大エジプト博物館ついに完成! ネアンデルタール人の楽園生活とは……今週のムー的ミステリーニュース4選!

文=羽仁礼

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    10月17日~10月23日にかけて世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    カイロの「大エジプト博物館」(GEM)完成、開館

    エジプトの首都カイロ近郊で建設されていた大エジプト博物館(GEM)が完成し、11月1日に開館式典が実施される。展示面積は約5万平方メートルで、単一の文明に関する展示としては世界最大。開館に伴い、ツタンカーメン王にまつわる遺物約5000点も展示される。10月30日付『産経新聞』朝刊「ツタンカーメン遺物潤沢に」に関連記事。

    ツタンカーメンの遺物を一堂に展示 大エジプト博物館 日本も支援、11月1日に開館式典 – 産経ニュース

    https://www.youtube.com/watch?v=OQ8RJlwYRB0 より。

    日本で「複数のよろい竜」が生息していた

     福井県立恐竜博物館と長崎市教育委員会のチームは23日、長崎市の約8000万年前の地層からよろい竜の歯の化石2点を発見したと発表した。この2つの化石は異なる種類の歯と思われ、同時期に複数種のよろい竜が同じ場所で生息していた可能性がある。10月24日付『毎日新聞』朝刊「よろい竜同じ地に複数種」他に関連記事あり。

    よろい竜、同時期に複数種か 長崎・8000万年前の歯の化石 | 毎日新聞

    福井県立恐竜博物館のよろい竜(エドモントニア)の一種の展示(画像=Wikipedia)。

    ネアンデルタール人は岩山の楽園で暮らしていた

    10月28日付『東京新聞』夕刊「橋を渡す」は、イギリス領ジブラルタルでネアンデルタール人について研究するフィンレイソン・ジブラルタル国立博物館長夫妻の活動を紹介。ジブラルタルの洞窟では3万年前まで、10万年に渡ってネアンデルタール人が生活していた痕跡が残っており、ここでの研究が、従来現生人類より知能が劣っているとされたネアンデルタール人の見方を変えたという。

    「もう一つの人類」を探る 国際通年企画「橋を渡す」㊶(ジブラルタル) | 山陰中央新報デジタル

    ネアンデルタール人のイメージ画像(画像=Adobe Stock)。

    安倍元首相銃撃の陰謀論

    10月26日付『読売新聞』朝刊「「真の狙撃犯」デマ消えず」は、2022年に起きた安倍元首相銃撃事件に関する陰謀論について述べる。SNSでは今でも単独犯ではなかったという陰謀論が見られ、5月には「事件の真相究明」を掲げる団体が都内で集会を開き、数百人が集まったという。代表者は「政府ぐるみ真相を隠している」と述べていた

    安倍元首相銃撃、「真の狙撃犯がいた」説が今もSNS拡散…捜査幹部・弁護人とも「単独犯」と完全否定(読売新聞オンライン)

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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