「ピラミッドパワー」の正体と利用方法とは? 巨大発電装置が古代エジプトの生活を支えていた!/久野友萬
「ピラミッドパワー」をご存じだろうか。ピラミッドの中にしおれた花を入れると復活し、切れないカミソリは切れるようになり、牛乳はいつまでも腐らない――。そんな謎のパワーをピラミッドパワーと呼ぶが、なんとピ
記事を読む

超巨大建造物から超常事件の現場まで、各地のさまざまなミステリーを、超常現象研究の第一人者・並木伸一郎がセレクトした〝世界の新七不思議〟をご案内! 今回は「ムー大陸」の真の場所と目される古大陸スンダランドを紹介します。
現在の東南アジア地域、すなわちマレー半島東岸からインドシナ半島に接する海底の大陸棚は、かつて地上にあった「スンダランド」と想定される古大陸だったという。
約7万年前から1万4000年前まで続いたヴュルム氷河期時代。当時、海面は現在より約100メートルも低く、大陸棚は海上の広大な平野だった。だが、氷河期の終わりからの温暖化で海面が上昇、約1万2000年前に、スンダランドは海底に没したという。
なお、スンダランドには驚くべき説がある。アフリカを祖とする人類は、主にコーカソイド(白色人種)、モンゴロイド(黄色人種)、ネグロイド(黒色人種)に大別されるが、このうちモンゴロイドの発祥の地だという。いわゆる「モンゴロイド南方起源説」だ。スンダランドで生まれたモンゴロイドが、約5万年前に移動を始めた。その一部は北上し、モンゴルやシベリアにまで広がり、寒さに適応しながら北方系のアジア民族になった。さらに彼らの一部はシベリアから当時、陸続きとなっていたベーリング海峡を越え、アメリカ大陸に広がっていった。また、スンダランドに残った一部の人々は、海洋民族として太平洋に広がった。さらにその一部の人々がスンダランドと陸続きになっていたジャワ島やバリ島から海を渡り、オセアニアに移住したとする説もある。
ちなみに「モンゴロイド北方起源説」も有力で、現在、日本人のルーツは北から来たのか、また南から来たのか定かになっていない。

ところで近年、スンダランドが海底に没したといわれる時期から考え、実はこの大陸こそムー大陸だったのではないかという説が浮上してきている。太平洋と東南アジア地域という位置のずれはあるが、両者が海底に沈んだ時期がほぼ重なり合っている。しかも近年、タイのスンダランドがあったと目される海底で、自然の造形とは思えない奇妙な構造物が発見されたという。仮にこの構造物が人工なら、人類の歴史は大きく覆るかもしれない。今後の研究が待たれる。

並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
関連記事
「ピラミッドパワー」の正体と利用方法とは? 巨大発電装置が古代エジプトの生活を支えていた!/久野友萬
「ピラミッドパワー」をご存じだろうか。ピラミッドの中にしおれた花を入れると復活し、切れないカミソリは切れるようになり、牛乳はいつまでも腐らない――。そんな謎のパワーをピラミッドパワーと呼ぶが、なんとピ
記事を読む
古代インカ遺跡サクサイワマンの地下通路に黄金が眠っている!? 伝説の黄金郷につながる重大発見
古代インカの黄金がどこかに眠っているーー。そんな伝説を裏付けるような情報がある。その地下通路がつながる先とは?
記事を読む
葬式に現れる怪異と故人の霊/都市伝説タイムトリップ
都市伝説には元ネタがあった。今回は、初七日にまつわる怪異を紹介。
記事を読む
「天の逆手」の呪いは現代に受け継がれている!怪談「裏拍手」と古神道の呪術
いまやメジャーな怪談、都市伝説のひとつである「裏拍手」。知られるようになったのは10年ほど前だが、その恐怖のルーツは神話にまでさかのぼりうるものだった。 『教養としての最恐怪談』著者が、裏拍手に隠され
記事を読む
おすすめ記事