2025年 原典「日月神示」の終末大予言/MUTube&特集紹介 2024年11月号
岡本天明の自動書記にかかる『日月神示』。究極の予言書を徹底解剖し、「神のプログラム」を三上編集長がMUTubeで解説。
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黒川柚月 著
日月神示の「8つの読み方」のひとつとしてこれ以上のものは、ないのではないか
霊術家・岡本天明が、国之常立神から授けられた霊界文書「日月神示」。
その冒頭の一句はこうである。「富士は晴れたり日本晴れ 神の国のまことの神の力をあらわす世となれる」。
とはいうものの、これはあくまでも読み方のひとつに過ぎない。何しろ原文は「二二八八れ十二ほん八れの九二のま九十のの力をあら八す四十七れる」なのだ。
そして著者によれば、この一句の数字の総計は99。そのうちの、前半40はノアの40日間の大洪水、キリストの40日間の断食など、「試練」を意味する。
一方、後半59は「日津久神の眷族」の数であるというのである。
ただでさえ、極めて複雑難解で、「8通り」の読み方があるとされる「日月神示」だが、それぞれの詩句に、このような数霊学的な仕掛けまで施されていようとは、まさに戦慄である。否、あの原文の形からして、数霊学的解釈こそが「日月神示」の根幹なのではないかという気すらしてくる。
そのような戦慄の情報が、ぽんぽん飛び出す本書は、著者が日月神示を説き明したセミナーやイベントをまとめたもの。
ものすごく難解で、専門的な内容が展開されるにもかかわらず、そのライヴ感たるやすさまじく、あたかも自分もわかったような気になってしまうのもまた戦慄。
著者・黒川柚月氏は、幼少期から斯界に興味を抱いて、さまざまな活動を展開。その結果、こと日月神示については、『日月神示と神聖幾何学』『[日月神示]夜明けの御用 岡本天明伝』(以上、ヒカルランド)を上梓するほどの達人となった。標題通り、日月神示のことは、この人に聞いておけば、間違いはないだろう。
特に冒頭で説かれる、「霊力体(ひふみ)」の原理による日月神示の解読法は、ひたすら深遠、かつ蘊奥を極めている。日月神示の「8つの読み方」のひとつとして、これ以上のものは、ないのではないかと思われる。
本書、はセミナーの収録ゆえに、あまり体系的な情報が網羅されているわけではないが、トピックのランダムな選択とその独自の解釈には、圧倒されるだろう。
また本書は、各章が、これまでヒカルランドから刊行された日月神示関連本(『日月神示 日々瞬間の羅針盤』『日月神示 ミロク世の羅針盤』)の解説編としても機能しているので、両書をお持ちの方は、迷わず買いである。
(月刊ムー 2025年6月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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