やはり恒星間天体「3I/アトラス」は異星人の宇宙船か!? /MUTube&特集紹介  2026年1月号

関連キーワード:

    宇宙船の可能性が指摘されている恒星間天体「3Ⅰ/アトラス」について、三上編集長がMUTubeで解説。

    異例づくめの彗星が飛来した方角と謎の電波「Wow!シグナル」

     3I/アトラス彗星――それは、現代科学がまだ解き明かせない宇宙の深層に触れるために必要な鍵であると同時に、銀河から突きつけられた人類の想像力を揺さぶる問いにほかならない。
     2025年7月1日に発見され命名された瞬間から、この天体には世界中から興味が向けられている。オウムアムア、ボリソフ彗星に続く史上3例目の恒星間天体として認定された3I/アトラスによって、われわれは未知の扉の前に立つことになった。
     3I/アトラスの近日点通過は2025年10月30日。太陽から約1.4天文単位という特異なゾーンを高速でかすめ、双曲線軌道で銀河の闇から飛来した。その平均速度は秒速58〜61キロメートルに達し、地球には1.8天文単位以内までしか近づかないため直接的な脅威はない。それでも常識外れのスピードと軌道特性は、偶然だけでは語り尽くせない何か=未知の知性の関与を連想させる。
     核は直径約1キロメートル未満。太陽に近づいたときに観測される、頭部が明るく拡散状に広がった領域である〝コマ〞は、氷・ガス・塵がから成る。その中には二酸化炭素や原子状ニッケル、さらに未確認の揮発性物質が混在している可能性が高いと見られている。推定年齢は30億〜140億年という銀河級の古さで、宇宙創成の痕跡を閉じ込めたタイムカプセルと呼ぶにふさわしい。
     火星接近の際に送られてきた画像には、葉巻形に伸びた発光体や球状の輝きが捉えられており、SNS上で「デス・スター」として瞬く間に拡散、3Ⅰ/アトラスが何者かの意図によって送り出された宇宙船ではないかという論争に火がついた。
     主流派科学の説明は「露光時間やセンサー特性が生んだ光学的誤認」ということなのだが、あまりにもオーソドックスな解釈はすぐにかき消されてしまう。活動や組成、軌道の特異さが従来の彗星の定義から外れており、銀河系の古代文明の残滓あるいは知的活動の痕跡だという主張もある。

    (文=宇佐和通)

    続きは本誌(電子版)で。
    https://amzn.asia/d/cR1Myqi

    月刊ムーの特集記事を三上編集長が解説!

    webムー編集部

    関連記事

    おすすめ記事