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伝説の文明アトランティスは本当に存在した!? 考古学者が歴史的発見、真実味のある証拠の数々に番組司会者も絶句
古代ギリシアの哲学者プラトンが著書に記した「アトランティス」。その謎に挑んできた考古学者のチームが、スペイン沖の海底で驚異的発見を成し遂げたと人気ポッドキャスト番組「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」で明かされ、大きな話題を呼んでいる。
アトランティスとは、1万1000年以上前に大西洋に存在したと伝えられる大陸およびそこで発展した超古代文明のこと。プラトンの記述によると、壮麗な神殿や巨大な港を建設するなどして栄華を誇ったが、わずか一昼夜の間に大陸ごと全てが海に沈んだという。そして今般、考古学者のチームがその遺跡を探し当てたというのだ。
ポッドキャスト番組に出演して衝撃の真実を明かしたのは、ベン・ヴァン・ケルクウィックという在野の学者だ。彼によれば、考古学者のチームを率いるマイケル・ドネラン氏は、過去8年間にわたりスペイン・アンダルシア地方の都市カディス周辺の海底を最新のソナーシステムで調査してきた。その結果、海底に同心円状に並んだ巨大な円形の壁や、長方形の遺構を発見。プラトンの記述と驚くほど一致していることから、ドネラン氏はこれらの遺跡が、アトランティスの首都に存在したポセイドン神殿だと考えている。
特に注目すべきは、その破壊の痕跡だ。最も外側の壁は激しい損傷を受けており、内側の壁もずれて分断されている。ドネラン氏は、約1万2000年前――アトランティスが滅んだとされる時期とそう遠くない年代だ―― に落下した彗星の破片によって氷床が崩壊し、急激な寒冷化が津波や洪水を引き起こしたとする「ヤング・ドライアス衝突仮説」の支持者だが、壁の損傷の特徴はそれによるものと推察して矛盾はないという。
また、ドネラン氏の発見は遺跡そのものだけにとどまらない。アトランティスには馬、雄牛、象が存在していたというプラトンの記述も、彼の調査結果と一致している。というのも、アンダルシア産の馬や闘牛は世界最古の品種とされ、象牙貿易の痕跡まで見つかっているのだ。
ドネラン氏の研究結果については、氏が制作に携わるドキュメンタリー「アトランティカ」で近日中に公開予定だという。現代のテクノロジーと考古学の力によって解明された事実が語られるとあれば、見逃せない一作になりそうだ。
かつてアトランティス大陸が存在した場所については、さまざまな説が唱えられてきた。今回、遺跡だけでなく、地理的・文化的背景までもがプラトンの記述と見事に一致しているとなれば、このドキュメンタリーの公開は極めてセンセーショナルなものとなるだろう。
長い間、なかば神話とみなされてきたアトランティス文明の実在がついに証明されるのだろうか? 同様の事例は過去にも世界各地で存在するだけに、期待は否応にも高まる。なお、ドネラン氏の探査チームは、今後も調査を続けていく予定だという。新たな報告がもたらされる日を楽しみに待とう。
webムー編集部
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