仙台上空に飛来した巨大気球と特異地点「R」の謎/並木伸一郎
東北地方の上空に出現した巨大気球の正体について検証していく。
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「ムー」メインライターを務めるオカルト界の重鎮、日本を代表する超常現象研究家の並木伸一郎先生が「並木ミステリーCH」で今こそ明かす“あの事件”の真相!
東北最大のミステリースポットといえば、山形県と宮城県の県境にある「田代峠」だ。そこには森や湿地帯が広がっているが、「奥に入ると二度と戻れない」といわれる険しい難所も多い。たくさん存在する洞窟の中には、いかにも人工的に掘ったと思われるものもみられる。さらに奥地には磁石の針がグルグル回る磁気異常地帯があり、山道を走る車のエンジンが突然止まるなど、不思議な現象が後を絶たない。
1965年には自衛隊機が墜落する事故も発生。見えない手で捕まえられたようにふんわり墜落したとされる。機体はまったく壊れず、パイロットも眠るように亡くなっていたというから不思議だ。
田代峠にはUFOも多発する。並木先生が見せてくれるのは、自ら撮影した怪光現象の写真や、日本宇宙現象研究会の山形支部長が撮影した発光体の写真――。UFOの目撃談は単なる噂ではなかった!
1978年5月、田代峠で山菜取りをしていた男性が失踪する事件が起こった。奥まで入って行った男性が、急に発生した緑色の泡によって洞窟の中に吸い込まれてしまった。洞窟の壁は磁気を帯び、金属がたくさん貼り付いていた。その中の一つに「三菱航空株式会社」と書かれたプレートも……。慌てて洞窟の外に飛び出した男性は、また泡に吸い込まれ、もといた場所に戻った。男性が帰宅すると4日も経っていたという。
この怪事件について知った並木先生は現地調査へ――。1980年代のことだった。動画内では、並木先生が貴重な写真を映しながら、このときの思い出を振り返る。
残念ながら、失踪事件の当事者は亡くなっていて、直接会って詳しく話を聞くことはできなかった。しかし、田代峠では奇妙な出来事が頻発。谷間を降りたところでブーメラン型の足跡を発見したり、UFO探知機がビービー鳴ったり……。数々の超常現象と向き合ってきた並木先生でも「怖い」と思うことがあったという。
なかなか洞窟が見つからない中、何回も川に落ちるなど、大変な目に逢いながらも並木先生は調査を行った。UMAだと思った生物が実はKUMA(熊)だったという逸話もあり、まさに命懸けの危険な調査だった。
1985年、並木先生に代わって田代峠の調査に赴いたルポライターがいた。奥まで入って行った彼は、光る物体に追いかけられた後、緑色の泡によって洞窟の中へ吸い込まれてしまった。1978年の失踪事件と同じ展開だが、彼が洞窟の中で発見したものは――!?
並木先生はルポライターの体験談から田代峠の謎を深掘りする。失踪した男性が見たという「三菱航空株式会社」のプレート、ルポライターが書き残した情報、そして、日本軍がかつて開発していたロケット戦闘機「秋水」――。これらが結びついたとき、衝撃の仮説が浮かび上がる。この仮説については、ぜひ動画で確認してもらいたい。
2020年6月には、宮城県を中心に山形県、福島県で白い気球状の物体が目撃されたことが話題となった。SNSやメディアはこぞって「物体の正体はUFOか?」と騒いだが、並木先生は独自の見解を主張。気球状の物体が現れた場所と、長野、山形、宮城、青森、函館を結ぶUFO多発ゾーンの関係を考えると、そこには田代峠が――。並木先生の論理的で明晰な分析力から導かれる結論には驚かされるばかりだ。
ミステリースポットとして有名な田代峠だが、その謎については現在もほとんど解明されていない。並木先生のさらなる調査報告に期待したい。
最新の超常現象トピックのほか、有名オカルト事件の真相、パワースポット探訪や海外要人インタビューなど、毎回バラエティに富んだ内容で視聴者を魅了し続ける「並木ミステリーCH」。数多のオカルト系YouTuberとは完全に一線を画した“本物”の情報にあなたも触れてみてほしい。
本間秀明
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