感じました」と語っている。
これをきっかけにクリスは悪魔について学びはじめ、独自で悪魔祓いの儀式を行うようになると、瞬く間に仲間内で評判となり、活動が本格化。市警としての勤務の傍ら、悲しい事件が起きた現場での除霊や、捜査・検証中に起きた怪奇現象、さらには「隣人に呪いをかけられた」といった住民のオカルト問題などにかり出されるようになったのだ。
その活動が地元メディアでも報じられるようになると、クリスは非番の日にも悪魔祓いをして各地を回るようになり、ついに2021年。被害者の救済という使命感のもと警察官を退職、NPO法人を立ち上げ「悪魔研究家」の活動に専念することになったのだ。
独学で悪魔祓いの方法を学んだクリスだが、その実績は確からしい。ポルターガイスト現象に悩まされていたコネチカット州の女性は、クリスの儀式以降、現象がピタリと収まり、家の中の空気が確実に変わったと証言している。
女性によると、クリスが儀式を始めるとすぐ、イヤな臭いがしはじめたそうだ。そして、だれもいないはずの屋根裏から何度もドン! ドン! と大きな音がしはじめ、見にいってみると天井の梁に、見たこともない奇妙なマークを発見したのだという。
クリスはこのマークについて、約300年前の悪魔にまつわる紋章だと推測、前の所有者がここで悪魔を呼び出す儀式を行い、そのままにしていたことから住み着いてしまったのだろう、と語っている。
また他にも、ある男性から「自分で自分がコントロールできない、助けて欲しい」とSOSを受け現地に向かったところ、数か月前に購入したアンティーク机の引き出しの中に呪いを込めたタロットカードが隠されていたこともあったそうだ。それには命を脅かすほど強力な呪いがかかっていたことから、さすがのクリスもこれには難儀したそうだが、だれが何の目的で、カードに呪いをかけたのかは不明だという。
これが事実ならかなりたちの悪い話であるが、クリスによると、大小を問わず犯罪の背景には必ず「悪」の存在があるそうだ。この「悪」とは、心の中に巣くう悪霊、悪魔とされる存在で、それが肥大すると様々な場所で人間を操り、時には魂を乗っ取ることもあるという。
現在は警察官を退き、犯罪者ではなく悪魔を退治するリアル・ゴーストバスターとなったクリスだが、死ぬまでこの「悪」に立ち向かっていきたいと語っている。
クリスの元には今も全米から様々な相談や依頼が届いているが、すべて無料。人々の安寧な暮らしを取り戻せるよう協力できることが何よりの喜びなのだそうだ。
【参考】
https://www.dailymail.co.uk/news/article-11357473/NYPD-cop-turned-demonologist-describes-harrowing-moment-drove-mans-demon.html
https://www.nydailynews.com/new-york/nyc-crime/ny-harlem-cop-demonologist-nypd-20211121-ise5a6ks5zbq7lyj57bwmyvire-story.html
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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