日本の伝統食「梅干し」が人類を救う!!/MUTube&特集紹介  2025年9月号

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    梅干しには、なんと新型コロナウイルスにも効くという新たな発見が公表された! にわかには信じがたいが、それは70年前に書かれた『日月神示』ですでに示されていたのだ! 三上編集長がMUTubeで解説。

    『日月神示』が新型コロナを予言!

    『日月神示』という予言書をご存じだろうか。
     画家で神道の研究者でもあった岡本天明という人物が国常立尊の託宣をトランス状態による自動書記で書き下ろした。
     1944年から1952年にかけて、千葉県の麻賀多神社で大半は書かれ、その後、補足的に数巻が書き下ろされ、現在39巻が残されている。そして39巻のそれぞれに多数の詩が帖として収められている。
    『日月神示』には、現在の世界は近いうちに災害などで崩壊するとあり、あきらかに新型コロナのような感染症の描写と思われる記述もある。
     たとえば、
    ◉「光の巻」第5帖には、
     病神がそこら一面にはびこって、
     隙さえあれば
     人民の肉体に飛び込んでしまう
     計画であるから、
     よほど気つけておりて下されよ。
     *
    ◉「地つ巻」第16帖には
     今に病神の仕組みにかかっている
     臣民苦しむ時近づいたぞ、
     病流行るぞ、
     この病は見当取れん病ぞ、
     病になっていても、
     人もわからねば 我もわからん病ぞ、
     今に重くなってくると
     わかってくるが、
     その時では間に合わん、手遅れぞ。
     *
    ◉「五葉の巻」第14帖には
     流行病は邪霊集団の仕業、
     今にわからん病、
     世界中の病はげしくなるぞ。
     *
     など、謎の病気が流行する描写がある。『日月神示』で頻出するこの病気は新型コロナだという研究者もいる。それというのは
    ◉「日の出の巻」第2帖に
     九歳は神界の紀もとの年ぞ、
     神始めの年と申せよ。
     一二三、三四五、五六七ぞ、
     五(出づ)の歳は子の歳だぞよ。
     *  
     とあるからだ。その研究者によれば五六七の読みは新型コロナであり、「神始めの年」が子の年、つまりはねずみ年であり、直近では2020年、新型コロナの始まった年だったからだ。つまり、この文章は新型コロナの流行を予言しているというのだ。
     そして新型コロナは始まりであり、子の年の前後10年、2010〜2030年の20年間あるいは2015〜2025年(2020年から前後5年ずつとも考えられる)が正念場で、その後に神の御国が来るという。
     では『日月神示』に新型コロナを防ぐ方法は書かれていないのか? 
    『日月神示』の
    ●「黄金の巻」第54帖にこうある。
     食うべきものでない
     悪食うて
     生きねばならん時来るぞ。
     悪を消化する胃袋、
     早うせねば間に合わん。
     梅干し大切心の。
     *
     体に毒であるものを食べなくてはならないときがくる、おそらくは新型コロナや類似の悪性ウイルスに冒された食べ物を食べざるを得ない未来ということだろう。そのとき、体がそうしたウイルスに耐えられるように梅干しを食べろと『日月神示』はいう。
     梅干しが体にいいことは経験的に知られている。疲労回復や食欲のないときの食欲増進作用は一般的だ。しかし梅干しが新型コロナのようなウイルスに効くというのはいい過ぎではないのか?

    ウイルスの増殖を抑える驚くべき梅干しパワー

     昔から風邪に効く薬はないといわれてきた。これは本当で、風邪を含めウイルス性の疾患に有効な薬は、最近になって抗ウイルス剤が開発されたものの、対応する疾患はわずかだ。治療効果を考えると、ワクチンで予防するしかない。風邪薬はあくまで対症療法で、熱を下げることはできてもウイルスを倒す薬ではない。
     最先端の医学でも太刀打ちできないウイルス性疾患に梅干しが効くというのは、いくらなんでもいい過ぎだろう。しょせん『日月神示』は70年も前のテキストであり、医療知識のない岡本天明の思い込みではないのか。コロナ禍では花崗岩やお湯で予防するというとんでもない代替療法がネットをにぎわせたが、梅干しもその類いではないか。
     ところがである。2022年6月、和歌山県みなべ町と東海大学医学部・大阪河㟢リハビリテーション大学・和歌山工業高等専門学校の研究グループは、梅干しが培養細胞に感染させた新型コロナウイルスの感染と増殖を抑える効果があることを発見、論文発表とともに研究成果に対する特許を取得した。
    『日月神示』に書かれているように、梅干しには本当に抗コロナの作用があったのだ。
     研究を主導した大阪河㟢リハビリテーション大学の宇都宮洋才教授は、日本で初めて梅干しの薬効を科学的に裏づけた人物で梅干し博士として知られている。
     宇都宮氏によると和歌山では昔から冬になると梅干しを食べ、風邪には梅干しや梅酢でうがいをするのだそうだ。
     こうした古くからの習慣には意外と真実が隠されている。たとえばインフルエンザにも効くのだろうか。
    「インフルエンザウイルスは細胞の中で増えて、風船が弾けるように細胞を壊して外に広がるんです。ところが細胞に梅干しを与えて、その濃度が高くなると細胞の中でインフルエンザウイルスが増殖しません」
     ウイルスが増えなければ体内の感染は広がらず、いずれは免疫細胞で駆除されるし、のどの痛みや発熱といった症状も起こりにくくなる。
     宇都宮氏らが梅干しから抽出した抗ウイルスの有効成分はエポキシリオニレシノールと名づけられ、特許を取得した。
    「インフルエンザに効くのなら、新型コロナにも効くんじゃないか?といわれたんですね」
     そこで宇都宮氏が新型コロナを培養細胞に感染させてみると、インフルエンザと同様に梅が入っているとウイルスが増えなかった。
     梅干しエキスはコロナの増殖もストップさせた。梅干しには強力な制菌作用があり、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの活動を止めてしまうのだ。しかも有効量は4リットルの水に梅干し1個を溶かした程度の濃度でいいというのだ。1回の食事でひと粒の梅干しを食べれば、それで十分に作用する。
     エドガー・ケイシーが糖尿病にキクイモなら、岡本天明はウイルスに梅干しなのだ。
    「しょせん梅干しは食べ物なので、梅干しで新型コロナが治る、予防できるというにはもっともっと研究しないといけない。そのため研究成果はコロナ禍が終わってから発表しました」
     賢明である。梅干しを食べたら新型コロナにかからないと過信する人が絶対に出てくる。絶対にかからないなんてことがあるわけがないし、新型コロナのときにわかったように、予防するには何よりもうがい・手洗いなのだ。

    (文=久野友萬)

    続きは本誌(電子版)で。

    月刊ムーの特集記事を三上編集長が解説!

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