北欧3か国の名品が一挙70点! 「北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」(2024.3.23-6.9)

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    貴重な北欧美術に触れる展覧会、開催!

    SOMPO美術館で北欧美術を体験だ!

     北欧というと、ムー読者にはオーディン、ラグナロク、ミズガルズ等々北欧神話がまっさきに連想されるだろうか。なんといっても昨今活躍著しいエルフも北欧神話のキャラクター。そんなこともあって、「北欧」という響きはどこか神秘的な雰囲気をまとっているように感じられるもの。

     SOMPO美術館で開催される「北欧の神秘」展は、ノルウェー・スウェーデン・フィンランドという北欧の3カ国に焦点を定め、それぞれの国立の美術館3館の所蔵品から選び抜かれた約70点が来日するという、あまり観られる機会のない貴重な展覧会だ。

    ロベルト・ヴィルヘルム・エークマン《イルマタル》 1860年、油彩・カンヴァスに貼った紙、79 × 111.5 cm、フィンランド国立アテネウム美術館 Photo: Finlands Nationalgalleri / Hannu Aaltonen
    テオドール・キッテルセン《トロルのシラミ取りをする姫》1900年、油彩・カンヴァス、45.5 × 68.5 cm、ノルウェー国立美術館 Photo: Nasjonalmuseet / Børre Høstland

     この北欧3か国は長い間、地続きでもあるヨーロッパ大陸諸国の影響を強く受けてきた。しかし19世紀、ナショナリズムの機運が高まるのにともなって、独自の自然や歴史を題材にしたオリジナリティあふれる作品が数多く生み出されるようになったのだという。北欧神話や民間に伝えられた物語も多くモチーフとされ、美しい絵画作品へと昇華されていった。

     北欧家具に代表されるシンプルで機能美を追求したデザインセンスだけではない、北欧の知らなかった一面を体験することができるだろう。

    アウグスト・マルムストゥルム《踊る妖精たち》1866年、
    油彩・カンヴァス、90 × 149 cm、スウェーデン国立美術館 Photo: Cecilia Heisser / Nationalmuseum
    ガーラル・ムンテ《帰還するオースムンと姫》1902-1904年、油彩・カンヴァス、62 × 126.5 cm、ノルウェー国立美術館 Photo: Nasjonalmuseet / Jacques Lathion

    「北欧の神秘 ─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展
    会場:SOMPO美術館(東京都)
    会期:3月23日(土)〜6月9日(日)
    料金:一般当日券1,600円、大学生当日券1,100円、高校生以下無料
    詳細は公式サイトから

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    webムー編集部

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