アメリカ税関・国境警備局が「公式UFO映像」を公開! 民間でも未確認飛行物体の目撃報告が急増するUFO大公開時代の到来か
米国でUFO関連の新たな動きが起きている。税関・国境警備局(CBP)が何の前触れもなく新たな“公式”UFO映像を多数公開したのだ。ペンタゴン、NASAに続くUFO調査の第3軸となるか――!?
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2008年に米テキサス州スティーブンビル近郊上空で多数が目撃したはずの“超巨大UFO”は幻だったのだろうか。忘れ去られようとしていた事件に驚愕の新事実が発覚!
世界各地で目撃されているUFOだが、その機体のサイズは(一般の航空機やドローン程度と)人間の想像が及ぶ範疇であるケースも多い。
しかし、2008年1月に米テキサス州スティーブンビルで多くが目撃したしたUFOは、全長1600メートルと途方もない大きさであったといわれている。しかも、きわめて高速で飛行していたという。
この“超巨大UFO”の集団目撃事件は全米でニュースとなり「AP通信」、「ロサンゼルス・タイムズ」、「ナショナルパブリックラジオ」などでも報道され、「スティーブンビル事件」と呼ばれるようになった。
その時間に屋外や窓辺にいた者は誰もが目撃したはずの超巨大UFOだが、あまりにも高速で飛行していたため決定的な写真や映像が残っておらず、その後はあまり語られることがなくなり、人々の記憶から忘れ去られようとしていた。
しかし今回、Netflixの新しいドキュメンタリー『エンカウンターズ(Encounters)』は、テキサス州で300人以上が発見したこのスティーブンビル事件を特集している。
4部構成のシリーズのエピソード1(日本配信版ではエピソード2)『Messengers』では、このテキサスのUFO集団目撃事件をあらためて調査し、新たに入手したFAA(連邦航空局)のレーダーのデータを分析、超巨大UFOの足取りを追ったのである。
UFO研究家でありナノテク技術と半導体技術の専門家であるロバート・パウエル氏は、情報公開法(FOIA)を通じて現地のレーダー塔のデータを入手。かつてホワイトサンズ試験場で米陸軍に所属していたキャリア電気技術者のグレン・シュルツ氏と協力して分析したのだ。
複数の場所で目撃が報告されている同事件だが、最も広く報道された事件は2008年1月8日に発生した。ダブリンからスティーブンビルまで西に飛行し、米軍の戦闘機に追跡されながら再び戻ってくる超巨大UFOを19人が目撃したのだ。
目撃者の一人、パイロットで実業家のスティーブ・アレン氏は、UFO調査団体「MUFON」の民間研究者に対し、このUFOは「長さ1600メートル、幅800メートルの大きな物体」であり、「音もなく高速で遠ざかった」と語っている。
また、別の目撃者である地元の警察官は、超巨大UFOには「それぞれ直径8メートルほどの非常に大きなライトが2つあった」と証言している。
この超巨大UFOの集団目撃事件の直後、2008年1月19日に地元の目撃者を一堂に集めたメディア主導の報告会が行われ、推定500人の地元住民が参加し、50件以上の目撃証言が報告された。その催しにパウエル氏は参加し、情報収集を行っていた。
そしてこの会場で、パウエル氏は元米陸軍の技術者であるシュルツ氏と出会い意気投合。本格的な調査のために協力することになったのである。
FAAが運営する5つのレーダーサイトが捉えた280万件以上のレーダー記録に加え、国立気象局からのレーダーデータや、近くのカーズウェル空軍基地に所属する第457戦闘飛行隊の日誌などのデータを分析すると共に、当日のすべての軍用機と民間機を特定するトランスポンダーのデータから既知の航空機と大気現象を排除した両氏は、遂に「未知のターゲット」を特定した。
それはスティーブンビルの約9マイル北で午後6時15分にレーダーで捕らえられた飛行物体で、同日午後6時00分から6時20分の間に6人に目撃された飛行物体と一致するものであった。
シュルツ氏とパウエル氏は「レーダーで捉えられたこれらの物体が同一であれば、時速約3400キロで移動したことになる」と言及している。
彼らはまた、ダブリンの南西で午後6時40分から午後7時15分に、さらに南西のコマンチ近くで午後9時30分にレーダーに記録された未知の痕跡を特定した。
目撃者の1人は「ほんの数秒間、物体が静止しているのを見た」と報告しており「その後、物体は消えた」と話している。
別の目撃者である元航空管制官は、スティーブンビルの南西約10キロの上空で午後8時過ぎに巨大なUFOがアメリカ空軍の戦闘機に追われているのを目撃し、その光景は「レーズン(戦闘機)とグレープフルーツ(巨大UFO)のよう」だったと例えている。
こうしてシュルツ氏とパウエル氏はテキサスの空を飛行した超巨大UFOの足跡を辿ることができたのだが、同番組に登場する元軍事アナリストによれば、このスティーブンビル事件とその周囲のデータは、もはや「UFOは本物なのか?」と問うべき段階は終わったことを示す事件になったという。
4話構成の『エンカウンターズ』シリーズでは、このスティーブンビル事件のほかにも、1977年2月にイギリス・ウェールズの小学校で複数の児童がUFOを目撃した「ブロードヘイブン事件」、ジンバブエで60人もの小学生がUFOとエイリアンを近距離から目撃した「アリエル小学校UFO事件」、そして2011年の東日本大震災と福島第一原発事故の直後、多くの人々が福島の空に空に浮かぶ不思議な光を目撃した事件を取り上げており、世界的な話題となっている。
アメリカとメキシコで相次いで開かれた「UFO公聴会」をはじめ、まさに新時代を迎えたUFOを取り巻く状況だが、今後はそれを伝える報道やドキュメンタリーも自ずからよりリアリティと説得力を増していくに違いない。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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